検索連動型広告とリスティング広告の違いは?それぞれの仕組みとメリットを解説

【監修】株式会社ジオコード Web広告事業 責任者
新井 政樹

2020年3月11日の電通の発表した「2019年日本の広告費」ではインターネット広告がテレビ広告を超えたと発表されました。
2019年の日本の総広告費は6兆9,381億円。
そのうち、インターネット広告費が2兆1,048億円、テレビ広告費が1兆8,612億円です。

今後は、5G時代に突入するということもあり、インターネット広告費がさらに伸びると言われています。
インターネット広告と一口に言っても、最近は様々な種類の広告が存在します。
今回はそんな数あるインターネット広告の一つである「検索連動型広告」を中心に紹介していきます。

株式会社ジオコードはGoogle・Yahoo!のアワード受賞歴多数!
検索連動型広告はもちろんのこと、Web広告運用について、どんなことでも気兼ねなくご相談ください。

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検索連動型広告とは?

検索連動型広告とは、ユーザーが検索エンジンであるキーワードを検索した時に、そのキーワードに連動して表示される広告です。
広告主は広告に使いたいキーワードを選んで広告を出稿します。
あるキーワードに上位表示させたいた、SEOでは競合が多く上位表示が難しいという場合や、季節性の高いキーワード、揺らぎの多いキーワードを上位表示させたい場合に有効です。
季節性の高いキーワードには「クリスマスギフト」「新春セール」など、揺らぎの多いキーワードには「鞄」「かばん」「カバン」などがあります。

検索連動型広告とリスティング広告の違いは?

検索連動型広告は、リスティング広告と同じ意味で使われることが多いです。
しかし、厳密には検索連動型広告はリスティング広告の一部で、リスティング広告には検索連動型広告とディスプレイ広告の2種類があります
先述した通り、検索連動型広告では検索結果画面に、検索した内容に関連した広告を出すことができます。

一方、ディスプレイ広告は、検索結果の画面以外にも出せる広告のことです。
画像を使うことが多いので、バナー広告とも言われます。
リスティング広告が検索連動型広告を指すのか、ディスプレイ広告を指すのか、両方を指すのかは、文脈で判断する必要があります。

検索連動型広告の特徴

検索連動型広告ではユーザーがGoogleやYahoo!検索エンジンで検索したキーワードに連動して表示される広告です。

自然検索に紛れた形で、検索連動型広告が表示されます。

本来検索ページに上位表示させるためには、SEOを意識し、ユーザーの利便性を考慮して記事を作成する必要があります。
しかし、検索連動型広告はGoogleやYahoo!にお金を払うことで、記事を上位表示させることができます。

検索連動型広告とディスプレイ広告の違いは?

検索連動型広告は、テキストで表示されることが多く、検索ページに広告を表示させます。
一方、ディスプレイ広告は、Webサイトやアプリの広告枠に表示される画像、動画公告、テキスト広告の事です。
バナーで表示されることが多いため、「バナー広告」と呼ばれることもあります。ディスプレイ広告については後述します。

検索連動型広告の仕組み

検索連動型広告は、先述した通り、検索結果画面に、ユーザーが検索した内容に関連した広告を表示することができます。

「クリック課金型制度」を採用

クリック課金型制度とは、ユーザーがクリックするごとに広告費が課金される方式。
Web広告の課金方法としては最も主流です。
クリックされる度に、課金されることから、「CPC(Cost Per Click)広告」とも呼ばれています。

クリック課金型制度は、広告がクリックされなければ、広告が表示されていたとしてもお金を払う必要はありません。
キーワードごとのオークション制になっており、広告主は入札金額を自由に決めることができます。

インプレッション課金型制度

一方、広告を表示された場合に課金されるのが、「インプレッション課金型制度」です。
インプレッション課金型制度は、広告の表示回数で課金される方式。
単価の指標はCPM(Cost Per Mile)で、1,000回表示あたりのコストで課金されます。
インプレッション課金型制度を採用している広告には、ディスプレイ広告、SNS広告があります。

検索連動型広告のメリット

成果に直結するユーザーに向けて配信できる

検索キーワードによって広告が表示されるので、ニーズが顕在化したユーザーに配信することができる。
つまり、何かの悩みがあり、その悩みを自分でも把握している。そしてその悩みの解決方法を検索している人をターゲットにできるため、購入や申込みされやすい傾向があります。

無駄な広告費が出ずらい

広告のクリック数分が課金対象になるので、インプレッション課金と比べて、広告費の無駄が発生しずらいです。

SEOを意識しなくても上位表示ができる

自然検索で上位に表示させるためには、通常SEOを意識したサイト設計や記事を書く必要があります。
しかし、検索連動型広告であれば、広告を出稿することでSEOを意識しなくとも、記事を上位表示させることが可能です。

予算管理ができる

予算に制限を掛けたい場合は、月単位などで予算の上限を掛けることができるので、想定以上に予算が掛かるといったことがない。

予算が少なくても始める事ができる

競合が少ないキーワードや単価調整によっては、少額で効果を出すことも可能です。

いつでも停止可能

検索連動型広告をやってみたものの、思ったように成果に繋がらないという場合もあるかもしれません。
そういった場合は、管理画面の操作ですぐに広告を停止することができます。

検索連動型広告のデメリット

検索連動型広告は認知拡大には向かない

検索連動型広告は認知の拡大やブランディングを行う広告には向いていません。
というのも、検索連動型広告はこちらが選定したキーワードをユーザーが検索して初めて、広告を見てもらうことができるからです。
なので、そもそも検索しないユーザーに対しては、認知をしてもらうことも購入しても羅う事も出来ません。

検索しないユーザーに訴求出来ない

検索連動型広告は、こちらが選定したキーワードをユーザーに検索してもらって初めて、広告を見てもらうことが出来ます。
なので、商品に関して知らない、興味のないユーザーに対して訴求することができません。

人気の高いキーワードの場合広告費が高い

検索連動型広告は競合が入札していないキーワードでは1クリックあたり数円ということもありますが、人気の高いキーワードの場合は、数千円掛かることもあります。
特に、脱毛系や求人系の広告など緊急性の高いキーワードについては単価が高い傾向があります。

広告運用に時間を割く必要がある

検索連動型広告は細かな設定をすることができ、広告運用を最適化していくことができます。
しかし、その分細かく分析する手間がかかってきます。

まとめ

検索連動型広告とリスティング広告との違いや仕組みやメリット・デメリットについて紹介しました。
自社にデータがある企業なら、ユーザーにとって購買しやすい時間や地域などに絞る等戦略的に運用していくことでグッと売上が上がるかもしれません。
検索連動型広告は、インターネット広告の中でも、比較的低コストで手軽に運用できます。
なので今後、インターネット広告で売り上げを伸ばしたいが、初めてなので何の広告を運用していったらいいかわからないといった企業にもオススメです。

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