【説明書DL】.htaccessのリダイレクト – 書き方・設置場所・設定方法を解説します
2019年7月16日
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更新日:2024年 02月 08日
【監修】株式会社ジオコード SEO事業 責任者
栗原 勇一
検索ボリュームの調査は、SEO対策を進めるうえで非常に重要な指標です。
本記事では、検索ボリュームの調べ方をテーマに、おすすめの調査ツールを紹介し、さらに検索ボリュームのデータを最大限に活用してSEO成果を高める戦略を解説します。
この記事を読むことで、検索エンジンでの順位を向上させるための、実践的な手法とポイントを理解することができます。ぜひ、この記事を活用して、検索ボリュームの調査と適切な活用法を習得しましょう。
また、SEOツールを幅広く知りたい!という方向けに、総合的に紹介した記事もご用意しました。あわせてご覧ください。
目次
検索ボリュームとは、Googleなどの検索エンジンで、「特定のキーワードが検索された回数」のことです。一般的には、月単位での月間検索ボリュームのことを指します。また、検索ボリュームは推定値であり、季節や地域、テーマによって変動する可能性があります。
検索ボリュームに影響を与える主な要因としては、ユーザーの消費行動などが挙げられます。また、季節的な話題や、時事ニュースも検索ボリュームに大きな影響を与えます。例えば、夏は「スイカ」に関心が集中する一方、秋の終わりには「クリスマス用のギフト」に関心が集中します。時事ニュースでは、新聞、雑誌、テレビなどのマスメディアで取り上げられることで、検索ボリュームが増えるでしょう。
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【プロ直伝】最新のSEO徹底ガイド!対策手順と重要な考え方
一般的に、検索ボリュームの大きさに合わせて、以下の3つに分類されます。
いずれも定義付けされたものではないので、あくまで目安として判断するとよいでしょう。
ビッグキーワード | 10,000回以上 |
ミドルキーワード | 1,000〜10,000回 |
ロングテールキーワード | 100〜1,000回 |
それぞれの意味については、後ほど解説いたします。
SEO対策時の対策キーワード決める際に「検索ボリュームの少ないキーワードは無視すべきか?」という質問がよくありますが、回答としては「いいえ」です。
意外と検索ボリュームの少ないキーワードを獲得したほうが、成約につながるケースがあるからです。例えば、複数のキーワードを組み合わせた「ロングテールキーワード」は、検索のボリュームは少なくなりがちですが、検索ユーザーの求める情報が明確になり、適切なコンテンツ用意することで、訪問ユーザーが購入や問い合わせなどのアクションを起こす確率が高くなります。
また、検索ボリュームが少ないキーワードは、競合が少ないため、上位表示しやすくなります。その結果、目立ちやすく、ターゲットとなるユーザーにアクセスされやすくなります。そのため、結果として成約につながるケースが多くなるのです。
以上の理由から、検索ボリュームが少ないからといって一概に無視するのではなく、ユーザーのニーズを考慮して優先度を設定することにより、効果的なSEO対策が実現できるでしょう。
検索ボリュームの調べ方としては、ツールの利用が一般的です。ここではよく使われているツールとその使い方をご紹介します。
多くのツールのなかでも、おすすめなのが、Googleが提供しているツール「キーワードプランナー」です。
キーワードプランナーは、キーワード毎の月間平均検索ボリュームだけでなく、競合性や入札単価なども分かるのが特徴です。また、キーワードに対しての関連キーワードも調べることもできます。
広告を運用していないと正確な数値を確認できませんが、対象キーワードの上位表示難易度を把握できるのでSEO対策には十分役立てられます。
Google キーワードプランナーにアクセスしたあと、Googleアカウントでログインします。
次に、「検索ボリュームと予測のデータを確認する」をクリックします。
検索したいキーワードを入力して「開始する」をクリックします。
複数のキーワードを入力すれば、一括で取得することも可能です。
各キーワードごとの結果が表示され、月間検索ボリュームを確認できます。
また、競合性や、「ページ上部に掲載された広告の入札単価(定額帯)」を確認することが可能です。
Google Search Console は、Google が提供する公式のツールです。サイトのパフォーマンスを追跡し、問題を発見することができるため、検索結果で上位表示を目指すためにはとても重要なツールです。
検索ボリュームを調べる際は、キーワードの表示回数(インプレッション)を参考にします。各ページの表示回数を確認するには、以下の手順で確認可能です。
Google Search Consoleにログイン後、サイドナビゲーションから「検索結果」をクリックします。
前述の操作によって、「過去3ヶ月間」の検索結果のパフォーマンスが表示されます。
グラフ上部の「合計表示回数」が選択されていることを確認します。その後に、グラフ下部にあるタブで分かれている「クエリ」をクリックすることで、各キーワードが表示された回数を確認することが可能です。
Ubersuggestは、新しいキーワードを発見することに特化した無料のSEOツールです。
特定のキーワードに関連するサジェストキーワードを抽出することができ、検索ボリュームや検索結果上位表示の難易度も分かるため、初心者でも簡単・便利に操作可能なツールです。
Ubersuggestのサイトにアクセスしたら、調べたいキーワードを検索窓に入力します。
検索窓に対象のキーワードを入力したら、言語の選択から「日本語」を選び、検索ボタンをクリックします。ページが切り替わり、対象キーワードの検索ボリュームや、キーワード候補とそれぞれの検索ボリュームを確認することができます。
Ahrefs(エイチレフス)は世界で60万人が導入しているSEO分析ツールです。
自社サイトだけでなく、競合サイトの被リンク分析や、検索エンジンの上位表示コンテンツ、想定流入キーワード、ソーシャルメディアの反応を把握することが可能です。
無料プランもありますが、検索ボリュームを調べるためには、有料プランの加入が必要になります。
Ahrefsにログイン後、上部のナビゲーションから「Keyword Explorer」をクリックします。
「Google」「YouTube」など、調べたい対象の「検索エンジン」or「サイト」をクリックします。
調べたいキーワードを入力したら、国の選択から「Japan」を選択し、検索マークのボタンをクリックします。
ページが切り替わり、対象キーワードの検索ボリュームや、関連キーワードとそれぞれの検索ボリュームを確認することができます。
Keywordmap(キーワードマップ)は、膨大な数の検索結果、自社・競合あらゆるWebサイト、リスティング広告のデータをもとに、競合調査・キーワード選定・記事制作・効果計測などSEO業務を支援する機能を備えたツールです。
Keywordmapにログイン後、サイドナビゲーションから「検索市場調査」⇒「検索ボリューム調査」と順番にクリックします。
調べたいキーワードを検索窓に入力して、検索ボタンをクリックします。
ページが切り替わり、対象キーワードの検索ボリュームや、関連キーワードとそれぞれの検索ボリューム、クリック単価や競合性、さらに検索ボリューム全体の年間推移をグラフで確認することができます。
キーワードの種類は、検索ボリュームの多さから下記の3つに分けられます。
ここでは、検索ボリュームを基にしたキーワードの選定、その考え方について解説します。
ビッグキーワードとは、Googleなど検索エンジンの検索ボリュームが多いキーワードのことです。検索ボリュームの大きさと比例して競合性も高くなります。そのため検索上位を狙うのはむずかしく時間もかかります。
ビッグキーワードは、対策の難易度が高い分、攻略できれば大きなリターンが期待できるキーワードであるといえます。ただユーザーの検索意図があまり読み取れないため上位表示できたとしても、必ずしも成約に結びつくとは限りません。
対策することで本当に効果が見込めるのか、キーワードの持つ検索意図を考えながら選択することが重要です。
ミドルキーワードは 、ビッグキーワードとロングテールキーワードの中間に位置する検索ボリュームを持つキーワードのことを指します。
本来は検索ボリュームが多く、Webサイトへの集客が見込めるビッグキーワードによる検索上位を狙いたいところですが、ビッグキーワードは競合性が高い場合が多く、検索上位を獲得するのは容易ではありません。そのため、ビッグキーワードには及ばずとも検索ボリュームが多く、Webサイトへの集客が期待できるミドルキーワードを対策するのが効果的です。
ミドルキーワードにも検索意図が含まれていることが多いため、この検索意図を考えながらミドルキーワードを選択することが重要です。
ロングテールキーワードは 、より長く、より具体的なキーワードであり、ユーザーが購入しようとしている時や、音声検索をするときに使用する可能性が高いキーワードです。
ロングテールキーワードの多くは、ビッグキーワードやミドルキーワードよりも検索ボリュームが少ない傾向にありますが、使いこなせれば非常に価値のあるキーワードです。
ロングテールキーワードには検索意図が強く含まれていることが多いため、この検索意図を考えながらロングテールキーワードを選択することが重要です。
次に、検索ボリュームでキーワードを選ぶ際の注意点について3つ紹介します。
検索ボリュームが大きくなるほど、上位表示できたときに多くの流入が期待できるため、多くのWebサイトが狙っています。
そのため、競合性が高くなり上位表示の難易度は高くなる傾向があります。
検索ボリュームの多いキーワードの問題点は、成約につながりにくいことです。
例えば、「SEO」というビッグキーワード よりも「SEO対策 業者 東京」というロングテールキーワードのほうが、資料請求に至る割合が大きくなります。なぜなら、「SEO」単体のキーワード は、様々な検索意図が含まれており、S業者に依頼したいユーザーだけでなく、SEOの単語の意味や、勉強のために調べているユーザーも含まれるためです。
SEO対策の外部委託を検討しているユーザーをターゲットとするなら、「SEO」で上位表示を目指すコンテンツの作成に労力を割くよりも、「SEO対策 業者 東京」で上位表示を目指すコンテンツを作成したほうが、少ない労力で済む可能性があります。
キーワードが3単語、4単語と増えていく分、ユーザーの検索ニーズが明確になり、自社サービスとマッチしていれば、少ない母数でも成約に至る可能性が高いキーワードと言えるでしょう。
検索ボリュームの解説と併せて、ロングテールキーワード、ミドルキーワード、ビッグキーワードについて紹介しました。キーワード選定の際に、検索ボリューム加味することは非常に重要ですが、一番意識したいのはユーザーの検索意図です。
検索意図を理解することで、成約につながる優先すべきキーワードが選びやすくなります。限られた時間の中で、対策キーワードを戦略的に検討し、Webサイトの構築や運営に役立てましょう。
もし「対策キーワードを選んだあとの運用方法が分からない」「社内のリソースが足りない」などお悩みの方には、サイトの修正代行や、記事の作成代行も可能なジオコードのSEOがおすすめです!