hreflangタグの役割と書き方 – 多言語サイトSEOのアノテーション実装
2019年10月23日
東証スタンダード上場企業のジオコードが運営!
SEOがまるっと解るWebマガジン
更新日:2024年 02月 02日
【監修】株式会社ジオコード SEO事業 責任者
栗原 勇一
インターネット上には、キーワードやコンテンツの内容が競合するサイトがいくつも存在します。そのため、Googleなどの検索エンジンの検索結果において、他のサイトより上位に表示される「強いサイト」であることが重要となってきます。検索結果において上位表示する重要な要因のひとつに、「ドメインパワー」というものがあります。今回は、この「ドメインパワー」の確認方法と、強化する方法についてご紹介していきたいと思います。
「ゴールはCV獲得!SEO、コンテンツマーケティング、UI・UX改善で、成果にコミット!」の株式会社ジオコードは、SEOに必要な全ての施策に対応可能です。
お気軽にご相談ください。
目次
ドメインパワーとは、直訳すると「ドメインの力」という意味で、Webサイトのドメインの強さを示す指標のことです。「ドメインオーソリティー」と呼ばれることもあります。このドメインの力は、WebサイトがGoogleなどの検索エンジンから受ける評価の高さや、信頼の高さのことを指します。
検索エンジンは、Webサイトを巡回(クロール)してそれぞれのページを評価し、そのサイトの内容に評価を付けています。こうして、検索エンジンから「信頼できるサイト」という評価が積み重なることで、ドメインパワーが強化されるのです。
では、このドメインパワーが強いと、一体どのような効果があるのでしょうか?
ドメインパワーが強いサイトは、検索エンジンの検索結果において上位表示される可能性が高くなります。これはどういうことかというと、検索エンジンからの信頼が高いことで、サイトが様々なキーワードの検索結果の上位に表示されるやすくなるのです。
例えば、アフィリエイトを目的として2つのブログがインターネット上に存在したとしましょう(ミラーコンテンツではありますが、仮定の話です)。その場合、より検索エンジンからの信頼性が高くドメインパワーの強いサイトの方が検索結果では上位に表示されます。その結果、サイトへのアクセス増加や、検索トラフィックの上昇にも繋がるというわけです。
また、ドメインパワーが強いサイトには、検索エンジンが頻繁に巡回をおこなうため、ページのインデックス登録が迅速におこなわれるというメリットもあります。
このように、検索エンジンの上位表示に影響を及ぼすドメインパワーの強化は、SEO対策をおこなう上で非常に重要な要因となるのです。
ドメインパワーの強化をおこなうにあたって、現状のドメインの強さを把握する必要があります。しかし、基本的に検索エンジンからドメインに対する評価は一方的なものであり、信頼性などの数値が公表さることはありません。
それでは、ドメインパワーの強さはどのように調べることができるのでしょう?この項目では、ドメインパワーを強化する施策をいくつかご紹介させていただきたいと思います。
ドメインパワーを調べる際には、海外のSEO会社「MOZ」が開発したSEOツールを活用しましょう。MOZは、被リンク調査やキーワード分析などSEOに関わる様々な情報を調査できる便利なツールとなっています。
1.まず、MOZのWebサイト(https://moz.com/)にてアカウントを作成します。
※クレジットカードや請求先住所の入力をしてアカウント登録を行うと、有料版の機能がすべて使える30日間のトライアル登録が完了します。クレジットカードや請求先住所を未入力でアカウント登録をおこなった場合、一部有料版の機能が使用できない制限が設けられます。
2.アカウント登録が完了したら、Link Explorer(https://moz.com/link-explorer)の中央にあるURL欄にWebサイトのURLを入力して「search」をクリックします。
3.検索結果の「AUTHORITY」の項目にある「DOMAIN AUTHORITY」に表示された数字が、サイトのドメインパワーを示す数値です。また、「PAGE AUTHORITY」に表示された数字は、ページ毎のドメインパワーとなります。※ドメインパワーを表す数値は、0~100となります。作成されたばかりのサイトなどは、ドメインパワーが「0」となっている場合も多々ありますので、数値を最高値の100に近づけるよう対策を行っていきましょう。
上記の項目では、ドメインパワーの調べ方はお伝えさせていただきました。それでは、実際ドメインパワーを強くするには、具体的にどういった対策を行っていけばよいのでしょうか?
ドメインパワーを強くするには、まずWebサイトそのものの構造やデザインから見直してみるといいでしょう。サイトを巡回する検索エンジンやアクセスしたユーザーに、良い印象を与えるようなサイトの構造やデザインを心がけましょう。
CMS(※)を用いている場合、使用しているテンプレートによって検索エンジンからの評価が変わってくるケースもあります。アクセスしたユーザーが見やすいサイト構成、読みやすいコンテンツ作りを意識したサイトデザインや機能を改善していくことをおすすめします。
※CMS(コンテンツマネジメントシステム)とは、Webサイトを構築したり、管理や更新がおこなえるシステムのことです。CMSを使えば、通常のWebサイト制作に必要なHTMLやCSSなどの知識がない方でも、Webサイトの構築や管理が可能となります。
ビジネスとIT活用に役立つブログ
ドメインパワーの強化には、Webサイトにあるコンテンツを強化することも必要です。まず、サイトに掲載するコンテンツページの数を増やしましょう。しかし、ただ単にページ数を増やせばいいというものではありません。該当のサイトにアクセスしたユーザーにとって役に立つような、質の高いコンテンツ記事である必要があるのです。そうした質の高いコンテンツ記事を制作するには、当然相応のテキスト量も必要でしょう。
検索エンジンは、サイトに関連性が高く、より専門性の高いコンテンツが充実しているサイトを高く評価します。あれこれと様々なテーマでコンテンツ記事を作成するより、ユーザーの求める専門性の高い情報を全て網羅するようなコンテンツ作りを心がけることで、コンテンツの強化を図りましょう。
Webサイトが外部のサイトにリンクされることを、「被リンク」といいます。この被リンクを多く取得することは、ドメインパワーを強化する基本的な方法のひとつです。特に、検索エンジンからすでに「信頼性の高い」と評価されている、ドメインパワーの強いサイトからの被リンクは、検索エンジンから高評価を得ることにつながります。
しかし、この被リンクは外部のサイトからのアクション(リンク)で成り立つものであり、自分で直接的に対策を行うことはできません。そのため、外部のサイトから紹介されるような質の高いコンテンツを作成し、関心を集めることが必要となってくるでしょう。質のいいコンテンツを作成することが質のいい被リンクを集めることにつながり、ドメインパワーを強化することが可能となるのです。
上記で、多くの被リンクを得ることがドメインパワーを強化することにつながるとご紹介しました。インターネット上には、一般的なWebサイトからの「自然なリンク」とは別に、SEOを目的とした相互リンクや、被リンクの取得のみを目的とした自動ツール、低品質なコンテンツのサイトからのリンクなど、いわゆる「不自然なリンク」とよばれているものがあります。この不自然なリンクを多く獲得したWebサイトは、一時的に順位が上昇することもありますが、Googleからペナルティを受けて順位が一気に下落してしまうことになるのです。
被リンクの取得はドメインパワーを強くする基本的な方法ですが、このように不自然なリンクはGoogleからペナルティを受けてしまう危険性があるので、自然なリンクの獲得を目指しましょう。
ドメインパワーは、Webサイトのドメイン取得年数が経過したドメインエイジ(ドメインの年齢)が長いほど強いといわれています。とはいえ、ドメインエイジがどれほど長かったとしても、更新をおこなわず長期間放置していてはドメインパワーは強くなりません。ドメイン取得年数に比例してコンテンツ数や被リンクの数を増やしていくことが、検索エンジンから高い評価を受ける上で重要なことだと考えられるからです。
ドメインパワーを強くするうえで、ドメイン取得年数は重要な要素ではあります。しかし、定期的に質のいいコンテンツを追加するなど更新をおこない、運用期間を積み重ねてこそ、ドメインパワーの強いWebサイトにすることができるのです。
今回は、ドメインパワーとその確認方法、強化する方法についてご紹介させていただきました。ドメインパワーを強くするためには、日々の地道な作業が必要となります。比較的に時間もかかりますが、継続して施策を行うことで、ドメインパワーを強化していくことができるでしょう。
また、SEOツールを幅広く知りたい!という方向けに、総合的に紹介した記事もご用意していますので、あわせてご覧ください。
「ゴールはCV獲得!SEO、コンテンツマーケティング、UI・UX改善で、成果にコミット!」の株式会社ジオコードは、SEOに必要な全ての施策に対応可能です。
お気軽にご相談ください。