SEOキーワード選びの4つの注意点

【監修】株式会社ジオコード SEO事業 責任者
栗原 勇一

SEOキーワードを選ぶ時に大切なポイントは競合性の高さ、ターゲットニーズとのマッチング、ツールに頼りすぎないこと、そして日々の分析を怠らないことです。

サイトのコンテンツがどんなに優れていたとしても油断は禁物。
SEOキーワードの選定が見当違いだとCVに繋がりにくいので慎重に吟味する必要があります。

検索エンジンのSEO評価基準は日々変わっており流動的なので、商機を逃さないために常に最新の情報を仕入れて対策を講じましょう。

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キーワードの重要性と注意点

記事やサイトにおいて、SEOキーワードは商機を得るか逃がすかを左右する重要な存在であり、見当違いなキーワードを選定してしまうと、どんなにハイクオリティなコンテンツを有したサイトや記事であってもCVに繋がりません。

そのため、コンテンツがどんな人をターゲットとして、どんな人に刺さるのかを考えなくては最適なキーワードを選定するのは難しいでしょう。

こちらでは、SEOキーワード選びで陥りやすい注意点を4項目に分けてそれぞれ解説します。
なぜ自分の記事やサイトが検索上位に立てないのかと感じている人は参考にしてみてください。

注意点1. 競合性の高いビッグキーワードは選定しない

検索数の多いビッグキーワードは競合性が高いため、検索トップを目指すには上位に相応しいコンテンツの質と量が求められ、時間的・金銭的なコストが膨大になってしまいます。
そのため、SEOにビッグキーワードを選定するのは避けた方が無難です。

確かにビッグキーワードは検索数が多いため、自身のサイトや記事を上位に表示することができればインプレッション数の増加が期待できるので魅力的です。
しかし、強い集客力があるので、競合相手も必然的にビッグキーワードで検索上位を狙ったコンテンツを制作しています。

自身がどんなに優れたコンテンツを有していたとしても、ビッグキーワードで検索上位に立つ競合相手が大手企業のホームページといった圧倒的な権威を有したサイトの場合、太刀打ちするのが難しいという点も考慮するべきです。

SEOにビッグキーワードを選定して検索上位を狙うということは、例えるなら参加者10万人のマラソンで10位入賞を狙うようなものであり、スモールキーワードを付加しなくては検索上位を目指すのが困難になってしまうでしょう。

注意点2. ターゲットニーズとミスマッチなSEOキーワードは選ばない

投入するサイトや記事のSEOで選定したキーワードが、ターゲットとして狙っている層のニーズとミスマッチを起こしているとCVに繋がりにくくなってしまいます。

キーワードは検索者のニーズがそのまま反映されるので、「自宅で実践できるダイエット方法を知りたい」や「安全性の高いカラーコンタクトを知りたい」といった何かしらの目的を持っており、ユーザーはそれに関連するキーワードを検索します。

ユーザーが検索したキーワードで自身の記事やサイトが引っかかり、訪れてくれたユーザーの欲求をコンテンツで満たすことができればCVが期待できますが、ユーザーのニーズとミスマッチを起こしていると離脱率が高くなりCVに繋がりません。

車のブランドで例えると、若年層をターゲットにしてリーズナブルな価格帯を揃えたブランドと富裕層をターゲットにしてハイスペックな車を揃えたブランドでは、SEOに選定するべきキーワードが異なります。

さらに細分化して考えるのであれば、その車がファミリー向けなのか単身者向けなのか、というそれぞれのニーズに絞ったキーワードを考えなくてはなりません。

よって、ターゲットとして狙っている層のニーズとSEOで選定したキーワードのミスマッチを防ぐには、自身のサイトや記事のコンテンツが持つ「強み」がどんな層のニーズを満たせるか分析し、そのユーザーが検索すると思われるキーワードを導き出す必要があります。

注意点3. 1つのキーワード抽出ツールに頼りすぎない

ツールを用いてキーワードを選ぶ時は、一つのツールに頼りすぎずに複数のツールを併用して最適だと思われるものを判断しましょう。

競合相手と被らないでターゲットニーズに沿ったキーワードを自分の力だけで考えるというのは難しいものであり、キーワード抽出ツールに助力してもらっているという人も多いのではないでしょうか。

しかし、1つのキーワード抽出ツールに頼りすぎるというのは禁物。
ツールは検索したキーワードと関連性が深いキーワードの予測や競合性の強弱は判断できますが、競合他者が同じキーワードで検索した時も同じ結果を反映するので、独創性の高いキーワードを導き出すことはできません。

そのため、単体ではなく複数のツールを用いて関連性の深いキーワードを網羅し、その中で最適だと思われるキーワードを選定する必要があります。

注意点4. 日々の分析と対策を怠らない

検索エンジンによるSEOの評価基準が流動的なものであり、アルゴリズムが開示されずブラックボックスとなっている以上、自身のサイトや記事が検索上位に立つためには日々の分析を繰り返して対策を講じること以外に方法はありません。

キーワードは検索エンジンに評価されるものであり、ユーザーが評価するのはコンテンツなので中身が伴っていなければCVに繋がりませんが、キーワードはユーザーに自身の記事やサイトを見つけてもらうための広告塔に似た役目を担っており、購買意識の高いユーザーを集客することができる重要なものです。

これを言い換えると、どんなに優れたコンテンツやリンクを有した記事やサイトがあったとしても、キーワードで二の足を踏んでしまったら中身を見てもらうことさえ叶わず商機を逃しているということです。
自身のサイトのCVがなかなか伸びないとお悩みの方は、まずはSEOキーワードに対する対策を早急に講じていきましょう。

なお、株式会社ジオコードではSEOキーワードの無料サイト診断も承っています。
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