ペンギンアップデートとは?基本から対策まで解説します
2019年8月20日
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更新日:2023年 01月 04日
【監修】株式会社ジオコード SEO事業 責任者
栗原 勇一
アンカーテキストはクリックするとリンクが発生するテキストのことです。
アンカーテキストはリンクが発生するだけでなく、SEOにも影響があります。
この記事では基本的な書き方から、SEOを加味した設定や注意点まで説明させていただきます。
また、SEOについて動画で学びたい!という方のために、動画セミナーをご用意しています。
あわせてご覧ください。
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目次
前述したとおりクリックするとリンクが発生するテキストです。
HTMLソースコード内のテキストを「<a></a>」で囲むことで設定が可能です。
※下記のような感じですね
<a href=”https://www.geo-code.co.jp/seo/magazine”>SEM JOURNAL</a>
リンク先はサイト内でも外部サイトでも問題ありません。
サイト内のリンクは「内部リンク」、他サイトへのリンクは「外部リンク」と呼ぶことが多いですね。
アンカーテキストは、「リンク先ページの内容を正しく伝えられる」点が重要です。
「リンク」はGoogleの評価指標の一つで、検索順位に影響を与えます。
つまり、アンカーテキストの設定は、検索順位に影響があります。
※リンクの評価については下記記事で解説しています!
上位表示に必須?被リンク(バックリンク)の調べ方とSEOへの影響
ざっくりの説明になりますが、Googleは「ページに書いてあること」と「リンクに書いてあること(アンカーテキスト)」でページの内容を判断します。
そのため、適切なアンカーテキストの設定は、正確な評価につながります。
また、(少し露骨ではありますが)アンカーテキスト内にキーワードを含めることで、リンク先ページのメインテーマをGoogleにアピールできます。
SEOを意識した効果的なアンカーテキストの設定にはいくつかポイントがあります。
要するに、「対策したいキーワードを含め、簡潔かつわかりやすく記載をする」事がポイントです。
リンク先ページを理解するためのヒントとしてGoogleはアンカーテキストを参考にしています。
わかりやすく、正確に情報を伝えてあげましょう。
上記のような設定は、リンク先理解の妨げになる可能性があります。
読めばリンク先がわかるようにアンカーテキストは設定しましょう。
また、不自然なアンカーテキストで貼られたリンクは、ガイドライン違反としてペナルティとなる可能性があります。(こちらについては後述しています)
例えばインテリアの通販サイトで「2人掛けソファー Geoソファ」という商品のページに向けてリンクを貼ると想定します。
狙うキーワードは「2人掛けソファ」を含むクエリです。
その場合、アンカーテキストは下記のどれが効果的と言えるでしょうか?
①:商品ページへ
②:Geoソファ 商品ページへ
③:2人掛けソファー【Geoソファ】商品ページへ
①のアンカーテキストでは下記のようなことが言えます。
・アンカーテキストからリンク先がわからない
・キーワードが含まれていない
例②のアンカーテキストでは下記のようなことが言えます。
・リンク先ページの内容が伝わる
・キーワードが含まれていない(「2人掛けソファー」が伝わらない)
例③のアンカーテキストでは下記のようなことが言えます。
・リンク先ページの内容が伝わる
・キーワードが含まれている
アンカーテキストを「詳細はこちら」などにしているサイトをよく見かけると思いますが、推奨はされていません。
GoogleのSEOスターターガイドにもそういった記述があります。
ただ、意識しすぎて不自然になるのもよくありません。
例えば家具通販サイトのナビは普通「テーブル」「チェア」みたいに商品名だけで設定されています。
「テーブル商品一覧」の様な細かい文言はあまり見かけません。
つまり使うケースに応じた自然な設定が必要なのです。
そして、アクセシビリティの観点からもアンカーテキストは明確にしたほうがいいでしょう。
テキストではなく画像にリンクを設定する場合があると思います。
その際は「alt属性」がアンカーテキストの代替として機能します。
※alt属性は下記のように記述します。
<img src=”●●●” alt=”■■■”>
●●●には画像のパスが、■■■には画像の内容を簡潔にまとめた文言が入ります。
一例を見てみましょう。
上記はSEM JOURNALの記事一覧ページから抜粋したキャプチャ画像です。
下記のような記述になります。
<img src=”https://www.geo-code.co.jp/seo/cms/wp-content/uploads/2019/08/ssl_top-330×180.jpg” alt=”SSLの仕組みと設定方法”>
画像に関しても、アンカーテキスト同様「自然で」「簡潔に」「リンク先ページの内容が伝わるように」記載をしましょう。
アンカーテキストのSEOへの影響について、プラスの点を説明してきました。
ですが、アンカーテキストは注意が必要な点もあり、扱いによっては「不自然な外部リンク」として、Googleからペナルティを受ける可能性があります。
ペナルティの可能性がある、リンクの例を紹介します。
例えば下記のようなケースが該当します。
・SEO対策 東京
・中古車 買取
・家具通販
上記のようにSEOを意識した「検索クエリのようなアンカーテキスト」は不自然に該当します。
また、「キーワード単体のアンカーテキスト」不自然と認識される可能性がありますので、注意してください。
極端な例えですが、会話していて「高く買い取ってくれる 中古車 買取 の店知ってるよ?」なんて言わないですよね。
仮にSEM JOURNALにリンクを貼っていただけるとしても、「SEO 対策」みたいな不自然なアンカーテキストでリンクしないでくださいね?(振りじゃないですよ!笑)
同じドメインから大量の外部リンクを得ている場合は注意が必要です。
これは「ペナルティ対象のリンクによくある傾向」であることが原因です。
※ページランクを渡す、順位操作目的のサイトによく見られる傾向です。
被リンクをチェックする際、同一ドメイン・同一アンカーテキストのリンクは要注意となります。
被リンクはSearchConsole(サーとコンソール)からダウンロードして、目視でチェックする必要があります。
自分でやってみてリンクのチェックが難しい方や、そもそも調査リソースが足りない方は是非ご連絡くださいね!
アンカーテキストは効果的な設定と、マイナス評価の可能性を理解しておく事が重要です。
自然で、使いやすく、評価につながる設定を心がけましょう。
また、「読んだけどわからない!」「めんどくさい!」「リソース足りない!」といったお悩みがある方は、お気軽にご相談下さい!