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2020年5月14日
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更新日:2022年 11月 15日
【監修】株式会社ジオコード Web広告事業 責任者
新井 政樹
Google広告やYahoo!広告のリスティング広告を出稿するにあたり、キーワード選定や広告文の作成に注力していると思いますが、もう一つ設定するべきものがあるのをご存知でしょうか?
それは「広告表示オプション」です。
広告表示オプションには、目的に応じてさまざまな種類のフォーマットが用意されています。上手に利用すれば訴求の可能性が広がり、CV獲得につながることも期待できます。
この記事では、広告表示オプションの種類や特徴、設定方法まで詳しく解説いたします。最後に成果の確認方法も合わせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
※本記事の情報は2022年4月時点のものです。最新の情報は公式サイトでご確認ください。
株式会社ジオコードはGoogle・Yahoo!のアワード受賞歴多数!
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目次
広告表示オプションとは、リスティング広告の広告文の下に追加の情報を表示することができる機能のことです。
Google広告とYahoo!広告で少し異なる点はありますが、設定できるものは、追加のテキスト・指定箇所へのリンク・電話ボタン・住所情報などがあります。
広告表示オプションが検索結果一覧に表示されるとユーザーの目に留まりやすく、具体的なアクションを促しやすいため、コンバージョン率(CV率)の向上が期待できます。
広告表示オプションを使うメリットは3つ挙げられます。どのようなメリットがあるか具体的にご紹介します。
広告の見出しや説明文の下に、テキストや画像で情報が付加されて表示されるため、検索結果が表示されたとき、通常の広告よりも表示面積が大きくなります。
表示面積が広い分、広告の視認性が高まり、よりユーザーの目を引くことが可能です。
目立つのでクリックされやすくなり、クリック率の向上が期待できるでしょう。
クリック率の向上が期待できる以外に、直接コンバージョンにつながる可能性も高くなります。
電話で問い合わせする、店舗への経路を検索するなど、具体的なアクションを促すことが可能だからです。
たとえば、電話番号を表示するオプションを設定しておくと、水回りのトラブル、鍵やガラスの修理などの緊急性が高い商材でコンバージョンが高くなる傾向があります。
広告ランクとはGoogle広告において、広告の掲載順位と広告掲載の有無を決めるために使用される評価値のことです。
広告ランクは入札単価や広告品質などさまざまな要素から算出されますが、広告表示オプションを設定していることも要素の一つとして考慮されます。
広告表示オプションを設定しておいた方が広告ランクの評価が上がり、掲載順位が高くなりやすくなるのです。
メリットが多いため、広告表示オプションは可能な限り設定するのがおすすめですが、利用する際に注意する点もあります。3つの注意点を順番にご紹介します。
通常のリスティング広告と同様に、広告表示オプションをクリックされると費用が発生します。
例えば、アプリリンク表示オプションの場合はダウンロードボタンがクリックされた時、電話番号表示オプションの場合は通話ボタンがクリックされた時に費用が発生します。
※Google広告ヘルプ|広告表示オプションと実際のクリック単価について
広告表示オプションは設定したからといって必ず表示されるとは限りません。
Googleによると表示される可能性が高まるケースは、「広告表示オプションを表示することで、掲載結果の向上が見込まれる場合」や、「広告の掲載位置と広告ランクが十分に上位である場合」とされています。
※出典:Google広告ヘルプ | 広告表示オプションの表示可能性を高める
広告表示オプションには通常の広告と同様にポリシー(広告掲載基準)があります。
ポリシーに違反すると不承認となり、承認となるまで広告は配信されません。
また広告表示オプションの種類によって、ポリシー以外にも要件が設けられている場合があります。詳しくは設定時にヘルプページをよく確認するようにしましょう。
広告表示オプションは、Google広告とYahoo!広告で呼び方が異なったり、Google広告にしかないものもあります。
Google広告とYahoo!広告のそれぞれの広告表示オプションを簡単にまとめたものが以下の表です。
No. | オプション名(Google広告) | オプション名(Yahoo!広告) |
1 | サイトリンク表示オプション | クイックリンクオプション |
2 | コールアウト表示オプション | テキスト補足オプション |
3 | 構造化スニペット表示オプション | カテゴリ補足オプション |
4 | 電話番号表示オプション | 電話番号オプション |
5 | 住所表示オプション | – |
6 | アフィリエイト住所表示オプション | – |
7 | 価格表示オプション | – |
8 | アプリリンク表示オプション | – |
9 | プロモーション表示オプション | – |
10 | リードフォーム表示オプション | – |
Google広告では10種類、Yahoo!広告では4種類の広告表示オプションがあることが分かります。
ここからは広告表示オプションの種類と特徴をご紹介します。
前述のように、Google広告の方が種類が多いため、Google広告の名称でご説明していきます。
種類別に特徴を簡単にまとめたものが以下の表です。
No. | オプション名(Google広告) | 概要 | おすすめ商材 |
1 | サイトリンク表示オプション | 広告文に設定したURLの他に別ページにもリンクさせる機能 | 全て |
2 | コールアウト表示オプション | 広告文以外のアピールポイントを追加で表示する機能 | 全て |
3 | 構造化スニペット表示オプション | 広告文以外にサービス内容で補足したいことを追加で表示する機能 | 指定可能なジャンル全て |
4 | 電話番号表示オプション | 電話番号を追加できる機能 | 緊急性の高い商材、電話の問い合わせが多い商材 |
5 | 住所表示オプション | 広告に会社・店舗の住所や地図を追加できる機能 | 来店を目的としている商材 |
6 | アフィリエイト住所表示オプション | ユーザーの最寄りの販売店を表示できる機能 | 自社商品を小売りチェーンを通して販売している商材 |
7 | 価格表示オプション | 広告文の下に商品やサービスなどの種類と価格を表示することができる機能 | 指定可能なジャンル全て |
8 | アプリリンク表示オプション | 広告文に設定したURLの他にアプリのダウンロード画面にもリンクさせる機能 | アプリ・Webサイト共にある商材 |
9 | プロモーション表示オプション | 広告文の下に商品やサービスの割引情報が表示できる機能 | イベントや期間限定の割引セールなどがある商材 |
10 | リードフォーム表示オプション | サイトに遷移しなくても問い合わせや資料請求などができる機能 | 見込み顧客のリード獲得を目的としている商材 |
続いてそれぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
サイトリンク表示オプションは、広告文に設定しているURL以外の遷移させたいページにリンクさせる機能です。
リンクボタンになるテキストの他に説明文を追加することもできます。
説明文を追加することで、より視認性が上がりクリックされやすくなります。
しかし、説明文も広告表示オプション同様、必ずしも表示されるとは限らないので注意が必要です。
またランディングページのような最終URL以外に遷移先がない場合は設定ができません。
その場合はランディングページにサイト内リンクを設定し、サイトリンク表示オプション(クイックリンクオプション)に設定することをおすすめします。
文字数 | リンクテキスト 半角25文字 説明文 半角35文字 |
最低設定数 | 2つ |
表示数 | パソコン:最大6つ(Yahoo!広告は:最大6つ)スマートフォン・タブレット:最大8つ(Yahoo!広告は:最大6つ) |
推奨数 | 6つ以上 |
コールアウト表示オプションは、広告文以外のアピールポイントを追加で表示する機能です。
たとえば、「全国送料無料」「24時間対応可能」「ポイント還元キャンペーン中」など、取り扱いサービス以外で伝えたいことを短い文言で表示できます。
期間限定で表示させたい場合はスケジュール設定も可能です。
文字数 | 半角25文字 |
最低設定数 | 2つ |
表示数 | 最大10つ(Yahoo!広告は最大4つ) |
推奨数 | 8つ以上(Yahoo!広告は4つ以上) |
構造化スニペット表示オプションは、広告文以外にサービス内容で補足したいことを、短い文言で表示する機能です。
コールアウト表示オプションと似ていますが、設定できるカテゴリが決まっていて、カテゴリを選んでから関連する文言を設定します。
設定しておくと検索結果に応じて最適な組み合わせが表示される仕組みです。
設定できるカテゴリは、以下の13個です。
文字数 | 半角25文字 |
最低設定数 | カテゴリ内の登録個数 3つ |
表示数 | パソコン:最大2つ(Yahoo!広告は最大1つ)スマートフォン・タブレット:最大1つ |
推奨数 | カテゴリ内の登録個数 4つ以上 |
電話番号表示オプションは、広告に電話番号を追加することができます。スマートフォンなどの通話可能な端末の場合、ユーザーが通話ボタンをタップすることで直接電話をかけることが可能です。
緊急性が高い商材や電話で問い合わせをしたいユーザーが多い商材で、コンバージョンにつながりやすいです。
住所表示オプションは、広告に会社・店舗の住所や地図を追加できる機能です。
住所表示オプションを設定することで、ユーザーに来店を促すことができます。
また住所表示オプションは通常の検索結果画面以外に、Googleマップの検索結果にも表示されます。
住所表示オプションを設定するには、Googleマイビジネスの登録・Google広告とGoogleマイビジネスの連携が必要です。
アフィリエイト住所表示オプションは、小売りチェーンを通して自社商品を販売している場合に、ユーザーの最寄りの販売店を表示できる機能です。
スマートフォンなどのモバイル端末であれば、最寄り販売店までの経路も確認することができます。
アフィリエイト住所表示オプションは、前述の住所表示オプションと違い、Googleマイビジネスとの連携は不要です。
価格表示オプションは、広告文の下に商品やサービスなどの種類と価格を表示することができる機能のことです。
価格表示オプションから商品の詳細ページに遷移することによって、より成約に至るまでの経路を短くすることができます。
選べるタイプは以下の9種類です。
文字数 | ヘッダー、説明文:半角25文字 |
最低設定数 | 3つ |
表示数 | デバイスのサイズにより変動 |
推奨数 | 5つ以上 |
アプリリンク表示オプションは、広告文に設定している最終ページURLの他にアプリのダウンロード画面に遷移させることができる機能です。
アプリのダウンロード数増加が目的の場合は、「アプリ訴求広告」の利用が推奨とされています。
文字数 | テキスト:半角25文字 |
最低設定数 | 1つ |
表示数 | デバイスのサイズにより変動 |
プロモーション表示オプションは、広告文の下に商品やサービスの割引情報が表示できる機能のことです。
Googleの設定している年中行事の中からセール内容を選択したり、自由に日程を設定したりできます。また期間限定でプロモーションコードなどを合わせて表示することができます。
Googleで設定されている年中行事の代表例をご紹介します。これ以外にもありますので、詳しくはヘルプページをご確認ください。
いつでも掲載可能なもの | 掲載期間 |
新学期 | – |
母の日 | – |
父の日 | – |
独立記念日 | – |
建国記念日 | – |
季節ごとのセール | – |
掲載期間が決まっているもの | 掲載期間 |
新年 | 12/1 ~ 2/28 |
年末 | 12/15 ~ 1/15 |
旧正月 | 1/15 ~ 3/1 |
バレンタインデー | 1/15 ~ 2/28 |
イースター | 3/1 ~ 4/30 |
ハロウィーン | 10/1 ~ 11/15 |
ブラックフライデー | 10/15 ~ 11/30 |
サイバーマンデー | 10/15 ~ 12/15 |
クリスマス | 11/1 ~ 1/15 |
文字数 | アイテム:半角20文字 |
表示数 | 1つ |
リードフォーム表示オプションは、サイトに遷移しなくても問い合わせや資料請求などができる機能のことです。
収集したリードの情報はCSVファイルで管理できますが、ダウンロードできる期間は過去30日間のデータのみのため、定期的にダウンロードする必要があります。
Webhookを作成し、リードフォームを顧客管理システムに紐づけるとリアルタイムでの取得が可能です。
リードフォーム表示オプションは他の広告表示オプションとは違い、キャンペーン単位での設定となります。
文字数 | 表示オプションテキスト:半角30文字広告見出し:半角30文字説明:半角200文字 |
表示数 | デバイスのサイズにより変動 |
実際に広告表示オプションを設定してみましょう。Google広告、Yahoo!広告に分けて、設定するときの手順をそれぞれ説明します。
Google広告での広告表示オプションの設定方法は以下の通りです。
Yahoo!広告での広告表示オプションの設定方法は以下の通りです。
広告表示オプションを設定して広告を配信したら、成果を確認してみましょう。Google広告、Yahoo!広告に分けて、成果の確認方法をそれぞれ説明します。
Google広告での広告表示オプションの成果を確認するには、作成と同じ手順で一覧を表示しましょう。
Yahoo!広告で成果を確認するには、広告表示オプションの作成時と同じ手順で一覧を表示しましょう。
今回は広告表示オプションについて種類や内容、設定方法などをご紹介しました。
広告表示オプションを設定すれば、広告ランクの評価にも加味され、配信される確率を上げることができます。設定したものが必ずしも広告と共に表示されるわけではありませんが、表示されれば視認性が向上し、CV率のアップにもつながるでしょう。
また設定後は成果を確認しながら定期的な見直しを行い、より成果向上を目指すことが大切です。
もしも、広告運用を行っているけれど、成果が伸びない……などの課題があるのであれば、一度、実績のある広告代理店へ相談してみてはいかがでしょうか。
株式会社ジオコードはWeb広告運用において豊富な実績を持ち、Google Premier PartnerやYahoo!広告認定パートナーなどにも認定された確かな広告運用力があります。
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