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2023年8月23日
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更新日:2024年 02月 19日
【監修】株式会社ジオコード SEO事業 責任者
栗原 勇一
URL削除ツールはGoogleの検索結果から指定したページを非表示にできる機能です。検索結果に表示したくない内容を間違って公開した場合に重宝しますが、適切に使用しないと検索順位に影響を及ぼす可能性もあります。
本記事では、URL削除ツールの使用方法と注意点をご紹介します。削除する目的に合わせて適切にツールを利用しましょう。
目次
URL削除ツールは、Googleの検索結果に表示させたくないURLの削除申請をする機能です。たとえば個人情報を誤って掲載してしまったときなど、早急に検索結果から非表示にしたいときに使われます。
URL削除ツールは恒久的にURLを削除するのではなく、約6カ月の間だけ一時的に非表示にします。非表示していたURLは期間を過ぎると再び表示されるので、それまでに完全に削除するなどの対処が必要です。
URL削除ツールを使えばURLを一時的に表示させないだけでなく、キャッシュやスニペットの他にディレクトリなど非表示にしたい内容を指定できます。非表示にする内容ごとにURL削除ツールの使用方法を解説します。
GoogleサーチコンソールのURL削除機能には「URLを一時的に削除する」と「キャッシュされたURLを消去する」の2つの方法が選択可能です。
ここでは前者の「URLを一時的に削除する」の使用方法をご紹介します。この機能を使うと、指定したURLを約6カ月間非表示にできます。
【URLの一時的な削除の使用方法】
Googleサーチコンソールの「一時的な削除」では、「キャッシュされたURLを消去する」も使用可能です。
この方法では、キャッシュとスニペットの内容を消去できます。ページの内容を更新しても、次のクロールまではスニペットに古い内容が表示され続けてしまいます。早急に古い内容を非表示にしたい場合には、次の方法でキャッシュとスニペットの内容を消去しましょう。
【キャッシュされたURLを消去する方法】
「URLを一時的に削除する」と「キャッシュされたURLを消去する」のどちらの場合でも、指定したURLに対して削除の対象範囲を選択できます。
「新しいリクエスト」の画面で、「このURLのみを削除」を選択すれば、指定したディレクトリのみを非表示にすることが可能です。また、「このプレフィックスで始まるURLをすべて削除」を選択すると、入力したURLで始まるディレクトリ全体を非表示にします。ディレクトリ全体で内容の変更がある場合には、「このプレフィックスで始まるURLをすべて削除」を選択するとよいでしょう。
運営しているサイトに対して削除されたページが検索結果に表示されている場合には、外部の人でも削除リクエストができます。Googleサーチコンソール内の削除機能には、6カ月以内に削除依頼を受け取ったリクエストの履歴を確認できます。
【古いコンテンツの削除依頼の確認方法】
間違ったリクエストがされている場合には、一覧からキャンセルも可能です。
Googleの利用者は、アダルトコンテンツと判断したWebページのURLを報告できます。運営しているサイト内のページへ削除依頼が届いている場合には、Googleサーチコンソールで次の方法で確認しましょう。
【アダルトコンテンツ削除依頼の確認方法】
一覧にリクエスト履歴がある場合、削除依頼の対応状況が確認できます。ステータスが「フィルタ済み」になっている場合は、セーフサーチを設定されているユーザーの検索結果には表示されなくなります。
Googleサーチコンソールの削除機能は、特定のURLを一時的に非表示にできますが、期間を過ぎれば見せたくない内容が再度表示されてしまいます。
サーチコンソールで非表示にしている間に完全にコンテンツを削除する方法を紹介します。
一時的ではなく完全にページを削除したい場合は、サーバーから対象のページの内容を画像も含めて全て削除します。データを削除すると再度表示するのは簡単ではないため、削除するかどうかを慎重に判断しましょう。
サーバーからデータを削除したあとは、該当のページには404や410などのHTTPステータスコードが表示されます。404はページが見つからない状態を表し、410は該当のページがなくなったことを表すHTTPステータスコードです。
URLを完全に削除したい場合、410に比べ404では処理に時間がかかる可能性があります。早く削除したい場合は410のHTTPステータスコードを設定するのがよいでしょう。
対象のページを検索結果に表示させない方法として「noindex」メタタグを設置する方法もあります。noindexメタタグをHTMLのHeadタグ内に記述しておくと、クロールによるインデックスの対象外となるため検索結果に表示されません。
この方法は、ページは削除したくないけれどインデックスされたくない場合によく使われます。WordPressを使ってサイトを管理しているならば、プラグインで簡単に設定が可能です。
URL削除ツールは、表示させたくないページを検索結果に非表示にできる便利なツールですが、目的によっては別の方法で対処するほうがよい場合もあります。URL削除ツールの使用が適さないケースも知っておき、適切に利用しましょう。
ページの更新や削除をした場合など、古いURLが検索結果に残る場合があります。古いURLは次回のクロールで削除されるので、通常はURL削除ツールを使う必要はありません。
URL削除ツールは、インデックスさせたくないページにnoindexをつけずに公開してしまった場合や、個人情報を公開してしまった場合など、早急に検索履歴から削除したい場合のみに利用しましょう。
URLのwwwの有無やhttpとhttpsなどの違いがあるだけでページの内容が同じ場合、Googleは双方を同じページと判断します。Googleではどちらかに統一することを推奨していますが、URL削除ツールでの削除は勧めていません。canonicalタグで正規URLを認識させるか、301リダイレクトを用いて正規化しましょう。
なんらかの理由でページがペナルティを受けた場合に、URL削除ツールを使ってリセットすることをGoogleは推奨していません。
Googleサーチコンソールのメニューから「セキュリティと手動による対策」を開くと、ペナルティの詳細が確認できます。ペナルティの内容を理解してサイトに対策をしたあとに、「審査をリクエスト」を選択して再審査を請求しましょう。
URL削除ツールを使えばGoogleの検索結果から表示させたくない内容を一時的に非表示にできます。しかし、削除の目的によってはURL削除ツールを使用しない方がよい場合もあり、使用方法を誤ると順位に影響する可能性もあります。
URL削除ツールを自分で使うのは難しいと感じる方や、不安な場合には、ぜひWebコンサルティングの老舗・ジオコードにご相談ください。