やってはいけないSEOライティングNGな15のポイント【基本編】
2020年11月20日
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更新日:2024年 05月 29日
【監修】株式会社ジオコード SEO事業 責任者
栗原 勇一
SEOに関わりのある方なら、「コンテンツSEO」という言葉を聞いたことはあるかと思います。
一昔前であれば、被リンクの数やページ内のキーワード数など、質よりも量で評価されておりました。しかし2011年のパンダアップデートや2012年のペンギンアップデートの影響により、これまで”量”を評価していたGoogleが、質を重要視する傾向に変わりました。
GoogleのアップデートとともにSEO対策の手法や取り組み方にも変化が生まれはじめ、近年、注目されるようになったのが「コンテンツSEO」です。
この記事では、コンテンツSEOとは何なのか、どのような対策を取れば良いのかを中心に解説していきます。
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コンテンツSEOとは、SEO対策の手法の一つであり、サイト上のコンテンツを活用し、多様なキーワードでの露出機会の増加を実現することで、多くの有益なアクセスを集める集客施策です。
検索結果の上位に表示されるための要素として、コンテンツが注目されるようになった背景には、前述のパンダアップデートやペンギンアップデートを含めた様々なGoogleのアップデート、Googleクローラーの性能が向上したことが大きく関係しています。
当時はこれらの影響により、被リンクを大量に設置しているサイトや、コピーコンテンツ、キーワードを不自然に詰め込んだページの順位が下落しました。反対に、ユーザーのニーズを網羅したWebページは順位が上昇しました。
Googleクローラーの性能が高くなり、文章の内容や文脈をこれまで以上に理解できるようになったことでコンテンツの質が注目されるようになりました。
Googleクローラーの性能は日々向上していますが、人間と同じようにコンテンツの内容を理解しているわけではありません。
Googleクローラーはソースコードやタグの情報などを総合的に評価しているため、コンテンツをWebサイトに公開する際は、Googleに対してのコンテンツの質、ユーザーに対してのコンテンツの質を意識する必要があります。
Googleに対してのコンテンツの質、つまり中身の情報をGoogleクローラーに正しく読み取ってもらう、理解してもらうためには、HTMLソースコード、タグなどの設定を意識することが重要です。
大きく分けると以下の5つのポイントがあります。
これは、Googleクローラーがコンテンツの中身だけではなく、ソースコード上に書かれている情報も読み取りながらページを評価するためです。
同じ内容が書かれているページであっても、ソースコード上での設定が違うだけでGoogleからの評価も変わってきます。コンテンツSEOを実施する際はコンテンツの中身だけではなく、Googleに対しての質も意識しましょう。
ユーザーに対してのコンテンツの質とは、簡単に言ってしまうとユーザーニーズを満たすコンテンツを用意することです。曖昧な表現になってしまいましたが、この一言に尽きます。
どのようなキーワードに対してコンテンツを作成していくかというキーワード選定や、「このキーワードで検索するユーザーはこういった情報を欲しているだろう」といった検索キーワードに潜んだ検索意図の把握と、その答えとなるコンテンツ作りが重要になります。
当然、文章の読みやすさやコンテンツそのものの構成も重要ですが、ユーザーニーズ・検索意図を満たしていないコンテンツは、残念ながら質が高いとは言えません。
では、ここでコンテンツSEO実施した場合のメリットを考えていきましょう。
メリットとしては大きく分けて、いかの3点が挙げられます。
コンテンツSEOに限らずSEO対策全般に言えることですが、各キーワードでの上位表示が叶うことや、検索結果へ表示されるキーワードが増えることによって検索ユーザーへの露出機会が高まるため、高い集客効果が見込めます。
検索結果の1位に表示された場合のクリック率は約21%、2位の場合は約10%ですが、10位の場合は1.6%まで下落します。
■2017年の検索順位別クリック率
引用: 2017年Google検索順位別クリック率データ発表!SEOはキーワード選定がカギ!
1位 :21.12%
2位 :10.65%
3位 : 7.57%
4位 : 4.66%
5位 : 3.42%
6位 : 2.56%
7位 : 2.69%
8位 : 1.74%
9位 : 1.74%
10位: 1.64%
このことからも、上位表示された場合の集客力が強いことが分かります。
また、ユーザーニーズ・検索意図を満たした質の高いコンテンツは、質の低いページよりもアップデートによる順位変動を受けずらいため、永久にとはいかないものの、安定かつ継続的な集客が期待できます。
コンテンツSEOは一回実施して終わりというものではなく、継続的に質の高いページをWebサイト上に公開していくことが重要です。
コンテンツの母数が増えるほど、検索結果に表示されるキーワードの増加に繋がり、さらなる集客効果の向上も期待できます。
質の高いコンテンツを増やすことができればサイト全体のGoogleからの評価アップにも繋がり、様々なキーワードでの上位表示や検索結果での露出機会の向上が期待でき、有益なキーワードからのアクセスが増えることでCV(コンバージョン)の獲得も望めます。
リスティング広告などはクリック数に応じた費用が発生し、単価の高いキーワードであれば1クリック1,000円を超えるものも珍しくありません。ですが、コンテンツSEOは自然検索枠に表示されるため、何回クリックされても費用がかかりません。
コンテンツを自社で作成することができれば、人件費以外の費用がかからずに実施できるのもコンテンツSEOの魅力です。
上位表示されるまでに時間がかかる場合もありますが、ビッグキーワードや自社のビジネスに直結するキーワードで上位に表示させることができれば、費用対効果は極めて高いです。
質の高いコンテンツを継続的にアップすることにより、他サイトからの被リンクの獲得やSNSでの拡散が期待できます。
様々なキーワードで上位に表示されることに加え、多くのサイトからリンクされたり、SNS上で話題になることで、Web上で人に目に触れる機会が増え、潜在顧客の獲得や自社ブランディングの向上に繋がります。
また、コンテンツを継続的に多数発信し続けることもブランディングに繋がります。
ユーザーが検索したキーワードに関連したコンテンツだけを用意しているサイトよりも、それに不随する情報をたくさん用意しているサイトの方がユーザー満足度は高くなります。
例えば、「部屋の照明」を検索しているユーザーに対して、「おすすめの照明」だけ掲載されているサイトよりも、「男女別のおすすめ照明」や、「部屋の広さ別のおすすめ照明」などのコンテンツが用意されているサイトの方が、ユーザーからも信頼されブランディングに繋がります。
ブランディングが高まることにより、成約率の改善や受注単価の向上など、企業としての売上拡大に繋がるメリットも期待できます。
ブランディング向上のため、企業として信頼されるコンテンツの発信を心掛けましょう。
このようなメリットを獲得するために、押さえておくべきコンテンツSEOの対策方法を3つご紹介します。
コンテンツSEOのみならずSEO対策全般に当てはまりますが、以下に記載されているGoogleの理念は常に意識してコンテンツの作成をしましょう。
1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
Google は、当初からユーザーの利便性を第一に考えています。新しいウェブブラウザを開発するときも、トップページの外観に手を加えるときも、Google 内部の目標や収益ではなく、ユーザーを最も重視してきました。Google のトップページはインターフェースが明快で、ページは瞬時に読み込まれます。金銭と引き換えに検索結果の順位を操作することは一切ありません。広告は、広告であることを明記したうえで、関連性の高い情報を邪魔にならない形で提示します。新しいツールやアプリケーションを開発するときも、もっと違う作りならよかったのに、という思いをユーザーに抱かせない、完成度の高いデザインを目指しています。
引用: Google が掲げる 10 の事実
コンテンツSEOは、短期的な効果を見込んだ対策ではありません。そのため、長期的な視点で数多くのコンテンツを作成していくことが、成功を収める重要なポイントです。
また集客効果を最大化をさせるためにも、コンテンツの数は大切です。
質の高いコンテンツを多く作成し、Webサイトへのアクセスを増やしましょう。
Googleが公開している「高品質コンテンツ公式ガイドライン」の中に、
E-E-A-T
引用: General Guidelines
という項目があります。これは「経験、専門性、権威性、信頼性」という4つの基準でコンテンツの品質をチェックしているというものです。
作成したコンテンツの中に他サイトからコピペした情報があった場合は、信頼性や権威性を失う可能性があります。
反対に、専門性の高いオリジナルのコンテンツを作成した場合は評価が上がる可能性があります。
Googleの理念を理解し、テーマに沿ったオリジナリティの高いコンテンツの作成を心がけましょう。
最後に、これまでの情報を踏まえた上でコンテンツの作り方をご紹介します。
成果を出すためには、自社商品やサービスの分析が不可欠です。
まずは自社商品やサービスをしっかりと理解し、ターゲットを選定しましょう。
この時点ではキーワードを選定する必要はありません。
1の分析結果から、自社商品やサービス、ターゲットにマッチするキーワードを選定しましょう。
出てきたキーワードをGoogleのキーワードプランナーを使い検索ボリュームを調べます。
検索ボリュームが極端に少ないキーワードは見落としがちですが、直接購買に繋がるキーワードや、見込み顧客を引き込めるキーワードの場合は残しておきましょう。
検索ボリュームに惑わされずにキーワードを選定することが重要です。
選定したキーワードで実際に検索をします。
その際に、検索結果の上位10位内にどのようなページが表示されているかを注意してみてください。
コラムなどのコンテンツ系のページが多く表示されている場合は良いですが、サービスページやコーポレートサイトが表示されている場合は、Googleはそのキーワードに対してはサービスページなどを上位表示させる傾向があることが分かります。
検索結果の上位に、コンテンツ系のページが少ないキーワードは除外しましょう。
3で絞られたキーワードで上位に表示されているページの内容を確認します。
できれば1位から10位までは全て確認し、内容を洗い出しましょう。
内容を洗い出すことにより、多くのページで共通して記載されている情報が見つかると思います。
その情報が、ユーザーが求めている情報であり、Googleが評価している情報の可能性が高いため、可能な限りピックアップしましょう。
また、ここでは各ページの文字数を調べておきましょう。
4でピックアップしたコンテンツをまとめる作業に入ります。
記事としての構造や、文章としての構造がおかしくならないように注意しましょう。
対策キーワードで上位に表示されているページの文字数を参考に、コンテンツの構成を考えましょう。
また、ここで一番重要なことはオリジナルのコンテンツを盛り込むことです。
ピックアップしたコンテンツ以外にも、ユーザーはこの情報も欲しいのではないかと仮説を立てて、最終的な構成を作成します。
ここまでできれば後は構成に沿って文章を書くだけになります。
ユーザーが読みやすいようにライティングできているかを意識しましょう。
また、誤字や脱字にも気を付けましょう。
文章ができたらWebサイトにアップしましょう。文章ができたらWebサイトにアップしましょう。サービスページやブログなどアップする先は様々です。
情報のカテゴリに応じて、適切な場所に追加するようにしましょう。
その際、ソースコード上の設定などGoogleに対しての質の対策もできているか確認しましょう。
ですが、ここで終わりではありません。
アップしたコンテンツが予想通りの成果を出しているかを、GoogleサーチコンソールやGoogleアナリティクスを活用し、定期的に分析しましょう。
成果が出ていない場合は、コンテンツの見直しや文章のリライトを行いましょう。
コンテンツSEOは決して簡単な対策ではありませんが、Webを活用して集客をする上では非常に重要な施策です。長期的な視点で対策をしていきましょう。
「ゴールはCV獲得!SEO、コンテンツマーケティング、UI・UX改善で、成果にコミット!」の株式会社ジオコードはコンテンツSEOでの成功事例が多数ございます。
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