SEM・SEO・リスティング広告の違いを徹底解説!効果的な活用法も紹介
2023年6月2日
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【監修】株式会社ジオコード SEO事業 責任者
栗原 勇一
Googleでの検索結果にはアルゴリズムが関係しています。Googleのアルゴリズムは頻繁にアップデートを繰り返していますが、Googleがアルゴリズムを変更する目的はいったい何なのでしょうか。
この記事ではGoogleのアルゴリズムについて詳しく解説します。アルゴリズムの特性を理解することでビジネスにも大いに活かすことができます。
その他にもGoogleがアルゴリズムを変更する目的や変更による順位変動のリスクを抑える方法も解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
また、当社独自のSEOチェック項目から、基本的なものを抜粋した
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目次
そもそもアルゴリズムとはある特定の問題を解いたり、課題を解決したりするための計算手順や処理手順のことです。GoogleのアルゴリズムはGoogleにおける検索順位を決めるために使用するルールのことを指します。
Googleでの検索結果は数千から数万にも及ぶといわれていますが、この検索結果はランダムに表示されているわけではありません。Googleはできるだけ検索時に求められているものを情報から推測し、ユーザーの求めるものに近い検索結果が出るようにデザインされており、その検索に使われるのがアルゴリズムです。
検索順位を決めるための項目は200以上あるといわれており、基本的にはGoogleのアルゴリズムは公開されていません(一部の情報は公式で公開されています)。Googleのアルゴリズムは一定ではなく常に変化しています。
アルゴリズムの仕組みを理解するにあたり、その基本原則を知っておく必要があります。Googleアルゴリズムは200以上の細かなルールで成り立っています。
そのなかでも「ユーザーの検索意図」「コンテンツと検索キーワードの関連性」「コンテンツの質」「ユーザビリティ」「言葉の使い方」の5つは非常に重要な原理原則です。それぞれ詳しく見ていきましょう。
検索意図とはユーザーが検索を行う目的のことです。Googleで何かを検索する際、1つのキーワードだけではなく、複数のキーワードから検索をすることもあるでしょう。その際、Googleのアルゴリズムはユーザーが求めているものをキーワードから推測し、ユーザーの希望に最も近いと思われるものを検索結果上位に表示するようにしています。
そのため、Googleのアルゴリズムに搭載しているAI言語理解能力は常に新しいプログラムに保たれています。
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前述のようにGoogleのアルゴリズムはユーザーの検索意図に近いものを検索結果上位に表示します。その際にGoogleのアルゴリズムが重要視しているのはコンテンツと検索キーワードの関連性です。関連性の高い内容が含まれているコンテンツが検索結果上位に表示されます。
関連性を図るのに重要視されるのは「タイトル」「見出し」「本文」の3つの要素です。これらの要素をもとにWebサイトの内容が検索結果と一致しているか、ユーザーの求めている情報を提供しているかが判断基準となります。
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Googleのアルゴリズムはキーワードが一致するだけでは検索結果を上位に表示することはありません。それだけでなくコンテンツの質も判断材料とします。キーワードが一致するだけのサイトであれば無数に存在しうるでしょう。そのためGoogleアルゴリズムは質の悪いサイトを排除するようになっています。
例えば「キーワードを無駄に何度も繰り返している」「他のサイトからリンクを購入したり、自作自演をしたりしている」などの内容が見受けられるサイトは品質の悪いサイトと判断されます。
あまりに品質が悪いとスパムサイトと認識され、場合によっては検索結果に表示されることすらありません。
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ユーザビリティとはWebサイトの見やすさ、使いやすさのことです。ユーザビリティの判断材料としては「どのブラウザ(Google ChromeとMicrosoft Edgeなど)でも、相違なく表示されるWebサイトであるか」「パソコンやスマートフォンなどの端末に違いによる影響があるか」「サイト全体が問題なく素早く表示されるか」などがあげられます。
Googleのアルゴリズムは、これらのユーザビリティが高いものを検索結果上位に表示します。したがって品質同程度のWebサイトであれば、ユーザビリティが高い方を優先的にGoogle検索結果の上位に表示します。
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Googleで検索する際は単語だけでなく助詞などが伴うこともあるのではないでしょうか。「〜とは」などで検索するのはその好例です。Googleアルゴリズムにおいては言葉の使い方も重要なポイントとなります。なぜなら助詞などで検索意図が変わるためです。
言葉や文脈による検索結果は、ユーザーの現在地や検索履歴の他、行動履歴や属性などで変化します。
Googleがアルゴリズムを変更する目的は、質の低いコンテンツを除外し、ユーザーにとって最良なコンテンツを提供するためです。
前述のようにGoogleのアルゴリズムは不正な手法で検索上位に上がるようなサイトを検出し、検索結果の下位に下げる、もしくはスパムと判断して検索結果に表示しないようにすることで、Google検索で表示されるコンテンツの質を保つように努めています。
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検索結果の上位に表示させ続けるにはGoogleのアルゴリズム変更に対応する必要があります。ここからはGoogleのアルゴリズム変更による順位変動のリスクを抑えるコツを紹介します。
Google自体が常にアップデートし続けるのであれば、それに伴いWebサイトも同様にアップデートされなければなりません。そのために定点的なサイトの観測が必要です。特にチェックするべき項目は「掲載順位」「流入数」「表示クエリ」の3つです。
アップデートの内容が分からない以上はこれらの項目を日々観測する以外方法はありません。サイトの検索順位が変動したら、その要因を上記の項目と共に考えること、そしてそれに対する策を講じること、これらを続けることが重要です。
Googleのアルゴリズムについて全てではないものの、一部の情報は公開されているものもあります。したがってアルゴリズムのアップデートに関する最新情報の確認を怠らないようにしなければなりません。
最新情報の中には、上位表示させるヒントを提供してくれることもあるので、取得できていないと、他のサイトに対して遅れを取る可能性があります。
もちろん他サイト運営者もこれらの情報には注意しているはずですが、できるかぎりスピーディに対応することで変動を抑えられる可能性はあります。アップデートに関する最新情報を常に確認できるようにしておきましょう。その際は、SEOに関する情報を発信しているメディアをチェックするなども良い方法です。
Googleがアルゴリズムをアップデートし続ける理由に注目しましょう。前述のようにそもそもその理由は「質の低いコンテンツを除外し、ユーザーにとって最良なコンテンツを提供するため」です。つまりここが重要なポイントです。
Googleのアルゴリズムを全て知ることはできません。しかしアルゴリズムの内容がどのようなものであれ、良質なコンテンツを作ることを重要視していればどのようなアップデートにも対応できるはずです。そのためにはユーザーにとって価値のあるコンテンツを作成することを意識することが重要です。
無駄に広告をクリックさせようとしたり、キーワードを詰め込んだりなど、Web制作者側が言いたいことだけを掲載しているサイトにならないようにするよう心がけ、ユーザーが求めている事を理解し、作成することが、アップデートに対応する最も基本的な対策といえるでしょう。
定期的なGoogleアルゴリズムの更新により、一度検索結果の上位に表示されたサイトも、何もしないでいればいつまでもその順位に居続けることはできません。検索サイトの上位に表示させために、そして表示させ続けるためにはGoogleのアップデートを理解する必要があります。
Googleのアップデート内容全てを知ることはできません。しかしその根本的なコンセプトである「ユーザーにとって良質なコンテンツを提供する」を理解すれば対策も可能です。そして良質なコンテンツを提供すると共にしっかりしたSEO 対策があればこれに勝るものはありません。
SEOに関するお悩みであれば、ぜひジオコードにご相談ください。これまで数々のアップデートを乗り越えてきたノウハウで、貴社サイトの長期的な上位表示をサポートいたします。