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2023年6月15日
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更新日:2024年 02月 19日
【監修】株式会社ジオコード SEO事業 責任者
栗原 勇一
302リダイレクトと301リダイレクトは、どちらもURLに関する転送処理のステータスコードですが、302リダイレクトは一時的な変更、301リダイレクトは恒久的な変更に用いられます。
リダイレクトが必要になる場面として、旧サイトから新サイトへの移転、サイトのドメイン変更、パソコンサイトとスマートフォンサイトのURLが異なる場合への対応などが挙げられます。
この記事では、302リダイレクトの設定方法や導入事例などのほか、SEOの影響度についても解説するので、参考にしてみてください。
目次
302リダイレクトと301リダイレクトは、どちらもURLの変更に関する転送処理のステータスコードであり、さまざまな場面で利用されています。
下記では、302リダイレクトと301リダイレクトの仕様や、それぞれの違いについて解説します。
302リダイレクトとは、リンク間における一時的な転送のことです。主に、Webサイトのページを一時的に新しいURLに転送する際に利用されています。
302リダイレクトを設定した場合、Googleなど検索結果に表示されるのは転送前のページの情報ですが、それは302リダイレクトが一時的なリダイレクト先と伝えるためです。
しかし、URLが一時的ではなくずっと変わる場合に302リダイレクトを使うと、Googleが一時的な転送でないと判断して、301リダイレクトとして処理する可能性もあります。
301リダイレクトは、恒久的な転送のことを指し、サイト移転などでURLが変更された場合に用いられるものです。
301リダイレクトを設定していると、検索エンジンは元々のページにアクセスしたユーザーを新規URLに移動させます。
他にも301リダイレクトを設定すると、これまで得ていたページ単体のSEO評価が下がらず、被リンクを引き継いだまま検索結果に反映されるため、サイトのhttps化(SSL化)などにも有効です。
302リダイレクトは、サイトの一時的なページ移転や、スマートフォン用ページへの転送、更新作業やメンテナンスなどの際に必要とされます。
なぜなら、リンク切れや何らかの理由でアクセスできない旧サイトにアクセスしたユーザーを、スムーズに新サイトへと案内するほか、更新作業やメンテナンスの内容など、ユーザーが必要とする情報を適切に提供するためです。
302リダイレクトの設定方法はいくつかあり、使用するツールや手順などがそれぞれ異なります。そのため、自分の状況にあった方法や、使いやすいと感じるツールを選ぶのが大切です。
ここからは、302リダイレクトの代表的な設定方法3つの詳細と手順のほか、それぞれの導入事例についても解説します。302リダイレクトを設定したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
リダイレクトを設定するための方法として、Webサイトのルートディレクトリにある「.htaccess」ファイルを開き、メモ帳などのテキストエディタにコードを記述していく方法があります。
必要な要素を記述したら、テキスト形式で保存しファイル名は任意の半角英数字にします。その後、FTPソフトを起動し、サーバー上の任意フォルダへテキストフォルダをアップロードし、ファイル名を「.htaccess」へ変更すれば設定は完了です。
「.htaccess」の利用が制限されていて、Webサイトの管理サーバーがPHPファイルを設定している場合は、header関数を使用して302リダイレクトを設定するのがおすすめです。
PHP でheader関数を利用する際は、リダイレクト先のURLを指定し、ステータスコードを302に設定します。具体的には以下のようなコードになります。
header(“Location: 新しいページのURL”, true, 302); exit; |
しかし、リダイレクトする全てのファイルにコードを記述する必要があるので注意しましょう。
WordPressのプラグインを使うと、簡単に302リダイレクトを設定できます。中でも、RedirectionはWordpressの公式プラグインであるため、セキュリティ面でも安心です。以下の方法を参考にしてください。
さらに、設定画面では以下を挿入します。
なお、301リダイレクトがデフォルトになっているので、詳細設定を表示して302リダイレクトへの変更も必要です。
302リダイレクトは、SEOに直接的な影響を及ぼすことはありませんが、注意するべきことは 大きく分けて2点あります。
重要なページやコンテンツを一時的にリダイレクトする場合は慎重に判断し、適切な期間や目的を設定するのが大切です。
302リダイレクトと301のリダイレクトは、「URLの変更」という目的は同じですが、期間が異なる、いずれも旧サイトから新サイトへの転送、更新やメンテナンスの内容案内などにそれぞれ使われています。
302リダイレクトに関しては、SEO的には直接的な影響はないものの、注意するべき点はいくつかあり、適切な管理が重要です。
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