h1タグ(hタグ)とは?SEOに効果的な設定方法を解説します
2019年12月5日
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更新日:2022年 12月 21日
【監修】株式会社ジオコード SEO事業 責任者
栗原 勇一
SEO対策を始めたり、WEBサイトをリニューアルする際に、ドメインをどうするか考える機会があるかと思います。
ルートドメインとサブドメイン、サブディレクトリの違いについて、各々の使い方、メリット・デメリットなどをSEOの観点から解説します。
また、SEOについて動画で学びたい!という方のために、動画セミナーをご用意しています。
あわせてご覧ください。
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目次
サブドメインの前に「ドメイン」が何かをお伝えしておきます。
ドメインとは、例えるならインターネット上の「住所」のことです。
「https://www.geo-code.co.jp/seo/」というURLでは、「gc-seo.jp」の部分がドメイン名です。
WEBサイトは「https://」のプロトコル、「gc-seo.jp」のドメインがくっついて、「http://www.gc-seo.jp/」という形になり、私たちがよく見るURL(住所)になります。
サブドメインとは、「https://www.geo-code.co.jp/seo/」をルートドメイン(ドメインの「根っこ」の部分)とした場合に、「https://www.sub.gc-seo.jp/」の「sub」の部分をルートドメインに対するサブドメインと呼びます。
よく見かけるサブドメインの使用例をいくつか記載します。
Gmail … https://mail.google.com/
スプレッドシート… https://docs.google.com/
カレンダー … ⇒https://calendar.google.com/
Googleのサービスにもサブドメインが使われており、上記の例ですと「mail」「docs」「calendar」がサブドメインです。
サービスごとにサブドメインが使用されていますね。
サブディレクトリとは、「https://www.gc-seo.jp/sub/」というURLの場合、「/sub/」の部分がサブディレクトリです。
ルートドメインのスラッシュ(/)の後に続く文字列ですね。
それではサブドメインとサブディレクトリをどのように使い分ければ良いのでしょうか?
それぞれの役割で考えてみましょう。
本体サイトに対して、異なるテーマを展開する時にサブドメインを使います。
例えばYahoo!JAPANのサイトでは、下記のように使い分けています。
ショッピング:shopping.yahoo.co.jp
ヤフオク! :auctions.yahoo.co.jp
ニュース :news.yahoo.co.jp
スポーツナビ:sports.yahoo.co.jp
どれをとっても、テーマが違いますよね?
こういうケースでサブドメインを使用します。
本体サイトに対して、同じテーマ内の詳細コンテンツの場合はサブディレクトリを使います。
サイトの持つ役割、テーマが同じかどうかで判別しましょう。
例えば弊社SEOサイトでは下記のようにサブディレクトリを使用しています。
料金 :https://www.gc-seo.jp/price/
サービス:https://www.gc-seo.jp/service/
強み :https://www.gc-seo.jp/strength/
実績 :https://www.gc-seo.jp/performance/
上記は全てテーマは変わらず弊社の紹介になりますが、各ページごとに内容は異なります。
このようにテーマが同じ場合はサブディレクトリを使用します。
Googleの見解は「SEO観点では優劣なし」になります。
※こちらの動画でGoogleのジョン・ミューラー氏が解説しています。
優劣はありませんが、サブドメイン・サブディレクトリにはSEO観点でそれぞれ特徴があります。
サブドメインのSEOでの特徴は下記3つになります。
基本的には本体サイトとは別サイト扱い
リンクによる評価の影響が異なる
良くも悪くも信頼度は共通
それぞれ説明しますね。
サブドメインとサブディレクトリの設定を正しく行うと、管理・運用がスムーズになります。
テーマが異なるとターゲットユーザーや目標など様々な要素が変わります。
サブドメインであれば、SearchConsoleやAnalyticsなどの登録が別々になり、テーマごとのデータ収集が可能になります。
無理なサブディレクトリの使用は、URL変更が必要になる可能性にもつながります。
SEOでは基本的に評価はページごとに行われるため、URL変更はリスクを伴います。
サブドメインの方が管理・運用に適している場合は、無理なサブディレクトリの使用はオススメできません。
別サイト扱いのため、「https://www.geo-code.co.jp/seo/」への外部リンクは、「https://www.sub.gc-seo.jp/」に直接評価の影響はありません。
本体サイトとサブドメインでリンクが繋がっていれば、間接的な影響は期待できます。
とはいえ、テーマが異なるのにサブディレクトリを選択することは推奨できません。
Googleの評価を意識しすぎて利便性や管理・運用面を疎かにすることは、長期的な運用を考えるとマイナスが大きいからです。
また、SearchConsoleではサブドメインからのリンクは「内部リンク」と認識されます。
基本的にサブドメインは別サイト扱いですが、完全に別ではなく、同じウェブマスターが運営するサイトと認識されているようです。
リンク構造を整え、SEOの評価を渡すことで、大きなマイナスにはならないと思われます。
サブドメインを運用する際は、同一ドメインのサイトに対し悪影響が出ないかどうか、意識する必要があります。
一例ですが、本体サイトが受けたペナルティなのにサブドメインにも影響が及ぶことがあります。
逆のことも言えて、Googleから評価されているドメインでブログ等新規コンテンツを始めると、信頼性を得ている分新規ドメインを取得するよりもスタートが有利になると言われています。
Googleにはページ単位だけでなく、サブドメインやサブサブドメインまで含む「サイト単位」評価のアルゴリムも存在するため、本体サイトの良いところや悪いところを引き継ぐ可能性があります。
もし「SEOに有利かどうか」でサブドメインやサブディレクトリを決めようとしているのなら、おすすめの方法ではありません。
サイトのテーマや運用面、本体サイトの状況を見てサブドメインやサブドメイン、新規ドメイン等から最適な選択をしましょう。
「SEOにはどっちがいいの?」に対する回答は「どちらでも問題ない」になります。
サイトの管理・運用環境にあわせて、適した構成を選ぶことをオススメします。
基準としては「本体サイトとテーマが同じかどうか」で基本的には問題ありません。
テーマが同一なら「サブディレクトリ」、テーマが異なるなら「サブドメイン」になるわけですね。