Web集客とは？　主な種類や業種別でおすすめの集客方法などをご紹介

自社の商品やサービスの認知を広め、購入につなげるためにWeb集客を検討している企業担当者の方もいるのではないでしょうか。Web集客で効果を得るにはさまざまな知識を得なければなりません。

そこで本記事では、Web集客の概要や種類、メリット・デメリットをご紹介します。記事後半では、実際のWeb集客業務に役立てられるよう、業界別のおすすめのWeb集客や欠かせないツールなども見ていきましょう。

また「Web集客を始めたものの、なかなか成果が出ずに困っている」など、Web集客に関してお困りの企業の担当者の方は、ぜひジオコードのWeb広告運用代行サービスのご利用をご検討ください。

Web集客とは？

Web集客とは、Webサイト上で集客する取り組みのことです。主にGoogleやYahoo!JAPANなどの検索エンジン、各種SNS、Web広告、メディアなどからの集客を狙います。

インターネットが発達し、誰もが簡単にアクセスできるようになった現代、オフラインでの集客だけでなく、Web集客にも取り組むことが欠かせません。

Web集客の種類

一口にWeb集客といっても、その種類はさまざまなです。種類によってターゲットや目的、狙える効果などが大きく異なるので、違いを明確に押さえておくことが重要です。

ここでは、代表的なWeb集客の種類をご紹介します。

SEO

SEO（Search Engine Optimization：検索エンジン最適化）とは、特定のキーワードで検索した際に、自社のコンテンツが検索エンジンの検索上位に表示されるように最適化するプロセスです。ターゲットのニーズに合わせたキーワード調査、高品質なコンテンツの制作、内部対策、外部対策などを行い、検索上位を目指します。

数あるWeb集客の中でもSEOの対策に即効性なく、長期的に取り組んでいく必要があります。またSEOで上位表示されるようになるのは簡単ではないため、専門的な知識と経験を持った人材も求められるでしょう。

その一方で、検索上位にコンテンツが表示されると、広告費をかけずに継続的に集客することが可能です。

MEO

MEO（Map Engine Optimization：地図検索エンジン最適化）とは、主にGoogle Mapの検索結果で上位表示を目指す施策です。ローカルSEOやローカル検索などとも呼ばれています。実店舗があるビジネスや、地域に根付いたビジネスを展開する場合、MEO対策は欠かせません。

MEOのメリットは、来店する可能性の高い顧客に効果的にアプローチできる点です。こうした顧客の多くは「地域名+〇〇（業種・サービス）」などのキーワードで検索しています。マップで上位に表示されれば、こうした顧客に効果的に訴求できます。

検索結果では口コミやレビューも表示されるので、MEOではネガティブな口コミをもらわないように質の良いサービスを行うなどの対策が必要です。

Google ビジネスプロフィール

Google ビジネスプロフィール（旧：Googleマイビジネス）とは、企業や店舗がGoogle検索やGoogle Maps上の検索結果に、自社のビジネス情報を管理・表示する無料のツールです。Google ビジネスプロフィールに登録すれば、企業情報やビジネス概要、サービス内容、店舗の写真、地図などが大きく表示されます。

Google ビジネスプロフィールは、企業や店舗の情報を検索し、商品・サービスの購入や利用を検討している顧客にとって、判断材料となるものです。最新情報を投稿できる他、クーポンを配布したり、ダイレクトメッセージで直接やり取りできたりもします。

Google ショッピング

Google ショッピングとは、Googleにて特定のキーワードで検索した際、通常の検索結果とは別枠のショッピングタブに掲載される、ショッピングプラットフォームです。キーワードに関連する商品が並ぶので、ユーザーはその中から価格帯やブランド、ショッピングサイトなどを選んで購入できます。

Google ショッピングは、ショッピングタブ以外にも検索結果画面やGoogle検索のパートナーサイト、YouTubeやGmailなどのGoogleが提供するサービスにも掲載されます。

ECサイトやオンラインストアを運営する企業は、Google ショッピングを活用すると、顧客との接点が広がるでしょう。

SNS

X（旧Twitter）、Instagram、Facebook、TikTok、LINEなどのSNSを活用したWeb集客は、主に公式アカウントの運用と有料広告への出稿の2パターンがあります。

公式アカウントの運用は基本的に無料ででき、内製化する場合は費用はかかりません。影響力をつけるには、ターゲットを明確に絞った上で、コツコツと継続するのが重要です。ユーザーと双方向のコミュニケーションを取るのも忘れずに行いましょう。

一方でSNS広告は月額運用予算をあらかじめ設定し、それに基づき運用します。公式アカウントの運用と比較し手間がかからず、投稿が拡散されると幅広いターゲットにリーチできる点がメリットです。

YouTube

YouTubeを活用したWeb集客も、SNSと同様に公式アカウントの運用と有料広告への出稿の2パターンがあります。それぞれの特徴は、SNSにおける運用と同様なので、ここではYouTube特有の特徴をご紹介します。

YouTubeで特筆すべきなのは、動画媒体なのでテキストや画像と比較してより多くの情報を伝えられる点です。自社商品・サービスの使い方や魅力を動画で伝えると、ユーザーが使用場面を具体的にイメージしやすくなるでしょう。

YouTubeアカウントの開設自体は無料ですが、動画制作にはコストや手間がかかります。また高品質のコンテンツを作るなら、専用の編集ソフトや高スペックのパソコン、カメラなどが必要になる点は念頭においてください。

リスティング広告

リスティング広告（検索連動型広告）とは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンの検索結果ページ上部に表示される、テキスト型の有料広告です。特定のキーワードで検索する人にターゲットを絞り、広告を出稿できます。

検索結果に表示されるという点ではSEOと似ていますが、リスティング広告は検索結果をコントロールできる点で両者は異なります。オーガニック検索（自然検索）よりも上部のエリアで表示される場合もあるので、購買意欲の高い見込み顧客に効果的に訴求できる点もメリットです。

またリスティング広告は低額から出稿できるため、広告費に制約がある企業やスモールスタートから始めたい企業にも適しています。

運用にはスキルが必要になる点や、競合他社との競争が熾烈になる点などに注意すれば、高い集客効果に期待できるでしょう。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告とは、Webサイトやアプリの広告掲載枠に表示される広告です。代表的なものは、Googleディスプレイネットワーク（GDN）と、Yahoo!ディスプレイアドネットワーク（YDN）などが挙げられます。ディスプレイ広告では、テキストやバナー、動画、音声などさまざまな形態で配信できます。

ディスプレイ広告の特徴は、潜在ユーザーにも効率的にアプローチできる点です。ニーズを掘り起こすことで具体的な行動を促しつつ、商品・サービスの認知拡大につなげられます。

また、テキストのみのリスティング広告と比較して、ディスプレイ広告では視覚的にも訴えかけることができます。ビジュアルや見た目が重要な食料品やアパレル、家具・インテリアなどでは特に高い効果に期待できるでしょう。

アフィリエイト広告

アフィリエイト広告とは、成果報酬型広告とも呼ばれる、Web広告の一種です。ASP（Affiliate Service Provider：アフィリエイトサービスプロバイダー）を介して、第三者のブログやメディア、SNSなどで自社商品・サービスの広告を掲載します。第三者のメディアで商品・サービスを宣伝するため、自社のマーケティング活動では引き込めない顧客や市場へアプローチできます。

アフィリエイト広告は、成果が発生した段階で広告費を払うのが一般的で、商品・サービスを紹介してもらうだけでは費用が発生しない点がメリットです。予算に制限のある中小企業やスタートアップにとって、魅力的なポイントとなるでしょう。

ただしアフィリエイト広告を利用する際は、掲載先の訴求方法が悪質だとブランドの評判を損なうリスクがある点には注意しましょう。

記事広告

記事広告とは、第三者のブログやメディアにタイアップ記事として掲載される広告です。一般の記事と同じ形式で公開され、読者に有益な情報を提供しつつ商品・サービスの宣伝も行います。

記事広告はWeb広告の一種ですが、広告らしさが少なくユーザー体験を損ないません。一般の記事に溶け込むため、広告であると感じさせず「広告だから読み飛ばそう」とスキップされにくい点がメリットです。

信頼のおけるメディアや閲覧数の多いWebサイトに掲載することで、幅広い顧客層にアプローチできる記事広告ですが、大手メディアでは100万円以上の費用がかかるケースもあります。費用対効果に見合うかは、慎重に検討する必要があるでしょう。

リターゲティング広告・リマーケティング広告

リターゲティング広告・リマーケティング広告とは、自社サイトやメディアを訪問したことのある人を狙った集客方法です。リターゲティング広告はYahoo!、リマーケティング広告はGoogleが提供している広告サービスの名称ですが、内容はほとんど変わりません。

リターゲティング広告・リマーケティング広告のメリットは、見込み顧客に再アプローチできる点です。こうしたユーザーは商品・サービスに高い関心を持っていると考えられるので、高いコンバージョン率も見込めます。

一方で、購入の検討期間が短い商材には向いていないので、商材の見極めがポイントです。

プレスリリース

プレスリリースとは、press（新聞社・報道機関）とrelease（発表・公表）からなる造語で、企業や組織が新商品・サービスの発表、イベント告知、重大発表などのニュースをメディアに向けて発信する公式文書、もしくはその行為のことです。

プレスリリースでは、企業の発表を一般消費者に広く認知させることができます。ただし、プレスリリースを出したからといって、必ずしも外部メディアに自社商品やサービスが掲載される可能性があるとは限らない点には注意しましょう。またメディアによっては、掲載費用がかかる場合もあります。

メール配信

メール配信はメルマガやステップメールを活用した、Web集客の方法です。いずれの手法も見込み顧客を獲得し、コンバージョンにつなげるために有効な施策となり得ます。

メール配信では、まずコンテンツとなるメールを作成し、メール配信ツールやMA（マーケティング・オートメーション）ツールなどを使って、顧客リストにメールを配信します。顧客リストを充実させる他、商品・サービスの魅力が伝わるコンテンツを作ることが重要です。

比較サイト

比較サイトとは、特定のテーマやジャンルに関する商品・サービスの情報をまとめたWebサイトのことです。異なる企業が提供する類似商品・サービスの情報を一度にチェックできるので、ユーザーが比較検討する際によく用いられています。料金形態は、成果報酬制が取られているのが一般的です。

比較サイトを活用すると、Webサイトの運営者に依頼して商品・サービス情報を提供するだけで、手軽にWeb集客が行えます。ただし比較サイトでは多くの類似商品・サービスが紹介されているので、その中で埋もれてしまわないよう、差別化させることが欠かせません。

ポータルサイト

ポータルサイトとは、入り口や正門を表す「Portal」というワードからも分かるように、ユーザーが最初に接するWebサイトのことです。不動産の詳細情報をまとめたものや、飲食店の情報を記載しているものなど、ジャンルの異なるさまざまなポータルサイトが存在します。

一般的にポータルサイトに掲載されるには月額制の費用がかかることが多いですが、が￥安定した集客効果が見込めます。

またポータルサイトは比較サイトと同様に、幅広いユーザーに効率的にアプローチできる点が利点です。

ウェビナーやイベント

ウェビナーとは、Web上で行われるセミナーのことです。現代ではインターネットが発達し、多くの人がパソコンやスマートフォンからWebサイトにアクセスできます。どこからでも参加できるウェビナーは集客しやすい、会場コストがかからないなどの理由から、特にBtoB企業で採用されているWeb集客の方法です。

オンライン上でセミナーやイベントを行う際は、ネットワークの接続に問題が生じないよう、入念に対策しましょう。

Web集客のメリット

Web集客はビジネスに多くのメリットをもたらします。代表的なものは、以下の通りです。

• 低コストで始められる
• 施策の結果を測定できる
• 一度コンテンツを作ればいつでも集客できる

Web集客のそれぞれのメリットを詳しく見ていきましょう。

低コストで始められる

Web集客は、オフラインでの集客方法と比較して、低コストで始められる点がメリットです。SEOやMEO、公式アカウントの運用などは内製化すれば外注費などもかかりません。

「〇〇広告」とつくWeb集客方法は一定の広告費用がかかりますが、特定のターゲットに数を絞って配信するなどの対策を取れば、予算を押さえつつ見込み顧客にアプローチできます。

コストパフォーマンスに優れているので、大企業はもちろん、予算の限られている中小企業でも、効率的なマーケティング活動を実施できるでしょう。

施策の結果を測定できる

Web集客はオフラインでの集客と比較して、訪問数やコンバージョンに至った人数、広告のクリック率などを詳細に測定できます。

例えばSEOの場合、ページを訪れたユーザーが検索しているキーワード、どこからアクセスしたのか、どのページがコンバージョンにつながったかなどを把握できます。これらの数値は、A/Bテストやコンテンツの改善に役立てられるので、さらにWeb集客の成果を高めていけるでしょう。

一度コンテンツを作ればいつでも集客できる

Web集客には、資産性がある点もメリットです。Web集客では一度コンテンツを作れば、24時間365日いつでも集客できます。

例えばYouTubeの場合、動画を一度アップロードすれば、いつでも閲覧できるので再生数が増え認知を拡大できます。高品質なコンテンツ・クリエイティブを制作するのはコストがかかりますが、一度制作のフローを構築できれば企業に長期的な利益をもたらすでしょう。

Web集客のデメリット

Web集客には、メリットだけでなくデメリットも存在します。実際にWeb集客に取り組むにあたっては、デメリットも押さえておきましょう。Web集客の主なデメリットは、以下の通りです。

• 成果が出るまでに手間や時間がかかる
• ライバルが多く差別化が難しい
• SEOやWeb広告に関する専門知識が必要

それぞれについて詳しく見ていきます。

成果が出るまでに手間や時間がかかる

Web集客は成果が出るまでに、手間や時間がかかる点がデメリットです。集客を始めても、すぐに商品やサービスの購入につながるわけではなく、長期的な取り組みが必要です。例えばSEOで集客する場合、少なくとも以下のステップを踏みます。

1. ターゲットと市場を選定する
2. ターゲットが検索しそうなキーワードをリサーチする
3. 悩みを解決できるコンテンツを制作する
4. コンテンツを公開する
5. パフォーマンスを測定し、PDCAサイクルを回す

顧客の興味関心を引く作業に手間がかかるので、なるべく早く購入につなげたい場合には向いていません。実店舗を構えている方は、ローカルエリアで看板を設置する、チラシ配りするなどオフラインの施策と組み合わせるとよいでしょう。

ライバルが多く差別化が難しい

Web集客のメリットの章でも解説したように、Web集客は比較的低コストで取り組める他、制作したコンテンツが資産化され継続的に集客できるため多くの企業が取り組んでいます。加えてWeb集客のノウハウは体系化されており、どうしても発信内容が似通ってしまう傾向にあります。このように、ライバルが多く差別化が難しい点もWeb集客のデメリットです。

競合他社が真似できないような独自のブランディング路線を取る、ニッチ市場の顧客をターゲットに絞るなどの戦略を図ると、差別化になるでしょう。

SEOやWeb広告に関する専門知識が必要

Web集客は気軽に取り組める反面、成果を出すには専門知識が必要です。

例えばSEOで集客する場合、キーワード選定や良質なコンテンツの制作、検索アルゴリズムの理解、リライトに関する知識などが求められます。広告に関しても、予算内で効果を最大化させるためには、知識と経験が必須です。

Web集客で成功するにはノウハウもいるので、自社内にこうした人材がいない場合などは、SEOや広告の運用代理店に依頼するのも検討しましょう。

Web集客の種類を選ぶ際のポイント

先述した通りWeb集客の種類はさまざまなので、どれを選べばよいのか悩む方もいるでしょう。種類を選ぶ際は、以下のポイントを意識してください。

• 目的を整理する
• カスタマージャーニーを明確にする
• 自社のコンテンツ資産・リソースを整理する

それぞれについて詳しくご紹介します。

目的を整理する

Web集客を始めるにあたって、まずは目的を整理するのが重要です。目的が明確になれば、進むべき方向性も見えてきます。このプロセスを怠ると、Web集客そのものが目的になりかねません。Web集客の目的には、以下の内容が考えられます。

• 認知拡大
• 売上・利益アップ
• 見込み顧客獲得
• ブランディング

目的を無理に一つに絞る必要はありませんが、予算が限られている場合もあるので、優先順位をつけて達成すべき目標を明確にしましょう。

カスタマージャーニーを明確にする

カスタマージャーニーとは、顧客が商品・サービスを認知してから購入し、使用するまでの一連のプロセスのことです。カスタマージャーニーを明確にすると、自社のターゲットが浮き彫りになり、効果的に訴求する方法が見えてきます。

カスタマージャーニーを明確にする際によく使われるフレームワークが、カスタマージャーニーマップです。顧客が商品・サービスを認知・比較検討・購入・使用する流れにおいて、具体的に取る行動やタッチポイント、思考、感情などを図式化することで、課題を詳細に把握できるようになります。

自社のコンテンツ資産・リソースを整理する

Web集客を始めるにあたって、既に保有している自社のコンテンツ資産を把握しておくことも重要です。先述したように、Web集客の目的はコンテンツを作ることではなく、集客して認知拡大や売上につなげることです。使えるコンテンツがある場合は、積極的に活用しましょう。例えば、既にSNS上のフォロワーが多い場合は公式アカウントの運用、ブログ記事を公開しているならSEOに力を入れるイメージです。

また、あわせて自社のリソースも確認しましょう。Web集客を成功に導くためには、専門的な技術と経験が必要であり、適切な人材の選択が成否を左右します。

【業種別】おすすめのWeb集客方法

先述した通り、Web集客にはさまざまな種類があります。それぞれ特徴が異なるので、ターゲットやビジネスモデルに合わせて使い分けるのが重要です。

ここからはBtoBビジネス・BtoCビジネス・ECサイトビジネス・リアル店舗ビジネス別に、おすすめのWeb集客をご紹介します。

BtoBビジネス

BtoBビジネスでは、まずは企業の担当者とつながる必要があります。以下に挙げるWeb集客がおすすめです。

• SEO
• リスティング広告
• ウェビナー

繰り返しになりますがSEOでは広告費をかけずに、見込み顧客を集められます。ターゲットのニーズを満たす質の高いコンテンツを発信し続ければ、ブランディングにもつながるでしょう。また商品・サービスへの理解を深めた上で問い合わせを受けるので、成約率が高い傾向にもあります。

リスティング広告は、キーワードを指定して特定のターゲットにコンテンツを届けられます。即効性もあるため、Web集客ですぐにでも効果を得たい際に有効です。

ウェビナーは、オフラインのセミナーと比較して場所と時間の制約がないため、全国の見込み顧客へアプローチできます。

BtoCビジネス

BtoCはBtoBよりも顧客数が多く、商品単価も安価なものが多いため、即決されやすい特徴があります。こうした特徴を踏まえると、以下のWeb集客方法がおすすめです。

• SNS広告
• SEO

多くの一般消費者がSNSを利用しているので、SNS広告を活用しましょう。情報がシェアされれば、より多くのユーザーにアプローチできます。ユーザーが商品・サービスを比較検討する際には、GoogleやYahoo!でキーワードを検索することもあるので、オウンドメディアを構築して情報を充実させておき、検索順位を上げておくことも重要です。

ECサイトビジネス

ECサイトビジネスでは、商品・サービスの画像や価格などを明示すると、ユーザーが比較検討しやすくなります。また商品やサービスの必要性に気付いていない潜在層も多いと考えられます。こうした特徴から、ECサイトビジネスでおすすめのWeb集客は以下の通りです。

• Google ショッピング
• SNS
• SEO

Google ショッピングでは詳細な説明や価格、画像などが表示されるので、ユーザーは商品を探しやすくなります。ECサイトビジネスを展開するなら、Google ショッピングへの登録は必須です。

SNSとSEOはいずれも、効率的に潜在顧客へアプローチできるWeb集客方法です。特にSNSは相互のコミュニケーションが可能なので、積極的に対話を図りましょう。

リアル店舗ビジネス

リアル店舗ビジネスは、顧客と直接的な接点を持てるという特徴があります。この点を踏まえると、以下のWeb集客がおすすめです。

• MEO
• Google ビジネスプロフィール

MEO対策を入念に施すことで、マップで検索するユーザーに効果的にアプローチできます。またGoogle ビジネスプロフィールに登録し、店舗情報を記載することで、ユーザーに安心感を与えられるでしょう。

Web集客に欠かせないツール

Web集客を成功させるには、いくつかのツールが欠かせません。代表的なものは、以下の5つです。

• Googleアナリティクス
• Google Search Console
• Googleキーワードプランナー
• YouTubeアナリティクス
• 各SNSの分析機能

効果的なWeb集客に必要な、各ツールの概要や役割などを見ていきましょう。

1.Googleアナリティクス

Google アナリティクスは、Webサイトのトラフィックとユーザー行動を分析できるツールです。具体的には、以下の数値を計測できます。

• Webサイトの訪問者数
• 訪問者の流入元
• セッション数
• ページビュー数
• 直帰率
• 滞在時間
• コンバージョン率

それぞれを分析してコンテンツの質を高めていくと、コンバージョンにつながる良質なWebサイトを構築できるでしょう。後述するGoogle Search Consoleや、Google広告との連携も可能です。

2.Google Search Console

Google Search Consoleとは、Google検索エンジンを利用するユーザーが、Webサイトに訪れるまでの行動を分析できるツールです。具体的には、以下の項目などを測定できます。

• Webサイトの特定のキーワードの検索順位
• 検索結果での表示のされ方
• 表示回数やクリック数
• モバイルパフォーマンス
• 流入キーワード

検索パフォーマンスを最適化するためには欠かせないものなので、特にSEOに力を入れる際は積極的に活用しましょう。

3.Googleキーワードプランナー

Googleキーワードプランナーは、Google広告に搭載されている機能です。主に、以下の項目やデータを取得できます。

• キーワードの月間平均検索ボリューム
• 検索ボリュームの推移
• 関連キーワード
• キーワードごとの推奨入札単価

Google広告で配信するキーワード選定だけでなく、SEOのキーワードリサーチにも活用できます。

4.YouTubeアナリティクス

YouTubeアナリティクスは、YouTubeチャンネルのパフォーマンスを分析できるツールです。主に以下の項目を測定できます。

• 視聴数
• インプレッション数
• 総再生時間
• チャンネル登録者数
• 高評価数
• 流入元
• 視聴者の年齢・性別
• 収益額や収益の多いコンテンツ

YouTubeを運営するなら必須となるYouTubeアナリティクスを活用して、PDCAサイクルを回しながら効果的なコンテンツを制作しましょう。

5.各SNSの分析機能

SNSアカウントの運営、SNSへの有料広告の出稿をするなら各SNSの分析機能を活用しましょう。例えば、X（旧Twitter）アナリティクスでは主に以下の項目を分析できます。

• ツイート数
• ポストアクティビティ
• フォロワー数とその推移
• プロフィールのアクセス数
• ツイートごとのいいね・リツイート（リポスト）・コメント・インプレッション・エンゲージメント数

こうしたデータを活用すれば、どのようなテーマのポストが反応されやすいのか、投稿する時間帯は適切かなど、運用に役立つデータが得られます。

まとめ

Web集客とは、インターネットを利用して見込み顧客を獲得する取り組みの総称です。Web集客にはSEOやMEO、Google ビジネスプロフィール、リスティング広告、ディスプレイ広告、プレスリリース、ウェビナー・イベントなどさまざまな種類があります。

これらは成果が出るまでに一定の労力と期間は要するものの、比較的低コストで実施でき、施策の効果を確認できるのでPDCAサイクルを回しやすい点がメリットです。

その一方で、Web集客で結果を出すには専門的な知識や経験が必要となるので、自社内にそうした人材がいない場合や、リソースを確保できない場合は代理店に運用を依頼するのも検討しましょう。

ジオコードは15年以上、Web広告運用代行サービスを提供している老舗Web広告代理店です。運用に携わった累計アカウントは2,291以上という豊富な実績に加えて、GoogleやYahoo!などから表彰された確かな実力を兼ね備えています。またSEOのコンサルティングサービスなども提供しています。

Web集客でお困りの場合は、ぜひジオコードのサービスのご利用をご検討ください。