【説明書DL】.htaccessのリダイレクト – 書き方・設置場所・設定方法を解説します
2019年7月16日
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更新日:2023年 01月 04日
【監修】株式会社ジオコード SEO事業 責任者
栗原 勇一
Googleアナリティクスでサイト分析をするほとんどの方が、検索キーワード一覧に「(not provided)」、という文字を目にしたことがあるのではないでしょうか。直訳すると「提供されていない」という意味となります。
この表示は、「webサイトを訪問したユーザーの検索キーワードが、検索エンジンからGoogleアナリティクスに提供されなかった」ことをあらわしております。
この記事では、(not provided)が表示されてしまう理由と、どうすれば(not provided)の中身がわかるかについてご紹介していきます。
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目次
結論からお伝えすると、この表記はGoogleが推奨している「SSL化」が原因で起こっています。
例:
「SSL」というのはデータ通信を暗号化する事によってwebサイトのセキュリティ強化を促す仕組みの事を意味し、Googleでは2013年の9月から、Yahoo!では2015年の8月から対応が進んでいます。
ブラウザ毎に少し表示の仕方は違いますが、基本的にSSL化をしているサイトには「鍵マーク」がURL表記部分に表示がされます。
反対にSSL化が未対応の場合鍵マークは表示されず、無表記か「iマーク」がURL表記部分に表示されます。
例えばGoogle Chromeで弊社のサイトを確認してみると、下記図のように鍵マークがついておりますので、SSL化をしているということが分かります。
次に、これは弊社のサイトではないですがSSL化をしていないと、このような表示になります。
赤文字下の文章も警告している内容に見てとれますので、今からサイトを使用するユーザーにとってはマイナスイメージになってしまうでしょう。
このSSL化によってよりプライバシー保護が重視されたため、SSLが適用された2015年以降はGoogleアナリティクスで確認できる自然検索キーワードのほとんどが暗号化され、(not provided)と表示される様になってしまいました。
Googleアナリティクスでは現在(2020年4月30日時点)もこの様な状況が続いているため、ユーザーがどのようなキーワードでサイトに流入したかを知るためには、Googleアナリティクスとは別のツールを用いて調べなければなりません。
いくつか方法があるので、下記に簡単にまとめました。
Googleが提供するGoogleサーチコンソール内の「検索アナリティクス」ページを活用する事で、キーワードを確認する事ができます。
ただサーチコンソールでは、「Googleでユーザーが検索したキーワード」しか情報を得る事ができないので注意が必要です。
例:
Googleアナリティクスでも、(not provided)で表示されているランディングページを基に、キーワードを推測する事ができます。
方法としては、メニュー内「集客」➡「キャンペーン」➡「オーガニック検索キーワード」を表示します。
そして、「セカンダリディメンション」➡「ランディングページ」をクリックすると、各(not provided)のキーワードで、どのページが表示されたかを確認する事ができます。
この方法では流入キーワードの特定はできませんが、流入キーワードの傾向を知るには有効な方法です。
上記2つの方法は、Googleが提供しているサービスを利用する方法となりますが、他の企業が提供しているツールの中にも流入キーワードを調べるために利用できるものは沢山あります。
例えば、「ahrefs」という有料ツールでも確認する事ができます。
簡単にご紹介すると、被リンク・競合分析に長けているSEO分析ツールで、全世界約60万人のユーザーが利用しています。※2018年11月時点
当然、今回ご紹介しているwebサイトの自然流入キーワードも、画面左側メニュー内の「オーガニック検索」➡「オーガニックキーワード」から調べることができます。(下記画像参照)
例:
他にも下記のようなツールで流入キーワードを調べることができます。
どのツールも、無料トライアルが設けられていますので、気になったツールがあればまずは始めてみてはいかがでしょうか。
今回は簡単に(not provided)の意味、表示される原因、調べ方に着目して紹介をしました。
この表示は現在の仕様上仕方のないことかもしれませんが、日々Webサイトの運用をしている方にとっては、自社サイトへの流入キーワードは是非とも知りたい内容だと思います。
ご紹介した方法を活用していただき、今後の分析に役立ててみてはいかがでしょうか。
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