LINE広告とは? 配信面や課金形態、広告の出し方について解説
2020年7月27日
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更新日:2024年 06月 12日
【監修】株式会社ジオコード Web広告事業 責任者
新井 政樹
SNSの普及率が高まり消費者の行動が複雑化された今、あらゆるビジネスはSNSを利用したマーケティングが必要不可欠となっています。X(旧Twitter)やInstagramなど、公式SNSを運用する企業も増えていますが、SNSマーケティングのノウハウがないまま実用しても大きな効果は見込めません。
そこで本記事では、そんなSNS運用で悩む企業に向けて、今SNSマーケティングに取り組んだ方がよい理由や主流のツールなどを解説します。またおすすめの企業もご紹介しているのでぜひ最後までご覧ください。
目次
SNSマーケティングはソーシャルメディアプラットフォーム(Facebook、Instagram、X、LINE、YouTube、TikTokなど)を活用して、商品やサービスを宣伝し、ブランドの認知拡大や顧客との関係構築を促進するマーケティング戦略のことです。
SNSマーケティングは、SNSアカウントの運用以外にもSNSキャンペーン、SNS広告配信、インフルエンサーマーケティング、ソーシャルリスニングなどさまざまな手法があります。
誰でも気軽に情報発信ができるSNSの普及によって、消費者と企業は以前より密接につながりやすくなりました。消費者のレビューや口コミは、今や企業のイメージや売り上げに大きな影響力をもたらすものとなり、ビジネスでは無視できないものとなっています。
企業の繁盛のためには、世の中と消費者の動きを理解・分析しながら、SNSマーケティングを慎重に進めていく必要があるでしょう。
ここからは、企業がSNSマーケティングを取り入れた方がよい理由を、以下の4つに分けて解説していきます。
SNSマーケティングの市場規模は、近年急速に拡大しており、今後も成長が期待されています。
PR TIMESおよび株式会社サイバー・バズの調査によると、2023年のSNSマーケティング市場は1兆899億円、前年比117%の見通しになるとされています。
つまり2027年には2023年の約1.7倍の1兆8,868億という規模になると予測されているため、今後SNSマーケティングの市場規模は大きくなっていく見通しです。
今後もさらに需要は高まっていくとともに当然競争も激しくなるため、企業はできる限り早くSNSマーケティングの知識やノウハウを蓄積し、実用化するのがよいでしょう。
Kepiosの調査によれば、2023年1月時点で日本には9,200 万人のソーシャル メディアユーザーがいるとされています。これは総人口の74.4 パーセントに相当し、今後もさらに増える見込みです。
ただし普及率の高さやターゲット像はSNS媒体によって異なります。例としてFacebookとInstagramで比較してみましょう。Metaの広告リソースで公開されているデータによると、2023 年初頭のFacebook の日本ユーザーは1,505 万人、Instagramのユーザー数は4,570万人でした。
またFacebookは広告視聴者の46.0 パーセントが女性、54.0 パーセントは男性である一方、Instagramは広告視聴者の53.5% が女性、46.5% が男性でした。
このことから企業のSNSマーケティングでは、媒体別の動向などもチェックし、ターゲットにリーチしやすいものを優先的に活用する必要があるでしょう。
企業がSNSマーケティングを取り入れた方がよい理由の1つとして挙げられるのが、消費者購買モデルの変化です。
購買行動モデルとは、消費者が企業の商品やサービスを認知してから購買・利用につながるまでの行動プロセスをモデル化したものです。SNSが普及する前の消費者は、テレビ、新聞・雑誌、ラジオなどのマスメディアからの発信によって商品やサービスを認知し購入を行っていました。
しかしSNSの普及率が高まっている現代の消費者は、商品・サービスの認知と購入をSNSで行う人が急増しています。
そのため現代の企業はマスメディアよりもソーシャルメディアを活用して、消費者に対してアプローチすることが大切です。このことからSNSマーケティングが重要なポイントになるのが分かります。
SNSマーケティングは、他のマーケティング活動の中でも低コストで効果が見込めることで注目されています。
従来のマーケティング活動では、広告を掲載するために多額の広告費用が必要だったり、情報分析のために有料のツールを使用したりと、高いコストが掛かることが一般的でした。
その点SNSマーケティングは無料のSNSツールを使って運用できます。最近は企業のマーケティングにより活用しやすいモデルとなったSNSツールも増えており、分析ツールが搭載されたInstagramもその一例です。
コスト面やツールの充実度などから考えると、SNSマーケティングは、取り掛かりやすい手法でしょう。ただし、しっかりとしたノウハウがなければ効果が見込めないというのは、他のマーケティング活動と同じなので、安易にスタートするのはおすすめしません。
ここからは、SNSマーケティングで実際に企業が活用している以下のツールの特徴や強みを解説していきます。
『X』はリアルタイムな情報共有が得意なツールで、急速に広がる情報やトレンドを追うのに適しています。
XにはSNSマーケティングに活用しやすいハッシュタグやトレンドなどの機能が搭載されているのが特徴的です。ハッシュタグとは「#(ハッシュマーク)」を付けて、特定のトピックに関連していることを表すものです。
ハッシュタグを検索することで、特定のトピックの会話を追いかけることができ、知りたい情報にヒットしやすくなります。
またトレンドとはX内で注目度の高いトピックをリアルタイムで把握できる機能です。設定を行うと、自身がフォローしているアカウントや興味・関心、位置情報などを元にカスタマイズされたトピックが厳選され、トレンドが表示されるようになります。
XでSNSマーケティングを行うのであれば、企業はこのような機能を駆使しながら、新製品の発表やイベント告知、カスタマーサポートなどに役立てるとよいでしょう。
『Instagram』は商品やブランドのビジュアルアピールを高めるのに適しており、若い世代を中心に人気のツールです。基本的には写真や動画、イラストの投稿がメインとなるため、ビジネスで使用するのであれば、旅行・料理・ファッション・インテリア・不動産などの業界のマーケティングに有効となるでしょう。
またInstagramには、ストーリーズやライブ配信など、リアルタイムなコミュニケーションを可能とする機能が多数備わっています。
ストーリーズは写真や動画が24時間後に消える仕組みになっているため、時間の制限がある分、日常の瞬間を身近に感じられます。ライブ配信は最大3人までつながることができ、リアルタイムで複数の視聴者とコミュニケーションを取ることが可能です。
『YouTube』は情報などのエンターテイメントを映像で提供できるツールです。マーケティングに使用されるSNSとしては最も代表的なツールでしょう。
最近はYouTube内でのライブ配信も活発化しており、クリエイターの中には投げ銭機能によって収益化を実現する人も多く見受けられます。
幅広いコンテンツを可能にするYouTubeは、チュートリアルやプロモーション動画、企業の紹介映像などに役立つでしょう。
『Facebook』は、ユーザーが多く、ターゲット層に合わせた広告ターゲティングが可能なツールです。企業のSMSマーケティングでは、広告やビジネスページを通じて商品やサービスを宣伝ができます。
実名登録制のFacebookは、ユーザー自身や情報の信頼性が高いことで定評のあるツールです。利用者の多くはビジネスパーソンであるため、企業としてはオフィシャルな情報の定期配信に適しています。
Facebookはテキスト、画像、動画、リンクなど、どんなフォーマットにも対応しており、ユーザーの知識欲を刺激するような情報発信への反応が高い傾向にあります。
ただし投稿数が少なかったり、リーチしにくいタイミングに投稿をしていたりすると認知度は上がらないので厳密な対策が必要です。
『LINE』はコミュニケーションに特化しており、ユーザーとのダイレクトな接触が可能なツールです。企業がLINEを活用する場合、クーポン配信、新商品の案内などが行えます。またLINE@やLINE公式アカウントを活用すれば、ユーザーとの関係の強化も期待できます。
特にLINEの強みはプッシュ機能通知です。発信した情報は登録者のみに通知されるため、拡散力はないものの温度感の高いユーザーに対して効率的な情報を発信できるというメリットがあります。
さらに、LINE@には1:1トークという機能があるので、LINE@上でユーザーとの個人的なコミュニケーションが取れます。他の人の目に触れることなく企業と消費者間で密に交流を図れるので、SNSマーケティングでは大いに利用できる機能となるでしょう。
『Pinterest』は、ビジュアル重視のコンテンツが特徴のツールです。特にファッション、インテリア、DIY、レシピなどの分野で人気で、企業は商品のビジュアルアピールの向上が期待できます。
Pinterestの拡散力の高さを担う機能として、『リピン』という機能があります。リピンはTwitterのリツイートに該当し、お気に入りの画像をシェアできるため、情報の拡散に効果が期待できるでしょう。
また、Pinterestのシステム上、どの画像もURLと紐付けされて保存されるようになっているので、ビジネスに利用する場合はWebサイトへの誘導にも活用できます。
『TikTok』は特に若い世代に人気で、独自のトレンドやチャレンジが形成されることが多いツールです。エンターテイメント性が高く、軽快な動画コンテンツを提供できます。
従来は10代〜20代の若者がメインユーザーでしたが、2021年時点の平均年齢は34歳と年齢層が上昇しています。30〜40代層の男性ユーザーを中心に、今後も平均年齢層が高くなることが想定されているため、幅広い層をターゲットにできるプラットフォームとしてビジネスに活用できるでしょう。
またTikTokはアルゴリズムによる情報拡散力の高さ以外にも、TikTokを経由した消費金額が高いことや、広告の嫌悪感が少ないユーザーが多いことで定評があるツールです。これらはビジネスとしてTikTokを利用するメリットとなります。
ここからはSNSマーケティングが強いおすすめの企業を以下の順に紹介していきます。
画像引用:株式会社PLAN-B公式サイト
『株式会社PLAN-B』は、「世界中の人々に「!」と「♡」を」というビジョンの元、デジタルマーケティング事業・マーケティングDX事業・ASP事業・メディア事業と、幅広いSEO
事業を行っています。
自社で運用しているデジタルマーケティングメディア(Pinto)では、5,200社を超えるマーケティング支援実績を元に企業に役立つSEO情報を発信しています。
PLAN-Bの「Cast Me!」は、コンサル×プラットフォーム型を採用したインフルエンサーマーケティングサービスです。自社のアンケート調査では98%を達成するほど、顧客満足度の高さを誇ります。
特徴的な機能として挙げられるのは、分析・レポーティングやタスク管理の他、インフルエンサーを募り自ら指名できる「公募・指名機能」、インフルエンサーへの報酬を購買数に応じて決定できる「成果報酬機能」などです。
戦略設計、インフルエンサー選定サポート、成果の振り返りまで自社コンサルタントがつき、過去4,500案件分のデータを活用することで高い専門性が期待できます。
また一般的な代理店型のインフルエンサーマーケティングの1/3程度と謳われるほどの低コストを実現していることも魅力の1つです。戦略と目標の立て方、施策の振り返り方が分からない企業や、現在工数やコストが掛かりすぎている企業向けです。
画像引用:株式会社ガイアックス
『株式会社ガイアックス』は、「Empowering the people to connect 〜人と人をつなげる」のミッションの元、累計1,000社以上の支援実績を持つソーシャルメディア支援事業を中心に、Web3.0(Web3)やWebシステムの運用などの事業を展開しています。
600社を運用した実績を元に、企業が公式に運営するソーシャルメディアに関するコンサルティング・運用支援を行っているのが特徴です。
毎回クライアントに合った専門の担当者をアサインし、広告運用、データ分析、ビジュアルコンテンツ制作、オンライン配信支援など、手厚く網羅的なサポートが期待できます。
画像引用:StockSun株式会社
『StockSun株式会社』は「健全な競争環境をつくり、顧客の不安をゼロにする」というビジョンを掲げており、Web集客コンサルティングと事業コンサルティングを支援するサービスを行う企業です。
Web集客では業界トップクラスの業者を選定し、サイト・デザイン・Webコンテンツ制作や、Web広告運用、エンジニアリング、営業活動・作業支援など、実行支援まで網羅的にサポートします。
過去に取引実績のあるプレイヤーの中の上位1%のみが担当する認定パートナー制度などがあり、顧客の不安を取り除くためのさまざまな取り組みをしているのが特徴的です。
『株式会社World Wide System』は集客・認知アップ・販売促進・回遊促進などにつながるデジタルキャンペーンを実施できる「SmartPR」の事業をしている企業で、2022年6月までの累計は1600件以上の導入実績があります。
InstagramのハッシュタグキャンペーンやLINEレシートキャンペーンなど、さまざまな企画の立案からギフト手配、事務局作業まで網羅的にサポートしてくれます。
個人情報の適切な取り扱い企業であることを第三者機関に示すPマークの取得、第三者へのセキュリティ関連資料の公開、社外専門チームによるサーバの24時間有人監視など、品質管理が整備されていることも特徴です。
画像引用:株式会社コムニコ
『株式会社コムニコ』はSNSマーケティングの戦略立案から運用代行までを支援する企業です。SNS運用の課題に応じてSNS媒体の選定、プランニング、運用代行、コンサルティング、効果検証までをワンストップで対応する他、コラボ先仲介支援・インフルエンサーアサイン・炎上リスク対策などのサービスも行っています。
Instagram・X・Facebook・YouTube・TikTokなどを含む、全8つのSNSに対応可能な体制を整えているのも特徴です。また大手企業を中心に2023年3月時点での運用支援実績は1,800件以上の安定した実績があります。
画像引用:アディッシュ株式会社
『アディッシュ株式会社』は「情報社会をあなたの居場所に」というビジョンがあり、スタートアップ企業の急成長を多方面から支援するサービスです。スタートアップ企業が生み出したサービスやテクノロジーの発展によって発生する課題を解決するサービスを提供しています。
スタートアップ企業の成長に欠かせないSNSの運用代行もしており、公式アカウント開設から運用までワンストップで支援。各ソーシャルメディアのそれぞれの特徴を生かし、顧客の目的に応じた運用の提案が期待できます。
画像引用:BEASTAR株式会社
『BEASTAR株式会社』は情報・分析・戦略で企業を支援する総合デジタルマーケティングカンパニーです。SNS運用代行やSNSコンサルティングの他にも、 YouTubeコンサルティング、Web ・SNS広告運用、Webサイト構築・運用など幅広い事業を行っています。
SNSの運用代行は代表的なSNSの対応を可能とし、戦略設計から投稿・効果測定までを実施。SNSコンサルティングは、化粧品・食品・アパレル・家具など、幅広いジャンルのメーカー企業との実績があり、過去100アカウント以上のSNS運用で得たノウハウを生かした提案が期待できます。
画像引用:株式会社Tenmu
『株式会社Tenmu』はSNSマーケティング、コンテンツ制作、映像制作事業を担う企業です。SNS運用代行はInstagramを専門とし、初めの戦略設計から月次運用支援までワンストップで支援しています。
Instagram運用では約400件の運用データの分析で得たノウハウを生かし、ユニークでクリエイティブなSNS課題の解決を実現。自社用にカスタマイズされた戦略設計、専門性の高い担当者によるハイクオリティなクリエイティブ、自社の最新分析ツールによる分析力の高さなどを強みとしています。
画像引用:株式会社メンバーズ
『株式会社メンバーズ』は大手企業からベンチャー企業までを対象に専門性の高いデジタルクリエイターを提供し、デジタルビジネス運用を行う企業です。Webサイト運用・運営やコンサルティングをはじめ、アプリ開発・プロダクト開発やインターネット広告などのサービスを提供しています。
ソーシャルメディアサービスでは企業・ブランドの公式アカウント立ち上げ・運用に加え、自社サイト(オウンドメディア)のマーケティングも担っているのが特徴です。
一つの企業に対して30名規模の専任運用体制を整え、それぞれ専門分野のノウハウを共有しながら運用を行っています。
また2012年にはFacebookから公式デベロッパーの認定を受けていることや、Facebook・Twitter・Instagram・YouTubeなど複数のSNSツールの一括依頼が可能であることも魅力です。
画像引用:ソーシャルワイヤー株式会社
『ソーシャルワイヤー株式会社』は「全ての魅力にスポットライトがあたる社会へ」というビジョンの掲げ、企業・商品・個人が持つ魅力や価値に対するエンゲージメントを高めるためにサポートをしてくれる企業です。
具体的なサービスとしては、インフルエンサーPR・リリース配信・クリッピング・リスクチェック・クラウド翻訳などを提供しています。
インフルエンサーPRではフォロワー数とリーチ数の高いインフルエンサーを7000人以上をかこっており、その中から企業に合ったインフルエンサーをアサインするので高いPRが期待できるでしょう。
画像引用:株式会社レポハピ
『株式会社レポハピ』は消費者のSNS拡散反響力(口コミ力)を自動測定する自社開発システム(SNSレイティングデータベース)を活用してビジネス貢献を行う企業です。SNSレイティングデータベースの開発・構築・運用の他、Webサービスの開発・運営、ソーシャルメディアコンサルティングなどを行っています。
最も特徴的なのは、SNSレーティングデータベースを利用したアプローチ方法です。SNSレーティングデータベースでは、企業のWebサイトに訪問するユーザーを解析し、口コミ力が高く企業の情報発信に貢献しやすい消費者を洗い出します。
特定した消費者との関係性を強化するリレーション機能や、積極的に反応する消費者の傾向解析データなどを活用することで、さまざまなPRプロモーションへの活用に期待できるでしょう。
画像引用:studio15株式会社
『studio15株式会社』はTikTokに特化したプロダクション・エージェンシーです。TikTok特化型の強みを生かし、クリエイターのサポートやインフルエンサーマーケティングなどに注力している企業です。
TikTokで自社アカウントを育成したい企業・ブランドに対するSNS運用代行サービスも提供しており、KPI(Key Performance Indicators)設計から動画制作、投稿管理までを一貫して行っています。
若いユーザーへのアプローチが必要なクライアントの実績や、オリジナル性の高いクリエイティブコンテンツ力、最新トレンドの収集力などの特徴を生かしたTikTok運用が期待できます。
画像引用:ライスカレー
『株式会社ライスカレー』はコミュニティデータをマネジメントするデータプラットフォーム「CCXcloud」から得たデータを活用したさまざまな事業を展開している企業です。ブランドマーケティング戦略の企画から運用までワンストップで行っています。
SNSを中心とするコミュニティデータは最大の強みであり、SNSの運用やSNS上の口コミ創出、インフルエンサーのキャスティングなど、SNSに関するあらゆるマーケティング施策に役立ちます。
また飲食やアパレルなど、幅広いジャンルの大手企業との実績があることも特徴です。データに基づいた適切なプランで、クライアントの期待に沿ったサポートが期待できるでしょう。
画像引用:テテマーチ株式会社
『テテマーチ株式会社』は自社で保有する研究機関やデータ分析ツール、ビッグデータなどを基盤に、SNS運用支援やブランドプロデュースなどのコミュニケーションプランニングを行う企業です。
SNSアカウント運用ではX・Instagram・TikTokなどを中心に、リソースやノウハウなどの課題改善のサポートを行います。
消費行動フローに基づくSNSマーケティング戦略、トレンドとブランドの独自性を両立するコンテンツ企画、業界最大46,000アカウントが登録する分析ツールのデータやコンサルティングの知見などを強みとし、戦略設計から運用・改善までをワンストップで担うのが特徴です。
画像引用:CHOKOKU
『株式会社CHOKOKU』は「クリエイティブを通して前向きなストーリーを創る」というビジョンの元、成長を支援する戦略型クリエイティブカンパニーです。
マーケティング戦略ではインタビューなどから集めた情報を元に、市場構造や消費者などを分析しクライアントとマーケットに適した設計を行います。
また現場のKPIとアクションプランまでワンストップで行うブランド戦略も特徴的です。加えてクリエイティブなWEB・動画・バナーなどの制作、広告やSNSを生かしたプロモーションなどを行うため、消費者に対する戦略的なアプローチが期待できるでしょう。
画像引用:株式会社フルスピード
株式会社フルスピードは「ココロ繋ぐテクノロジー」というビジョンを掲げ、SNSマーケティング支援のためのSNSコンサルティングサービスやSNS運用代行サービス、SNS広告運用サービスを提供する老舗デジタルマーケティング会社です。
Instagram、Twitter、Facebook、LINE、YouTube、TikTok、PinterestなどのSNSで1,000社以上の支援実績を積み上げています。
顧客のマーケティング戦略から、クリエイティブ制作、広告運用代行など、認知施策から獲得施策まで一気通貫で支援でき、施策に対して柔軟に対応できる安定感のある会社です。
画像引用:株式会社カプセル
インスタグラムを中心にSNSコンサルティング・運用代行で企業のSNSマーケティングを支援します。
内製化したい、専門会社と協力して運用したいなど企業の課題と方針に合わせた柔軟な支援をおこなえます。
また、webサイトの分析も同時におこなうことで利益に直結するSNS運用を実現できます。
ここからはSNSマーケティングの企業選びによる失敗を防止するために、以下のポイントを解説していきます。
会社選びの前に、まずはSNSマーケティングの目的や戦略を明確にすることが大切です。SNSマーケティングと一口にいっても、目的によって対策や成果の測り方、依頼すべき企業が異なります。そのため意図に具体性がなければ最適な策を見出すことが困難となります。
例えばSNS公式アカウントのフォロワーを伸ばすことを目的として運用する場合は、SNSアカウント運用代行やSNSキャンペーンの実施に強い企業を選ぶのがおすすめです。
自社の施策について、SNSによるエンゲージメントが知りたいのであれば、ソーシャルリスニング調査に注力している企業がよいです。
さらに新商品の認知を広めることが目的であれば、SNS広告やインフルエンサーPRを主力とする企業など、企業選びの仕方も目的に応じて行う必要があるでしょう。
企業選びで大切なのは、その会社の得意分野と自社の戦略や目的が一致しているかどうかを確認することです。
「どのようなツールの運用が得意なのか」「どのジャンルのクライアントを受け、どれぐらいの実績を残しているのか」などをチェックし、複数の企業と比較して選ぶのがよいでしょう。
企業の得意分野を調査する場合は、自社に該当する業界や媒体で実績があるかなど公式サイトで確認してください。
ただし、あれもこれもと求める条件が増えてしまうと最適な企業を見つける難易度も高くなるため、譲れない条件のみに絞って探すのがおすすめです。
例えば複数の業界・ツールでアプローチする場合であれば「⚪︎⚪︎業界の実績は豊富でなくてもいいが、⚪︎⚪︎業界で大きい実績のある企業」「FacebookよりもInstagramの専門的なノウハウを持つ担当者のいる企業」など、企業を選ぶ上で譲れない条件をできるだけ絞るのがよいでしょう。
得意分野と同時に必ずチェックしてほしいのが、実績の高さです。同じSNS運用代行サービスでも大きい実績のある業界・ツール・ジャンルなどは企業によってさまざまなので、過去の実績のデータを事前に見ておきましょう。
また本当に成果を出している企業を見極めるには、過去のクライアントの件数のみのチェックでは不十分です。実際にフォロワー数や売り上げがどのくらいの期間でどれだけ増えたのかまで細かくチェックし、実績の高さを計るようにしましょう。
公式サイトに詳しい内容を記載していない企業も多いので、問い合わせ時または依頼時に聞いてみることをおすすめします。
企業選びの理想的なゴールは、予算内で高い効果を得られる企業を見つけることです。得意分野や実績と同じく、企業によって掛かるコストも大きく異なるため、依頼時の費用感を正確に把握し、自社の予算に合致するかどうかを確認しましょう。
費用が高すぎると、収益拡大につながる成果を出すための難易度が上がってしまいます。反対に費用が低すぎると十分なサービスを受けられないこともあるので注意しなくてはなりません。
そのため予算は超過・未満のいずれも避けた方がよく、できるだけ予算内に収められ費用対効果を得られる企業選びを行う必要があります。
もし公式ホームページに可視化できる見積もりや契約条件がない場合は、依頼前に必ず問い合わせて確認するようにしましょう。
優れたSNSマーケティング企業は、その分野での専門知識と経験を持っているのが基本です。彼らのアドバイスや提案を通じて、効果的な戦略の策定や実施が可能になるので、事前に担当者の情報をチェックするようにしましょう。
優秀な担当者かどうかを見極めるには、以下の点に注目するのがおすすめです。
上記のポイントを公式ホームページのみで把握するのは不可能です。初回面談のヒアリングの様子や問い合わせ時の受け答え、レスポンスの速さなどに注目して判断するようにしましょう。
企業選びには会社の具体的な活動内容を理解することが大切です。SNS運用代行と一口にいってもその業務内容は幅広く、企画・開発・運用・改善までワンストップで任せられる企業であったり、運用のみを担う企業であったりと、企業・契約によって大きな違いが生じます。
依頼前にこの確認を怠ってしまうと、任せたかった業務をしてもらえないなどのトラブルが発生する可能性があります。
そのためざっくりとした事業内容だけでなく、どのようなサービスやプロセスが提供されるのか、どのSNSプラットフォームでの活動が含まれるのかなど詳しいサービス内容まできちんと把握してから企業の選択に踏み切りましょう。
またSNSマーケティング企業がどのように成果を測定し、評価するかが明確に示されているか確認することも大切です。キャンペーンの成功基準やKPIが設定されているかもチェックしましょう。
SNSマーケティングは単体で効果的な場合もありますが、Webマーケティング全体の戦略に組み込むことでより一層の効果を得ることができます。そのためSNS運用だけでなく、他のWebマーケティング施策まで依頼できる企業かどうかも事前に確認しておきましょう。
例えばSNS運用にリスティング広告、またはディスプレイ広告などと掛け合わせたとすると、短期と長期の両方を視野に入れた集客の実施を可能にします。
このように複数のSNS運用や他のWebマーケティングと掛け合わせた方が効果的なケースも存在するため、どちらかといえばSNSマーケティング特化型よりもWebマーケティング全体に強い会社の方が高い効果を得られることも考えられます。
SNSマーケティング企業を選ぶ際は、SEO、コンテンツマーケティング、SEM(検索エンジンマーケティング)など、他のWebマーケティング施策も提供できるかまでチェックしてみてください。
企業選びでは短期的な結果だけでなく、長期間にわたって持続的な成果を出すための計画が含まれていることが重要です。SNSマーケティング企業が提供する戦略や計画が長期的な視点で構築されているかどうかを確認するようにしましょう。
発信する投稿内容がユーザーにとって有意義な情報であることや投稿のクオリティを落とさないことはもちろん、中長期の運用を見越して継続的に行う必要があります。
またSNSマーケティングの業務内容は幅広く、ユーザーとのコミュニケーションなど投稿内容の考案以外にも数々の業務を請け負います。契約年数が短かったり、長期的に利用しているクライアントの情報がなかったりする場合は、継続的に利用できないことがあるため、必ず事前に問い合わせするようにしましょう。
炎上リスクの回避はSNSマーケティング会社に依頼することによって得られる大きなメリットのうちの一つです。
炎上は企業にとって大きなリスクとなる確率が極めて高く、すでに意識して対策を行う会社も多いことでしょう。しかしリスクマネジメントの知識がなければ、投稿内容やコメント対応などで気付かないうちに炎上を引き起こし、企業側がネガティブな影響を受ける恐れがあります。
その点、専門の企業にSNS運用の代行を頼めば、炎上を呼ぶようなトラブルやミスが起きることのないように、戦略の時点から十分な注意を払ってサポートをしてくれます。
企業によってはSNSマーケティングの特徴の中にリスクマネジメントの記載があることもあるので、事前に公式ホームページを見たり問い合わせをしたりするとよいでしょう。
SNSマーケティング企業の中にはユーザーとのコミュニケーションまで担わない企業も多く存在しますが、SNS上の企業と消費者のコミュニケーションは互いの信頼関係の構築につながり、高いエンゲージメントが期待できます。
コミュニケーションの方法としては、自社の商品やサービスに関する投稿に対してリプライやコメント、いいね、シェアをするなどが一般的です。
基本的にSNSマーケティング企業は、ユーザーから収集したフィードバックをクライアントに提供します。そうすることで企業はユーザーの声を通じてサービスや商品の改善点を把握し、それに基づいた改善を行うことができるので、ユーザーとのコミュニケーションは必要不可欠といえるでしょう。
SNS運用代行の月額費用は月額10万円以下から50万円以上と幅があり、以下のように依頼作業によって変化します。
相場(月額) | 業務内容 | こんな企業におすすめ |
10万円以下 | 投稿コンテンツの作成、投稿 | できるだけコストをかけずに始めたい |
20〜30万円 | 課題分析・戦略設計コンテンツの作成と投稿コメント対応(確認・返信)簡易的なレポートの作成 | 定期的な投稿やコメント返信まで代行してほしい |
50万円以上 | 課題分析・戦略設計投稿コンテンツの作成と投稿コメント対応(確認・返信)レポートの作成定期ミーティング広告運用 | 企画〜広告・解析までワンストップでサポートしてほしい |
ここからは月額10万円以下・20〜30万円・50万円以上でそれぞれどのようなことができるのかをご説明します。
月額10万円以下は基本的にコンテンツの作成・投稿のみであるケースが多いです。投稿の代行は週に1回までなどと制限を設けられることがあります。
月額10万円以下の予算ではコンテンツの作成・投稿以外の業務を依頼できるケースはほとんどありません。消費者から投稿に反応があった場合や、投稿後の効果測定・改善などは全て自社による対応が必要となります。
予算をかけずにSNS運用代行サービスを利用したい企業には向いていますが、自社で行う業務を削減したい場合は月額10万円以上の予算が必要です。
月額20〜30万円程度はSNS運用代行サービスのプランの中で最も多い価格帯です。コンテンツの作成・投稿を依頼できる回数の増加、いいねやコメントなどの反応が来た場合の対応、簡易的な月次レポートの作成などを依頼できます。
月額10万円以下の価格帯と比べると、依頼できる幅が大きく広がることが分かります。特に注目したいのはレポートの作成です。
毎月投稿の閲覧数やフォロワー数など、エンゲージメントの変化を視覚化できるレポートを作成・共有するサービスを行う企業が多いため、日々効果測定・改善を行いながら運用できます。
投稿に加えてコメント対応や運用改善までサポートしてほしい企業は、月額20〜30万円のサービスを選ぶのがおすすめです。
月額50万円以上の相場の特徴としては、基本的なアカウント運用の他に詳しい効果測定や定期ミーティング、広告の運用代行まで依頼できることなどがあります。
依頼できる投稿の回数は無制限であるケースが多く、課題分析・戦略設計、投稿、コメント対応、詳しい効果測定やSNS広告の運用まで代行してくれます。また月額20〜30万円程度のサービスと比べると、運用改善の手厚いサポートを受けられることもメリットの一つです。
レポート内容が充実する他、月に一回程度のペースでミーティングの機会を設け、現在の課題点の洗い出しや今後の施策の見直しなどを提案してくれます。
ただし広告やキャンペーンの費用までは含まれないケースが多いため、別途必要になることを想定して予算を組むようにしましょう。
消費者のSNS利用率増加に伴い、消費者と企業が以前より密接につながりやすくなった現代のビジネスにはSNSマーケティングが必要不可欠となりました。
しかしどの業界・分野でも競争率が激しく、SNSツールのアップデートや最新トレンドは日々変化するため、成果を上げるにはSNS運用代行企業を利用するのが手です。
企業を選ぶ際に最も重要な指標となるのは、自社の明確な目的と予算です。それをベースに、会社の得意分野や実績、担当者の情報、業務内容などをできるだけ具体的なデータとともに精査し、数箇所の企業と比較して最終的に選ぶのがよいでしょう。