Google広告認定資格でキャリアアップ!受験方法・勉強のコツを紹介
2020年7月1日
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Web広告がまるっと解るWebマガジン
更新日:2024年 01月 26日
【監修】株式会社ジオコード Web広告事業 責任者
新井 政樹
リスティング広告は「サービスの成約につなげたい」「商品の売上をアップさせたい」際に、有効なマーケティング施策の一つです。
ユーザーが検索した内容に応じて、検索結果画面に表示される広告のため、商品やサービスに興味・関心の高い層へアプローチできるのが特徴です。
ユーザーにアクションを促しやすい手法であることから、Web広告の中でも費用対効果を高めやすい傾向にあります。
とはいえ、どのような広告なのかわからない方や、自社の商品・サービスとの相性がわからない方など、興味はあるが利用すべきか判断がつかない方も多いでしょう。
リスティング広告とはどのようなものなのか、メリットを紹介するとともに、成果を上げるコツを解説するので、マーケティングにお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。
株式会社ジオコードはGoogle・Yahoo!の認定パートナー、アワード受賞歴も多数!
Web広告運用について、どんなことでも気兼ねなくご相談ください。
目次
リスティング広告とは、検索連動型広告とも呼ばれる手法で、ユーザーが検索したキーワードに応じて、検索画面に表示されるテキスト広告です。
日本ではGoogle広告や、Yahoo!広告が代表的です。
リスティング広告は、検索キーワードに応じて表示される仕組みになっているので、興味や関心を持ってくれる可能性が高いユーザーに発信できます。
広告が表示される箇所は検索画面の上部および下部で、検索結果画面で「スポンサー」表記とともに表示されます。
特定のキーワードで検索した「悩み」「問題」を抱えているユーザーに対して、広告が表示されるので、顕在層へのアプローチが得意な広告です。
ユーザーの悩みを、商品・サービスが解決してくれそうと判断されれば、契約や購入といった具体的なアクションに誘導させることが可能です。
商品やサービスによって向き不向きがあるため、万能ではありませんが費用対効果が高い広告手法。自社商材との相性やターゲット層などを考慮して、出稿するか検討してみてください。
リスティング広告の特徴は、商品やサービスに興味・関心の高い層へアプローチできるため、Web広告の中でも費用対効果を高めやすいのが特徴です。
例えば「ソファ おすすめ」と検索したユーザーに対して、ソファのセール広告を表示させることで、購入意欲の高いユーザーやアクションを起こそうとしているユーザーに商品をアピールできます。
表示される広告文は自由に設定でき、広告見出し・リンク先のURL・説明文の3つの要素で構成されるのが基本です。
他にも住所や電話番号など、追加情報をオプションで表示させることもできます。
また広告費用の上限を設定できたり、一日あたりの予算を設定できたりするのも特徴です。
低予算から始められるのはもちろん、特定の季節や時期だけスポット的に配信する場合にも適しています。
費用対効果が高くなりやすいことや、低予算でも始められる手軽さなどは、リスティング広告ならではの特徴です。
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リスティング広告は、検索結果画面に広告を表示する手法なので「自然検索(SEO)で露出を高めるのとどう違うの?」と疑問に思われるかもしれません。
リスティング広告もSEOも、特定キーワードを検索したユーザーの目に留まるようにする施策という意味では同じような手法です。
しかし、直接的に表示「順位」をコントロールできるか否かが、大きな違いとして挙げられます。
リスティング広告は、広告を出稿して審査さえ通れば、検索結果上位に表示させることが可能です。
自然検索では上位表示させるのに、数カ月〜1年以上と長期間かかりますが、リスティング広告であれば、最短で数分~数時間ほどで検索結果上部に表示させられます。
自然検索よりも上のエリアに表示されるので、検索ユーザーの注目を集めやすいのもポイントです。
直接的に表示順位をコントロールできるので、SEOでの上位表示に時間や労力を割けない場合や、期間限定のキャンペーンをアピールしたい場合などに有効だといえます。
ただし、広告に慣れたユーザーからは避けられやすいのが弱点。広告を避けるユーザーにもアプローチできるように、SEOと並行したり使い分けたりすることが大切です。
自然検索で検索結果画面の上位に表示させるには、さまざまな施策を行う必要があり、工夫したところで必ずしも上位表示されるとは限りません。
表示順位は、GoogleやYahoo!JAPANといった検索エンジンから、どのように評価されるかに左右されます。
もちろん評価を高めて上位表示を狙うことは可能ですが、あくまで間接的なコントロールでしかなく、一足飛びに上位表示させることはできません。
サイトやページ全体の構造や、記事の品質など複数の面から施策を行い、数カ月~年単位の時間と労力をかける必要があります。
また既に上位表示されている競合サイトを上回る必要もあるので、商品・サービスのジャンルによっては、競合が強く上位表示が難しい場合も考えられます。
リスティング広告は、クリック課金制が採用されています。
クリック課金制とは、ユーザーが広告をクリックするたびに、費用が発生する料金体系です。
成果(クリックされる)が出た分だけ、課金されるシステムなので、広告が表示されるだけでは費用はかからず、コストを最小限に抑えられるのがメリットです。
ただしクリック課金の単価は一定ではなく、キーワードの検索ボリュームによって「クリック単価(CPC)」が変化します。
例えば「転職」のような、多くの人に検索されるキーワードは、CPCが高くなる傾向にありますが「転職 30代 未経験」のような、対象が絞られたキーワードは、比較的安価になりやすい傾向にあります。
これは広告料金を、広告主自身が「入札形式(オークション)」で設定することの影響です。
最低入札価格がキーワードごとに決まっているのですが、検索数の多いキーワードほど最低入札価格が高まりやすくなっています。
つまり多くの人の目に触れやすいキーワードほどクリック単価は高く、検索する人が少ないキーワードほどクリック単価は低くなります。
リスティング広告の掲載順位は、オークションランクを基準に決定されます。
競合の広告よりも上に表示させるには、ただ費用をかければいいわけではなく、オークションランク(広告ランク)を高めることが重要です。
オークションランクを上げるために必要なのが「入札価格」と「広告の品質」。それぞれ解説するので、広告出稿を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
入札価格は広告主が自由に設定できるので、予算次第では、すぐに広告を上位表示させられるポイントです。
入札価格とは、1回のクリックで最大いくらまで支払うか、広告主が指定する価格のことです。
自由に設定できるので、上位に表示させたいキーワードに注力したり、プッシュしたいキャンペーンの価格を上げたりするなど、重要な広告に予算を集中させると掲載順位を高めやすくなっています。
また手動で行うのが面倒な場合や、入札価格の判断が難しい場合は、自動入札で調整するのも有効です。
自動入札機能を使えば、検索結果の最上部や1ページ目に広告が掲載されるように、自動的に入札価格が設定されるので、専門的な知識がなくても上位に掲載しやすくなります。
予算上限も設定できるので、必要以上にコストがかかる心配もありません。
広告の品質も重要な要素で、ユーザーにマッチする広告を出稿できるよう工夫しましょう。
オークションランクは「品質スコア×入札価格」などで決定されるため、どれだけ入札単価を高くしても、広告の品質が低ければ上位表示されないかもしれません。
反対に、品質スコアが高ければ、入札価格が低くても上位表示される可能性があります。
これは検索エンジンは、ユーザーの検索意図とズレるコンテンツの表示を嫌い、広告の品質を重視しているためです。
ユーザーニーズにマッチした広告ほど、品質の高い広告だと評価されるので、キーワード選定や広告説明文の修正、ランディングページの工夫などで、品質を高めることが大切です。
広告の品質を高めることは、上位表示を狙うのはもちろんですが、コスト削減にもつながります。
リスティング広告には、さまざまな入稿規定が定められています。
規定を満たしていないと審査に引っかかってしまうため、配信までに時間がかかってしまうかもしれません。
そもそもリスティング広告は、以下4つの要素からフォーマットが構成されています。
広告見出し・タイトルや説明文は、文字数や使用できる文字・記号、表現などに制限があります。
Google広告・Yahoo!広告ともに、広告見出し・タイトルは30文字以内、説明文は90文字以内と制限があるため、限られた文字数で情報を伝えなくてはなりません。(※)
特に表現は、誇大広告・虚偽広告・禁止サービスなどの規定に引っ掛かる可能性もあり、該当すると審査に通らなくなります。
うっかり該当しないように、規定をあらかじめ確認して気を付ける必要があります。
※参考:Yahoo!JAPAN広告. 「リスティング広告とは? 初心者でもわかる仕組みや費用、やり方・運用方法を解説」
※参考:Google広告ヘルプ. 「テキスト広告について」
リスティング広告を出稿するメリットとして、大きく6つのポイントが挙げられます。
リスティング広告を活用すべきか悩まれている方は、ぜひ参考にしてみてください。
低予算で広告を出稿できるのが、大きなメリットです。
リスティング広告は広告主が自由に予算を設定できるので、1カ月1万円など少ない予算からでもスタートできます。
クリックされる度に費用が発生する仕組みなので、広告費用だけかかって成果は得られなかったという心配もありません。
「広告をクリックされた」という成果が発生した分だけ、広告費がかかります。
また予算を設定しておけるため、予想よりも多くクリックされて、予算オーバーになる心配もありません。
低予算で始められることに加え、予算をコントロールしやすいので「予算は少ないけど広告を出したい」「試してみたい」「期間限定でやってみたい」といった際に、利用しやすい広告です。
検索結果の上位に表示できることも、リスティング広告の大きなメリットです。
検索結果の上位ほどクリックされる確率は高まるため、競合よりも優位に立てます。
しかし自然検索で上位表示を目指すのは時間がかかり、対策したからといって必ずしも上位表示できるとは限りません。
リスティング広告であれば、検索順位を直接コントロールできるため、検索結果の上位にすぐ表示させることも可能です。
多くのユーザーの目に留まりやすくなり、顧客の確保につながります。
親和性の高いユーザにアプローチできるため、購買・成約といった結果につながりやすくなっています。
ユーザーの検索に応じて表示される広告なので、既に購買に意欲的だったり悩みを抱えていたりするユーザーをターゲットにできます。
例えば中古車販売の広告の場合「車 買い取り」「車 売却」などのキーワードで検索しているユーザーは、具体的な行動を起こそうと考えている可能性が高いため、広告を閲覧するとそのままサービスを利用してくれやすいでしょう。
既に意欲が高まっている状態のユーザーに対し、ピンポイントでマッチする広告を表示させることで、広告の効果を高められるのが大きなメリットです。
ただし競合も同じく広告を出稿している場合は、競合に打ち勝つ魅力的な広告を出す、より上位に表示させるなど、工夫が必要となります。
リアルタイムで成果を確認できるので、広告を改善しやすいのもメリットです。
リスティング広告の成果は管理画面から、随時チェックできるので、どのくらい成果が出ているのか把握しやすくなっています。
もし結果が思わしくない場合でも、広告文やターゲティング、予算などをすぐに修正できるので、広告を出稿しながらブラッシュアップすることが可能です。
また広告文は複数パターン設定できるため、A/Bテストを行って、より良い広告へ改善しやすくなっているのもポイントです。
臨機応変に改善できることで、少しでも機会損失を減らして、広告の費用対効果を高められます。
物理的な看板のような広告と違い、成果に応じて、すぐに改善できるのがリスティング広告の魅力です。
広告の出稿や変更、停止をリアルタイムで行えるため、スピーディーな広告運用が可能です。
リスティング広告は、24時間365日いつでも掲載開始でき、早ければその日のうちに配信されます。
競合次第では、配信してすぐに検索結果上位に表示させることも可能なので、数あるマーケティング施策の中でも即効性の高い広告です。
また広告内容の変更や停止もリアルタイムで反映されるので、商品の仕様変更があった際や、成果が出ず停止したい際なども、すぐに対応できます。
変更が遅れたり停止が遅れたりしてロスが生まれることもないので、余計な時間や無駄な予算をかけることなく、広告を運用できます。
広告を出稿してから、成果につながるまでが早いのもメリットです。
リスティング広告は出稿してから、早ければ数時間ほどで検索結果上位に広告を表示できます。
加えて、意欲的なユーザーを狙って表示されるため、広告を出してすぐに成果が出る可能性があります。
ただし審査は早ければ数時間ほどで完了しますが、場合によっては数日かかることもあるので、時間がかかるケースもあることを念頭に、早めに準備するのがおすすめです。
特に季節・時期など、出稿したい期間が限定されている場合は、早めに準備して、確実に狙った時期に出稿できるようにしましょう。
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Web広告運用について、どんなことでも気兼ねなくご相談ください。
メリットの多いリスティング広告ですが、利用する際にはいくつか注意すべき点があります。
「思っていたほど効果が出ない」と後悔しないように、あらかじめポイントを押さえておきましょう。4つの注意点を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
広告を掲載する期間が長ければ長いほど、継続的なコストがかかる点はデメリットだといえます。
ユーザーにクリックされて初めて費用が発生する課金制ではありますが、ずっと広告を掲載し続ければ、それだけ多くのコストが発生し続けます。
とはいえターゲットを絞ったり、除外キーワードを設定したりと、広告を表示させる範囲を設定できるので、成果につながらない無駄なクリックを避けて費用を抑えることも可能です。
長期間広告を出稿する場合は、どうしてもランニングコストがかかるので、コストを抑えつつ成果を高める工夫が大切です。
キーワードによっては競合が多く、他社との競争が激しくなりやすいのもデメリットです。
リスティング広告は競合がどのようなテキストで出稿しているのか見えるので、広告文を参考にしたり、より魅力的なテキストに改良したりといった競争が激しくなりがちです。
また、競合よりも掲載順位を上げようとするため、人気のキーワードは入札金額が引き上がる可能性があります。
入札金額が吊り上がり広告費用が高くなれば、いくら成果が出ても、費用対効果は低くなってしまうかもしれません。
競合が多い製品・サービスの場合は、他社が気付いていないキーワードを探したり、SEOも同時に行ったりと、他社を出し抜く戦略を考える必要があります。
リスティング広告は特定のキーワードを入力したユーザーに対し表示されるので、潜在層にはアプローチしにくいのが弱点です。
リスティング広告は、既に商品やサービスなどをリサーチしており、比較検討の段階に入っているユーザーに効果的な広告です。
具体的な悩みがあって、それを解決するために「知りたい」「買いたい」と思い検索しているユーザーにはアプローチできますが、まだ悩みやニーズが具体的になっていない潜在層にはアプローチできません。
例えば「イラストを描くためにペンタブが欲しい」と思っているユーザーに商品をアピールするのは得意ですが、まだニーズがハッキリしていない「イラストを描きたい」人へ商品を訴求するのは苦手な広告です。
そのため商品の認知拡大や、興味関心を持ってもらうには不向き。認知拡大には、ディスプレイ広告やSNS広告などの方が適しています。
リスティング広告は成約や購買といった、成果につなげるための広告として使用しましょう。
広告を避けるユーザーには、訴求が難しくなっています。
リスティング広告はメジャーな広告手法であり、広告掲載エリアが固定されていることや、スポンサー表記がされていることなどから、広告に慣れたユーザーはクリックしてくれません。
いくら魅力的なテキストを作成しても、そもそも広告欄を見てくれない可能性も大いにあります。
広告に慣れて避けるユーザーも一定数いることを念頭に、SEOも同時に行って、広告・自然検索どちらからも流入を得られるようにするのが理想です。
また、さまざまなテキストパターンを配信して、少しでもクリック率を高められるようブラッシュアップしていくことも大切です。
リスティング広告の出稿が向いているケースとして、4つのパターンが考えられます。
製品やサービスの種類・ジャンルなどによって、リスティング広告を使用すべきかは異なります。自社商品との相性を確認して、広告の費用対効果を高めましょう。
ニーズが顕在化しているユーザーに対しては、リスティング広告が効果的です。
ユーザーが自身のニーズに気付いており、問題や悩みを解決したいと思っている場合、広告をクリックされる可能性が高くなります。
例えば「ドローン 資格」と検索した際に「実績多数!初心者でも資格を取れるスクール」と広告が表示されれば、ユーザーはクリックしたくなるでしょう。
ユーザーが抱える問題・悩みに対して、解決できる提案(答え・解決策)を表示できれば、リスティング広告は大きな成果を発揮します。
広告の成果を最大限引き出すためには、自社にとってどのようなキーワードが、成果につながりやすいキーワードなのか探すことが大切です。
緊急性が高い商材やサービスは、リスティング広告と相性抜群です。
急なニーズが発生した場合や、早く問題を解決したい場合に、インターネットで解決策を探すユーザーは多いため、広告で解決策を示せれば、クリックされやすくなります。
例えば水回りのトラブルや不用品の回収など、早期に問題を解決したい場合や、中古車買い取りのような即日で見積もりをもらいたい場合など、すぐにサービスを利用したいユーザーの要望を満たせるサービスは、成果が出やすくなっています。
他にも、おせちやクリスマス、バレンタインなど、期間が限定されていたり一時的にニーズが高まったりする商品も、リスティング広告の利用が効果的です。
検索エンジンを利用している層が、ターゲットになるのであれば、リスティング広告は効果的です。
検索キーワードに応じて広告が表示されるので、当然ながら検索エンジンを利用しない層にはアプローチできません。
「検索エンジンを利用しない層なんてあるの?」と思われるかもしれませんが、10代~20代の若い層は、検索エンジンではなくSNSで情報収集するのが一般的になっています。
ターゲットとなる年齢層によっては、リスティング広告ではなく、SNSでの集客に注力した方が効率的かもしれません。
リスティング広告の出稿を検討する場合は、商品・サービスのターゲットが、検索エンジンを利用する層なのかリサーチすることが大切です。
競合他社が長期にわたってリスティング広告を出稿している場合は、広告の成果が出ていると判断できます。
自社の商品・サービスとターゲットが似通っている競合他社が、リスティング広告を出稿しているか確認することで、広告の効果を推測しましょう。
成果の出ない広告を出稿し続ける意味がないので、競合が長期にわたって出稿している場合は、一定の成果が見込めると考えられます。
反対に、競合が全く出稿していない場合は、成果が見込めないリスクがあります。
もし競合他社がリスティング広告を出稿しているのであれば、どのような広告文を出しているのか分析しましょう。表現内容や文言など、自社にも活かせるヒントがあるはずです。
「リスティング広告を出稿すべきか」迷われている場合は、競合の動向を参考にしてみてください。
リスティング広告は効果的な広告手法の一つではありますが、商品やサービスによっては向いていないケースもあります。
代表的な4つの場合を紹介するので、自社とリスティング広告の相性を判断する参考にしてみてください。
潜在的なニーズにアプローチするには、リスティング広告は向いていません。
リスティング広告は検索したキーワードに対して広告を表示するため、悩みや問題が具体的になっていないユーザーの元へは広告を出すことができません。
例えば「洗剤 おすすめ」で検索するユーザーに、洗剤の広告を表示することはできます。
しかし、実際には「部屋干しの臭いが気になる」「洗剤を使う際に手がベタつくのを避けたい」といったユーザー自身も気付いていない悩みがあるかもしれません。
ユーザーが気付いていない悩みは、検索キーワードには表れないので、リスティング広告には不向きです。
「言われたらそうかも」と潜在的ニーズを引き出すには、記事広告や動画広告でアプローチするのがおすすめです。
検索エンジンを利用しない層をターゲットにする場合も、リスティング広告は不向きです。
スマートフォンでの検索を利用しない高齢者や、検索エンジンではなくSNSで情報収集する若年層などは、リスティング広告でアプローチしにくいユーザー層です。
特に若年層へアプローチしたいのであれば、TwitterやInstagram、TikTok、YouTubeといったSNSでの広告に注力した方が、費用対効果は高くなるでしょう。
自社のターゲット層がどのような検索行動を行っているのか、分析した上で最適な広告手法を活用することが大切です。
商品やサービスの認知度を高めたい場合も、リスティング広告は適していません。
リスティング広告は検索されないと広告が表示されないので、認知度の低い商品やサービスは、検索される可能性が低く相性が悪くなっています。
また新規性の強い商品・サービスのように、関連キーワードの検索率が低い場合も同様。世の中で知られておらず、検索されていないキーワードに出稿しても、広告が表示されることはありません。
例えば新商品の認知度を高めたい場合や、画期的な新製品をPRしたい場合は、Webサイトやアプリに表示されるディスプレイ広告がおすすめです。
認知度を高めたい段階では、リスティング広告以外の手法を検討しましょう。
テキストでは、商品やサービスの魅力が伝わりにくい場合も向いていません。
リスティング広告は、検索結果画面にテキストが表示される広告なので、画像や動画で訴求することは不可能です。
例えば「アパレルセール全品50%オフ!」という広告であればテキストでも問題ありませんが「夏の新作リリース!新色登場」といった広告の場合、ビジュアルを見せ視覚的に訴えかける方が効果的でしょう。
デザイン性に優れる商品など、ビジュアル面をアピールしたい場合は、バナー広告やディスプレイ広告のような、画像・動画でのアプローチがおすすめです。
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リスティング広告の使用が向いている商品・サービスの特徴がわかったところで、成果を上げるための運用のコツ11選を紹介します。
費用対効果を高めるために、運用のコツを押さえた上で取り組んでみてください。
ターゲットを明確にして、どのような人にアプローチするのか具体的にしておきましょう。
リスティング広告は、適切なキーワード設定と魅力的な広告文の作成が大切なので、どのようなターゲットを狙い撃ちするのか決めておくことが大切です。
特に複数の担当者がいる場合は、担当者間でターゲット像にブレがあると、狙いたいユーザーに照準が定まらず、広告の効果を最大限引き出せないかもしれません。
具体的なターゲット像を明確にするのはもちろんですが、組織内で共有しておくことも大切です。
また競合他社のリスティング広告とターゲット層が被る場合は、切り口を変えることも大切です。
例えば競合が商品の良さを売りにしているのであれば、自社は価格の安さや使用しやすさなど、別軸で訴求する方が効果的かもしれません。
ターゲットを明確にした上で、どのようにアプローチしていくのか戦略を練ることが大切です。
KPIを設定して、広告運用の進捗状況を可視化しましょう。
KPIとは、最終目標を達成するための中間目標のこと。具体的な数値を、目標として設定します。
例えば「リスティング広告経由で10件の成約を獲得する」ことが最終目標の場合、目的達成のために必要な、リスティング広告経由で「100件のアクセスを獲得する」「30件の資料請求を達成する」といった中間目標を定めます。
中間目標を設定しておくことで、ゴールまでの達成度や進捗度を具体的に可視化できたり、目標達成を阻害するボトルネックを可視化できたりするため、効率的に運用可能です。
自社の商品や、サービスに合ったキーワードを設定しましょう。
どのようなキーワードで検索された際に広告が表示されたいか、自社と親和性の高いキーワードの候補を挙げていきます。
ただし競合企業も狙っているような大きなキーワードは、競争率が高く、費用対効果が低くなる可能性もあります。
予算と相談して、競争率の高いキーワードは避けたり、指名キーワード(商品名・サービス名・企業名など)を狙ったりと、競争に巻き込まれないよう戦略を練ることが大切です。
大きなキーワードだけでなく、ロングテールキーワードも設定しましょう。
ロングテールキーワードとは、複数のキーワードを組み合わせた、検索ボリュームが小さいキーワードのことです。
例えば「一人暮らし 加湿器 おしゃれ」「キーボード ワイヤレス コンパクト」のように、複数のキーワードを組み合わせたもののことで、得たい情報や抱える悩みがハッキリとしているユーザーによる検索が多くなっています。
自社の商品・サービスとニーズが合致する場合、成果につながりやすくなっているため、ロングテールキーワードを狙うと費用対効果が高まりやすい傾向にあります。
特に、まだ競合が気付いていない、自社だけのキーワードを発見できれば、飛びぬけた成果を得られるでしょう。
顧客の心理を把握して、検索するユーザーの目線になって、どのようなキーワードが狙い目か分析することが大切。自社・他社を分析したり、ペルソナを設定したりしましょう。
対象外キーワードを設定して、アプローチするターゲットを絞ることで、費用対効果を高められます。
特定のキーワードでは広告を表示させないよう設定できるので、成果の見込みが低いキーワードは除外しておけば、広告費の無駄を削減できます。
例えば、シンプルさを売りにしている商品の場合「多機能」「高スペック」など、親和性の高くないキーワードは、あらかじめ除外しておきましょう。
他にも競合があまりにも強く、太刀打ちできないようなキーワードも、対象外キーワードの候補に挙げられます。
また運用していくと、多くクリックされるにもかかわらず、成果につながらないキーワードが見つかることも。こうしたキーワードも、対象外にしておくと費用対効果を高められます。
優先したいキーワードの予算は惜しまず、低くし過ぎないよう設定しましょう。
自分で広告費を設定できるため「初めは低く設定しよう」と、予算を抑えて挑戦できるのはメリットですが、あまりにも低予算に設定すると、狙ったキーワードに広告を表示できないかもしれません。
見込みの高いユーザーをしっかりと確保するためにも、狙いたいキーワードには、しっかりと予算を確保しましょう。
どのくらいの予算が適切なのか、事前にリサーチしておくことも大切です。
ユーザーの興味を引く、魅力的な広告文を作成しましょう。
リスティング広告はテキストでしか訴求できないため、いかに魅力的な広告文を作成するかが、商品やサービスの購買意欲を高めるのに大切です。
狙ったキーワードに出稿できても、広告テキストが魅力的でないと、広告はクリックされません。
どのようにアピールすると刺さるのか、ユーザーの心理や目線になって考えることが大切です。
自社の商品・サービスの魅力を伝えるのはもちろん、ユーザーの目を引いたり、ユーザーの問題解決につながるとアピールしたりできる広告文を考えましょう。
地域・曜日・時間帯を指定して、ターゲットユーザーに届きやすくするのも大切です。
リスティング広告は、出稿する地域や曜日、時間帯の指定ができます。
サービスを提供している地域に絞って配信するのはもちろん、成果につながりやすい曜日・時間帯を狙って広告を配信することもできます。
例えばビジネスパーソン向けの広告であれば、平日の昼間に出稿するよりも、通勤時間や帰宅時間を狙った方が、多くのユーザーにアプローチできるでしょう。
アプローチしたいユーザーの生活リズムに合わせて考えたり、運用する中で成果が低いとわかった時間帯を除外していったりすることで、費用対効果を高められます。
出稿してそのままにせず、運用しながら定期的に改善していきましょう。
リスティング広告は管理画面でリアルタイムの数値を確認できるので、効果検証からの改善が行いやすくなっています。
例えば「対象外のユーザーが増えた」「流入が減った」などの問題を把握しやすいので、ユーザーの反応を見て、広告文をブラッシュアップしていくことが可能です。
1つの課題を解決しても、新たな課題が見えてくるため「検証・分析して改善する」という流れを繰り返して、効果を最大限に高めていく努力が必要です。
自動化ツールを活用するのも、一つのコツです。
リスティング広告のレポートを残す作業は時間と労力がかかるため、検証・分析・改善など、集中すべき重要な施策に時間を割けなくなるかもしれません。
特に、従業員が少なく複数の業務を兼任している場合など、人手が足りない場合はレポート作業の自動化ツールを活用すると負担を減らせます。
また運用自体を自動化できるツールも登場しているので、リスティング広告の運用に時間を割く余裕がない場合や、運用の知識に乏しい場合などは、ツールを活用すると効率的に運用できます。
広告代理店に依頼して、リスティング広告の運用を任せてしまうのもおすすめです。
リスティング広告は手軽に運用スタートできるものの、成果を出すためには戦略や日々の調整などが必要不可欠です。
広告を出稿したからといって、どのような企業でも成果を出せるとは限りません。
試行錯誤する知識・ノウハウがない場合や、最短距離で成果を出したい場合などは、広告運用のプロである代理店に任せるのがおすすめです。
ただし、マージン(運用手数料)が発生するのがデメリット。一般的な相場は、広告出稿金額の20%程度が目安です。
信頼して任せられるパートナーを見つけられるように、業界知識・実績が豊富な複数の代理店を比較検討しましょう。
株式会社ジオコードはGoogle・Yahoo!の認定パートナー、アワード受賞歴も多数!
Web広告運用について、どんなことでも気兼ねなくご相談ください。
リスティング広告がどのようなものかや、運用のコツがわかったところで、リスティング広告の配信までの流れを紹介します。
リスティング広告に挑戦してみたいが、やり方がわからないという方は、ぜひ参考にしてみてください。今回は、Google広告を例に解説しますが、Yahoo!広告でも基本的には同じです。
まずはGoogle広告・Yahoo!広告などで、広告アカウントを開設します。
「Google広告」もしくは「Yahoo!広告」にアクセスして、画面の案内に従って、必要な情報を入力していきます。
アカウントの生成には、メールアドレスやWebサイトなどが必要となります。
広告アカウントが作成できたら、広告を作成します。
「新しいキャンペーンを作成」をクリックして、複数ある目標から該当するものを選んで「検索」をクリックします。
キャンペーン設定画面が表示されるので、キャンペーン名や開始日・終了日、地域、言語、1日あたりの予算、入札単価などの詳細を入力しましょう。
条件を設定したら、広告文を作成します。
広告文は、主に「広告見出し・リンク先URL・説明文」の3つから構成されています。それぞれ入力が完了して保存したら、審査に進みましょう。
リスティング広告はテキストメインの広告なので、いかに魅力的な広告文を作成するかが大切です。
広告文を作成する際のポイントとして、5つのポイントを紹介するので、どのように作成すべきかわからない方は、ぜひ参考にしてみてください。
狙いたいキーワードをタイトルに含めましょう。
ユーザーの検索意図と広告の関連性が高いほど、広告の品質スコアはアップします。
狙いたいキーワードを説明文に入れるのはもちろんですが、タイトルにも入れてタイトル・説明文の両方にキーワードを含むと、クリック率を高める効果があります。
品質スコアのアップは広告費用を抑えることにもつながるので、タイトルにも忘れずキーワードを入れましょう。
また検索ユーザーは広告をじっくり読まないので、タイトルにキーワードを入れておくことで、見逃されないようにする効果もあります。
重要な語句は、記号を使って目立たせましょう。
リスティング広告はテキストのみなので、重要な語句とそうでない語句の区別が難しく、読んでもらいたい部分が読まれない可能性があります。
例えば「公式」や「期間限定」、「初回特典」など、信頼性を高める語句や緊急性を高める語句などが、重要な語句として挙げられます。
指名キーワードや知名度のある企業などでは、公式と入れることで信頼性を担保することが可能です。
パソコンの場合はタイトルが途中で切れてしまうので、重要な語句はタイトルの前半に持ってくるのがおすすめです。
重要な語句は【】や<>などで囲って、他の語句より目を引くよう工夫しましょう。ただし媒体によって使える記号が異なるので、確認しておくことが大切です。
実際の数値を入れることで、情報の具体性が増しクリック率の向上につながります。
例えば「多くの人が利用しています」よりも「5万人が愛用」と、具体的な数字を提示された方が、強みを客観的に提示できるため、興味を持ってもらいやすくなります。
ただし、口コミNO.1や人気第1位獲得などの最上級表現は、具体的な根拠が必要になるため審査が厳しく、場合によっては景品表示法に抵触して使用できないかもしれません。
数値を入れる際は、明確な根拠を提示できることが大切です。
広告表示オプションは、必ず設定しましょう。
広告表示オプションとは、住所や電話番号など、タイトルや説明文だけでは伝えきれなかった情報を伝えるためのオプションです。
広告全体の視認性が高まったり、情報量が増えたりするのはもちろんですが、設定しておくことで、広告ランクの上昇にもつながります。
例えば、価格表示やアプリリンク、コールアウトなど、さまざまなオプションが用意されており、具体的なアクションを促しやすくなっています。
無料で設定可能と設定するデメリットがないので、必ず設定するのがおすすめです。
広告文の作成は、さまざまな法令を遵守できるよう注意しましょう。
主な法令としては薬機法と景品表示法が挙げられ、例えば以下のような表現は法令違反となります。
こうした法令に抵触する表現があった場合、審査に通過できません。
特に最上級表現は使いたくなりがちですが、信憑性がない場合は使用しないよう注意しましょう。
またGoogle広告やYahoo!広告など、各媒体が広告ポリシーを公開しているので、ポリシーに従って作成することも大切です。広告文作成の前に目を通しておきましょう。
各種法令・広告ポリシーを遵守することで、スムーズに審査を通過しやすくなります。
審査が完了したら、広告を配信できます。
審査期間は媒体によって異なり、Yahoo!広告の場合は3営業日、Google広告の場合は1営業日以内が目安となっています。(※)
早ければ数分~数時間程度で完了しますが、1営業日以上かかることも考えられるので、早めの出稿を心掛けましょう。
※参考:Yahoo!JAPAN広告ヘルプ. 「審査期間はどのくらいかかりますか?」
※参考:Google広告ヘルプ. 「広告の審査プロセスについて」
リスティング広告は、特定のキーワードを検索したユーザーに対し広告を表示するので、悩み・問題を解決したい顕在層へ効果的にアプローチできます。
低予算でも親和性の高いユーザーへアプローチできるため、費用対効果に優れる手法です。
しかし、ターゲット層の理解を深め効果的なキーワードを選出する必要があったり、広告文を改善していく必要があったりと、運用には検証や工夫が必要不可欠です。
最短距離で広告成果を出したい場合は、2009年からの広告運用歴をもつジオコードにお任せください。
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