検索クエリとは? キーワードとの違いや広告での活用方法を解説!

【監修】株式会社ジオコード Web広告事業 責任者
新井 政樹

検索クエリとは、マーケティング施策やリスティング広告運用などの活用に使われるWebマーケティング用語の一つです。同じような用語に「キーワード」がありますが、似ているようで意味は異なります。

本記事では検索クエリとは何かや、キーワードとの違い、検索クエリの種類、調べ方や分析ポイント、リスティング広告での活用方法まで詳しく解説します。自社のマーケティング施策や広告の運用、改善にぜひ役立ててください。

ジオコードは15年以上のWeb広告運用サービスを行う、Webマーケティング会社です。検索連動型広告においてGoogleやYahoo!JAPANのパートナーに認定された実績や受賞歴もあります。累計アカウント数2,291件以上、運用のアカウント数474件(2024年3月時点)以上の豊富なWeb広告運用実績があり、Google広告やYahoo!広告を始めSNS広告や動画広告、アフィリエイト広告、各種DSP広告など、Web広告全般に対応しています。

Web広告運用代行に興味がある方は、お気軽にご相談ください。

Web広告アカウント無料診断実施中

検索クエリとは

検索クエリとは、ユーザーが検索エンジン(Google、Yahoo!JAPANなど)の検索窓に入力した語句のことです。「クエリ」とは質問・問い合わせなどの意味を持ちます。ユーザーは何かしらの情報を得る目的で、検索エンジンに以下のような内容を入力します。

  • 単語:「検索クエリ」
  • 複数語:「検索クエリ コンバージョン」
  • フレーズ:「検索クエリの分析方法」

検索クエリにはユーザーの検索意図がつかみやすいもの、分かりにくいものがあります。例えば「検索クエリ コンバージョン」なら「検索クエリを活用してコンバージョンにつなげる方法を知りたいんだな」と予想できます。しかし「検索クエリ」のみでは、検索クエリについて調べたいことは分かっても、具体的に何を知りたいのかがつかみにくいでしょう。

検索クエリの活用は、マーケティング施策はもちろんリスティング広告の運用においても役立ちます。ただしマーケティングの効果を高めるには、検索クエリからユーザーの検索意図をよく理解し、ユーザーニーズに適したキーワード選定や広告制作に努めることが重要です。

キーワードとの違い

「キーワード」は「検索クエリ」と混同しがちな用語です。検索クエリとキーワードの違いは、意味の他に使用者や語句の入力方法が挙げられます。

検索クエリキーワード
意味情報を得るために検索窓に入力する語句マーケティング施策やリスティング広告に用いる語句
使用者ユーザー広告運用者・マーケティング担当者
入力方法単語、複数語、フレーズ単語、複数語

検索クエリの語句は、単語、複数語、フレーズから誤字脱字や表記ゆれも含めて検索エンジンが判断し、ユーザーの意図に合う確率の高い情報を提供します。対してキーワードは、単語または複数語のみで意味が通じる語句で設定され、誤字脱字や表記ゆれは含まないのが基本です。

キーワードを使用する広告運用者やマーケティング担当者は、検索クエリを分析してユーザーの意図を把握し、ニーズに合ったキーワードを設定します。そのため検索クエリとキーワードの語句が同じになるケースも多い傾向です。

検索クエリの種類

検索クエリは以下4つの種類に分類されます。

  • インフォメーショナルクエリ(Knowクエリ)
  • ナビゲーショナルクエリ(Goクエリ)
  • トランザクショナルクエリ(Doクエリ)
  • ビジットインパーソンクエリ(Locationクエリ)

これらの検索クエリは、主にユーザーの検索意図の違いで分けられています。各種類の意図や具体的な検索クエリの語句などを詳しく解説します。

インフォメーショナルクエリ(Knowクエリ)

インフォメーショナルクエリ(Knowクエリ)は、ユーザーが何かしらの情報を「知りたい」意図から検索するときに用いる語句を指します。情報型とも呼ばれ、具体的な語句は「検索クエリとは」「Web広告 活用」「リードを獲得するには」などが挙げられます。

インフォメーショナルクエリは多くのユーザーが使用する検索クエリです。しかし主な目的は情報収集や疑問解決のため、検索直後の購買行動につなげるのは難しい傾向があります。ただし検索クエリからユーザーの求める情報を分析し的確に提供することで、自社サイトの信用度や認知度向上が期待できます。情報を得た後に再度サイトを訪れたユーザーが、自社製品やサービスに興味を持てば、購買につながる可能性も高まるでしょう。

ナビゲーショナルクエリ(Goクエリ)

ナビゲーショナルクエリ(Goクエリ)は、ユーザーが「~のサイトを見たい」「~に行きたい」など、明確なサイトや場所を調べたい意図があるときに検索する語句を指します。案内型とも呼ばれ、ユーザーは「Google」「Amazon」「東京駅」など具体的なサイト名や行き先を入力して検索します。

ナビゲーショナルクエリは検索全体数としては少ない割合です。ユーザーが検索先を明確に指定するため、広告からの誘導が難しいとされています。また認知度の高いサイトや場所などが検索される傾向があるため、マーケティングに活かすには競合先をキーワードに設定するなどの工夫が必要になります。

トランザクショナルクエリ(Doクエリ)

トランザクショナルクエリ(Doクエリ)は、何かしらの「行動を起こしたい」意図を持って検索する語句を指します。取引型とも呼ばれ、検索語句にはユーザーの目的が含まれるのが特徴です。「鞄 通販」「Web広告資料 ダウンロード」「コンテンツ 作り方」などのように、どのような行動を起こしたいのかが分かる語句が含まれます。

トランザクショナルクエリを用いるユーザーは、商品購入やサービス利用などの行動に進もうという意思があるため、コンバージョンにつなげやすい傾向があります。そのためリスティング広告の運用においては、ユーザーの行動目的に沿うキーワードを設定することが重要です。

ビジットインパーソンクエリ(Locationクエリ)

ビジットインパーソンクエリ(Locationクエリ)は、ユーザーが「現在地付近や特定地域の場所の情報を検索したい」ときに用いる語句を指します。ビジットインパーソンクエリは外出先で使用されることが多いため、エリア型とも呼ばれます。「東京 カフェ」「コンビニ 近く」など、店舗のジャンルや現在地付近で探したいなどの大まかな希望がある状態で、行き先を探したいユーザーが検索する傾向です。

行き先を検索するナビゲーションクエリと似ていますが、目的地が明確な状態で検索するナビゲーションクエリと違い、ビジットインパーソンクエリは行き先を決めたいユーザーが利用します。従来はナビゲーションクエリの一部でしたが、外出先でスマートフォンなどのデバイスを用いて検索エンジンを利用するユーザーが増えたため、より細かく分類されるようになりました。

検索クエリの調べ方

検索クエリは以下の広告管理画面やツールを用いて調べられます。

  • Google広告
  • Yahoo!広告
  • Googleキーワードプランナー
  • Googleサーチコンソール
  • Googleアナリティクス

各項目の調べ方を解説します。

Google広告

Google広告の検索クエリを調べたい場合は以下の手順で行います。なお、Google広告の場合は検索クエリではなく、「検索語句」と表示されます。

  1. Google広告の管理画面にログインする
  2. 「キーワード」から「検索語句」をクリックする

「検索語句」をクリックすると、Googleで検索された語句が表示され、クリックされたGoogle広告のクエリが一覧で表示されます。検索クエリ一覧をダウンロードしたい場合は、「ダウンロード」の項目から可能です。

Yahoo!広告

Yahoo!広告の検索クエリを調べる手順は以下のとおりです。

  1. Yahoo!広告の管理画面にログインする
  2. 「キーワード」から「検索クエリーを表示」をクリックする

「検索クエリーを表示」をクリック後、「表示されているすべてのキーワード」を選択すると検索クエリが全て表示されます。「選択したキーワード」を選択した場合に表示される検索クエリは、キーワード一覧で選択したキーワードが含まれるクエリのみです。

なお、検索回数が少ない検索クエリに関しては、個人が特定されやすいリスクから非表示になっています。Yahoo!広告だけでなくGoogle広告も同様です。検索クエリの表示回数や消化金額は、非表示の分が含まれないため、実際よりも少なく表示されることがあります。

Googleキーワードプランナー

Googleキーワードプランナーでは、検索クエリからキーワードの情報を調べられます。具体的な方法は以下2つです。

  • 新しいキーワードを見つける
  • 検索ボリュームと予測のデータを確認する

検索クエリからマーケティングに用いる特定キーワードの候補を探したい場合は「新しいキーワードを見つける」を、指定キーワードの検索ボリュームを調べたい場合は「検索ボリュームと予測のデータを確認する」を使用します。それぞれの確認方法を解説します。

「新しいキーワードを見つける」から確認する方法

特定のジャンルから具体的なキーワードを調べる際は「新しいキーワードを見つける」を使用します。具体的な手順は以下のとおりです。

  1. 「Googleキーワードプランナー」にログインする
  2. 「新しいキーワードを見つける」をクリックする
  3. 「キーワード開始」もしくは「ウェブサイトから開始」をクリックする
  • キーワード開始の場合:「ビジネスに密接に関連している商品やサービスを入力します」のキーワード入力欄に、サービスや商品に関連する検索クエリを入力する
  • ウェブサイトから開始の場合:「キーワードを探す対象のドメインかページを入力します」のURL欄に競合ページのURLを入力する
  1. 「結果を表示」をクリックする

「結果を表示」をクリックすると、入力した検索クエリやページ内容と関連の高い「キーワード」「月間平均検索ボリューム」「競合性」「キーワード単価」が表示されます。検索ボリュームや競合性の高いキーワードはライバル企業も多いため、キーワード選定の際は慎重に判断しましょう。

「検索ボリュームと予測のデータを確認する」から確認する方法

指定キーワードの検索ボリュームや、同じキーワードを使用するライバル企業の競合率などを予測したいときは「検索ボリュームと予測のデータを確認する」を使用します。確認の手順は以下のとおりです。

  1. Googleキーワードプランナーにログインする
  2. 「検索ボリュームと予測のデータを確認する」をクリックする
  3. 指定キーワードを入力する
  4. 「開始する」をクリックする

「開始する」をクリックすると、入力したキーワードの「月間検索ボリューム」「競合性」「キーワード単価」が表示されます。

Googleキーワードプランナーはアカウント作成をすれば無料で使用でき、キーワードの情報が調べられます。ただしGoogle広告の配信やサイト運営をしていない場合、詳細な月間平均検索ボリュームは表示されないため注意が必要です。

「新しいキーワードを調べる」「検索ボリュームと予測データを確認する」はどちらも調べたデータのダウンロードが可能です。ダウンロードする場合は、画面右上の「キーワード候補をダウンロード」をクリックします。

Googleサーチコンソール

Googleサーチコンソールで検索クエリを確認する手順は以下のとおりです。

  1. Googleサーチコンソールにログインする
  2. 「検索パフォーマンス」をクリックする
  3. 「クエリ」をクリックする

「クエリ」をクリックすると、自社のGoogle広告に関連のあるクエリが一覧で表示されます。検索クエリごとに「クリック数」「表示回数」「平均クリック率」「平均掲載順位」も確認できるため、配信中のGoogle広告のデータ分析に活用できます。

Googleアナリティクス

Googleアナリティクスで検索クエリを確認するには、Googleサーチコンソールとの連携が必須です。連携していない場合は連携設定をしてから利用しましょう。Googleアナリティクスで検索クエリを確認する手順は以下のとおりです。

  1. Googleアナリティクスにログインする
  2. 「集客」をクリックする
  3. 「SearchConsole」をクリックする
  4. 「検索クエリ」をクリックする

「検索クエリ」をクリックすると、自社のGoogle広告と関連性の高い検索クエリが一覧で表示されます。検索クエリの他、クリック数や表示回数も調べられます。

またGoogleアナリティクスで情報収集できなかった検索クエリは「other」と表示されます。otherに含まれる検索クエリは頻度の低いクエリや個人情報、デリケートな情報を含むクエリです。これらはプライバシー保護の観点から表示されない仕様となっています。加えて、一日の計測件数上限の5万を超えて集計外となったクエリも含まれます。

検索クエリを分析する際のポイント

検索クエリをマーケティングや広告運用の改善に活用するには、クエリを分析する前に検索意図の理解に努める必要があります。検索意図を理解しないまま検索クエリを分析しても、真の意図が見えず、改善すべき課題に気付けないことがあるためです。

ユーザーの検索意図を理解することの重要性と、検索クエリの分析ポイントを解説します。

検索意図の理解に努める

検索クエリの分析に取り組む前に「ユーザーがどのような意図で検索したのか」の理解を深めることが重要です。検索エンジンを通じて検索するユーザーは「知りたい」「行きたい」「~したい」など、何かしらの意図を持っています。語句の裏にあるユーザーの意図を把握すれば、意図に適した内容を漏れなくサイトコンテンツや広告に組み込めます。

検索クエリ検索意図
東京 カフェ東京に行く予定があるため、話題のカフェを知りたい
子ども 誕生日子どもの誕生日におすすめのプレゼントを購入したい 子どもの誕生日を楽しくお祝いするプランが知りたい
転職 面接転職で面接を受ける際のポイントや注意点を知って準備したい 転職面接を成功させたい

検索クエリはユーザーの心情や行動背景まで入力すると長くなるため、上記の例のように必要な語句のみ入力することがほとんどです。また検索クエリの意図は一つの場合もあれば、複数が考えられるケースもあります。

検索クエリの意図を理解することは重要ですが、想像だけでは限界があるため、次に紹介する分析方法を併せて用いながら理解を深めましょう。

検索結果1ページ目の記事を分析する

まずは検索クエリを検索窓に入力し、結果に表示された1ページ目の記事を読んでみましょう。1ページ目に表示される情報は、ユーザーの検索意図を満たすものほど検索結果の上方に掲載されているためです。1ページ目のタイトルや内容をチェックすることで、ユーザーが何を目的に検索したのか、どのような情報が知りたいのかが見えてきます。

Googleサジェストを参考にする

Googleサジェストは、検索結果ではなく検索クエリを入力した際に、検索窓の下に表示される語句です。Googleサジェストで表示されるのは、自身が入力したクエリの他に、同様の検索クエリで検索される率の高い語句の組み合わせです。例えば「リスティング広告」と入力した際に、検索窓の下に「リスティング広告 費用」「リスティング広告 やり方」などと表示されます。リスティング広告に関連するサジェストを参考にすることで、ユーザーの知りたい内容が見えてきます。

Yahoo!知恵袋を確認する

ユーザーの生の意見を知りたいときは、Yahoo!知恵袋の電子掲示板を確認する方法もあります。Yahoo!知恵袋の検索窓に検索クエリを入力すると、クエリに関連した内容を確認できます。

検索結果やGoogleサジェストとは異なり、Yahoo!知恵袋は悩みや疑問、それに対する解決案などがユーザー自身の言葉で表現されているのが特徴です。ユーザーが検索クエリに対しどのような情報を求めているのかや、改善すべき課題点を認識しやすいでしょう。

またYahoo!知恵袋に使われている表現をサイトコンテンツのタイトルや広告のキーワードに設定すれば、ユーザーの検索クエリと一致する確率も上がります。クリック数が課題の場合は、ユーザーの用いる語句を加えて制作するのも改善策の一つです。

通販サイトのレビューを見てみる

ユーザー理解を深めるために、通販サイトのレビューを参照するのも有効な手段です。自社製品やサービスに関連するレビューには、ユーザー視点の意見が書かれています。製品やサービスを利用したユーザーが、どのような点に満足し、どのような点を改善して欲しいのかが見えてくるため、内容の改善に役立てられるでしょう。他社製品へのレビューも参考になるため、自社以外の口コミも確認するのがおすすめです。

SNSのユーザーの声を参考にする

SNSのユーザーの声を参考にする方法もあります。SNSはリアルタイムのユーザーの声が見られるため、ユーザーの生の意見や製品・サービスに関する改善点の情報収集に役立ちます。製品やサービスを利用した投稿の中で気になるユーザーのプロフィールを閲覧すれば、どのような人物なのかが分かり、検索意図の背景を理解しやすいのもメリットです。ユーザーの用いる表現や、ターゲット層の全体意見を知りたいときにも活用できます。

リスティング広告での活用例

検索クエリはあらゆるマーケティング施策で有効活用できます。今回はリスティング広告を例に、以下の活用方法を解説します。

  • 一部のキーワードを除外する
  • コンバージョンが発生しているクエリをキーワードに登録する
  • コンバージョンが獲得できているクエリを広告文に組み込む

各活用方法と、リスティング広告以外の施策での活用例も解説します。

一部のキーワードを除外する

リスティング広告の運用では、一部のキーワードを除外することが大切です。広告配信には費用が発生するため、表示数の少ないキーワードを残したままだと余分な費用が発生します。そのため一部のキーワードを除外しましょう。除外するキーワードの候補は「表示回数の少ないもの」です。

ただし一部のキーワードを除外する分、広告の配信量は少なくなる点に注意が必要です。あまりにキーワードを除外してしまうと、費用の無駄は省けてもコンバージョンの機会を失う可能性もあるため、慎重に判断しましょう。

コンバージョンが発生しているクエリをキーワードに登録する

手動で入札価格を調整している際には、検索クエリの中でコンバージョンが発生しているクエリを優先的にキーワードに登録しましょう。キーワードに登録すれば、コンバージョンにつながっていないキーワードの入札価格を下げた際であっても、コンバージョンにつながる検索クエリのみの入札価格を上げることができます。

前提として手動での調整では、キーワードの入札単価を下げてしまうと、広告の掲載順位も低下しやすくなります。その結果広告のクリック率も減り、検索クエリのクリック数の減少にもつながるでしょう。そのためキーワードを選別して登録していなかった場合は、入札価格を下げたタイミングで、コンバージョン率の低いキーワードから高いキーワードまで、全ての入札価格が下がるリスクがあります。

しかしコンバージョンが発生している・発生する可能性のあるキーワードを登録しておけば、コンバージョンに至ってないキーワードの入札価格を下げた際に、コンバージョンが期待できる検索クエリのみの入札価格を上げておくことが可能です。

コンバージョン獲得ができているクエリを広告文に組み込む

コンバージョンが獲得できているクエリは、積極的に広告文に組み込みましょう。中でも複数の語句で構成される検索クエリでコンバージョンが獲得できている場合は、従来の広告文に追加する他に、修正する場合にも活用できます。複数語の検索クエリは1語のクエリよりもユーザーニーズを色濃く映し出すため、広告文に活用することでコンバージョン発生率の向上が期待できます。

また、コンバージョン発生数が少ない検索クエリにも注目しましょう。コンバージョン数が少ない検索クエリが多くの複数語句で成り立っている場合は、ユーザーの検索意図がより明確な傾向です。そのためコンバージョン数が少ない検索クエリも広告文に組み込むことで、ユーザーの意図に適した配信ができ、成果につながりやすくなります。

リスティング広告以外の施策でも活用する

コンバージョンが発生した検索クエリはユーザーニーズを満たすクエリのため、リスティング広告以外の施策でも活用できます。例えばYahoo!広告の「サーチターゲティング」に活用すれば、登録した検索クエリを検索したユーザーにディスプレイ広告を配信できます。

検索結果からのクリックではなく、サイト閲覧時にディスプレイ広告として表示されるため、広告運用効果を効率的に高めることが可能です。サーチターゲティングの他、Google広告の「カスタムオーディエンス」にも検索クエリが活用できます。

広告運用に行き詰まりを抱えているなら、ジオコードの運用代行へ!

検索クエリはユーザーの検索意図によって分類され、コンバージョンにつなげやすいものと難しいものがあります。マーケティング施策や広告運用に活かすには、ユーザーの検索意図の理解に努め、ユーザーニーズを満たす情報提供が重要です。広告管理画面やツールを用いて適切な検索クエリを調べ、ニーズを分析して活用すればコンバージョン発生や認知度向上などの成果が期待でき、効率的にマーケティング効果を高められるでしょう。

リスティング広告の運用や改善をする際は、本記事でご紹介した方法や活用例をぜひ参考にしてみてください。「意識すべきポイントが多く成果が出るまでに時間がかかりそう」「リソースが足りていないので、自社での内製は難しそう」といった課題を抱えていませんか。

そうしたケースでは、内製よりも広告代理店への依頼が賢明です。

ジオコードの広告運用では、15年以上のWeb広告運用代行サービスを実施し、Google広告やYahoo!広告の運用パートナーとして認定された実績があります。FacebookやInstagram、LINE広告などSNS広告の他、動画広告やアフィリエイト広告など、あらゆる広告媒体を取り扱っているため、広告運用代行に興味のある方はチェックしてみてください。

株式会社ジオコードはGoogle・Yahoo!の認定パートナー、アワード受賞歴も多数!
Web広告運用について、どんなことでも気兼ねなくご相談ください。