h1タグ(hタグ)とは?SEOに効果的な設定方法を解説します
2019年12月5日
東証スタンダード上場企業のジオコードが運営!
SEOがまるっと解るWebマガジン
更新日:2024年 06月 10日
【監修】株式会社ジオコード SEO事業 責任者
栗原 勇一
こちらの記事にたどり着いたあなたは、まさに上記のような状態ではないでしょうか?
広告費に頼らずに集客できる「魅力のマーケティング手法がSEO」です。
SEOで上位表示するためには、すぐに施策を打つのではなく、まずは最低限の概念とコツを知っておく必要があります。
19年間、10万キーワード以上のSEO対策・研究・コンサルティングサービスを提供しているジオコードが、概念とコツを掴むための「SEOの基本と対策手順」「重要な考え方」をお伝えします。
表面的な概念しか知らない方は、本記事を読むことで「知らなかった事実」を知ることになるでしょう。その「知らなかった事実」を手に入れることで、SEOによる集客が実現し売上に貢献できるかもしれません。
もっと具体的な成功事例を見たい!という方は「SEO成功事例5選」にて課題点からどのような施策を行ったかご紹介しているので併せてご覧ください。
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目次
SEOはWeb広告やSNSといった数あるWebマーケティング手法のうちの一つに位置づけられています。例えば「集客からCVに至り、再来訪してもらうまでの流れ」と「それに関連するWebマーケティング」を図に表すと下記のようになります。
SEOは集客に強いWebマーケティング手法の一つであり、検索エンジンを利用する能動的なユーザーに対してアプローチをかけられます。
SEOとWeb広告やSNSとの大きな違いは費用・即効性・資産性の3点です。
SEOは全ての施策を自社で実施すれば基本的に費用はかかりませんが、自社内で完結できない場合には、外部に依頼する費用などがかかります。
一方で、費用をかけて広告を出稿すればWeb広告は表示されますが、出稿しなければ表示されることはありません。SNSは基本的には無料で発信することができ、自社の宣伝媒体として活用することができます。
SEOはまれに短期的で効果が出るケースもありますが、4カ月から1年の期間が必要と言われています。
一方で、Web広告は出稿すればすぐに広告が表示され、ユーザーから反応があれば効果もすぐに出るでしょう。SNSは継続的に更新し続けることで効果が徐々に出てくるため、即効性はありません。
参考:SEO業者(代理店、コンサルタント)とは | Google検索セントラル | ドキュメント | Google Developers
SEOは一度上位に表示できれば、外部環境が変わらない限り集客し続けることができるため、資産性が高いWebマーケティング手法であると言われています。
一方で、Web広告は表示させている期間中は費用がかかり続けるため、資産性はありません。SNSはタイムラインが更新されていくことで発信内容が流れていくため、注意が必要です。
強み・弱みが存在するので、Web広告やSNSの特徴を理解した上でSEO対策と組み合わせて運用していくことが、Webマーケティングの成功の第一歩となります。
Googleが無料で検索エンジンを提供しているのはなぜでしょうか?
Google が無料でサービスを提供できるのは、広告による収入があるからです。Pixelスマートフォン、Playストアのアプリ、YouTubeの定期購入、企業向けのツールなどは有料ですが、Googleの収益の大部分は広告によるものです。
多くの人がGoogleを使用することで、広告を掲載する企業も増えます。
反対にGoogleを使ってくれる人がいなくなると、広告を掲載する企業も減るため商売が成り立たなくなります。
Googleが無料で検索エンジンを提供しているのは、多くのユーザーを集めることが、結果としてGoogleの収益を増やすことにつながるためです。
あなたが無料でサービスを利用しているものの中で、身近なもので例を言えば、テレビやラジオと同様です。
Googleは検索エンジンの他にもGoogle マップやYouTube、Gmailなどのサービスも無料で展開することで多くのユーザーを集めてます。利用するユーザーの情報を得て、関連性のある効果的な広告を表示させることを可能にしてます。
SEO対策についてお困りでしょうか?
株式会社ジオコードでは、自然検索からの集客に必要な、全ての施策をゴールまでお手伝いします! 無料調査・無料相談も行っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
Googleは、無料で検索エンジンを提供することで利用するユーザーを多く集め、その情報をもとに最適化した広告枠を提供できることを説明してきました。
では、高品質な検索エンジンを作り上げるための「仕組み」はどういったものなのでしょうか?
検索エンジンの「仕組み」を把握するためには、まずWebサイトが検索エンジン上で閲覧できるまでのステップを把握する必要があります。
全部で4ステップあります。
順に見ていきましょう。
クロールとはWeb上のページを巡回することです。検索エンジンにはクローラーと呼ばれるロボットが搭載されており、Web上を定期的に巡回することで、多くのWebサイトを発見することができます。
どんなに良いコンテンツ・Webサイトを作り上げても、クローラーが巡回できなければ、検索結果に反映されるどころか認識すらしてもらえません。そのため、この仕組みを知っておくことが重要です。
いち早く発見してもらう方法として、xmlサイトマップの送信や、リンク(外部リンク・内部リンク)があります。クローラーはリンクを辿ることでしかWebサイトを発見(巡回)できない点を把握しておきましょう。
インデックスとは、クロールして得た情報を登録することです。インデックスされて初めて、検索結果のページに表示されるようになります。
インターネット上にあるWebサイトが本だとすれば、検索エンジンはそれらの本が整理して納められている図書館です。
新しく本が納入された時、その本の作者やジャンル、タイトル、画像といった情報を読み取り、本棚に整理して並べていきます。
これはユーザーが図書館に情報を探しにきた時にすぐに取り出せるようにするためです。この一連の流れが検索エンジンでも同じように行われています。
本の中身を一つひとつしっかり把握していくには時間がかかります。Webでも同じことが言えるので、Webサイトの情報をきれいにまとめ、クローラーに早く発見してもらうことが重要となります。
ランキングとは検索結果に表示される順番のことです。インデックスされた情報を読み取った上で、検索結果のランキング評価が行われます。
上位表示されればWebサイトに来訪するユーザーも増えるので、各企業やWebサイトオーナーは上位表示されるよう躍起になります。
順位付けは検索エンジンのアルゴリズム(ここでは簡単に順位付けのルールとして認識してください)により決定され、その要因となるものは数多くあると言われています。
ランキング要因の情報は非公開となっていますが、Googleが公表しているガイドラインや、Googleの存在意義をしっかり理解した上でページ内容を作成していくことが、上位表示の一番の近道です。
上記のプロセスを経て、さまざまなWebページが検索結果に表示されます。実際に検索結果に表示される各ページは、ユーザーの検索意図とのマッチ度やWebページの品質が高い順に並んでいます。
例えば検索キーワードに対する回答として、画像やイラスト、あるいは動画が必要であるとGoogleに判断された場合は、検索結果に画像や動画が多く表示されます。
リッチスニペットとは?種類と設定方法(書き方)を解説します!
検索エンジンはユーザーがどのような情報を求めているかを分析し、検索結果にさまざまなコンテンツを表示します。テキストだけではなく、求められるコンテンツをしっかり把握しておくことも必要です。
GoogleはWebサイトを評価するために、3つの重要な基準(指標)を設けています。
どれも重要な要素ですが、上から重要な順に並んでいると当社は考えています。
コンテンツが「ユーザーの需要に合った質・量の情報を、最低限の手間で入手できているか」という点を問う、評価の上で最重要項目です。
なぜ最重要なのかというと、ユーザーが求めること(需要)に対して回答(供給)がないと、検索エンジンの存在意義が薄れてしまうからです。
評価は5段階に分類されます。
この5段階指標で共通して言える評価ポイントは3つです。
検索キーワードとコンテンツの中身が一致していないと評価(表示)されないのは明白ですが、「ユーザーの目的」を見失うと「2.量」と「3.簡便性」は時に厄介な課題となります。
例えば、「Yシャツ 通販」と検索する人がいた場合、ユーザーの目的は「Yシャツを選んで購入すること」です。
文字通り、Yシャツを用意することは当然ながら必要ですが、あまりにも多い商品数を提示する(2.量)と、本当に欲している情報まで辿り着かないこともあるでしょう。(3.簡便性が損なわれる)
「たくさん商品が存在するから絞り込み機能を追加」しても、選択肢が多すぎることによって手間がかかりすぎてしまい、簡便性には欠ける場合もあります。
「量」「情報の発見のしやすさ」といったものを安易に用意するのではなく、ユーザーの目的を理解した上で、最短で適切な回答(供給)をするバランスが求められます。
ここまでの内容をまとめると、ユーザーが求めることに対して、回答(供給)し得るコンテンツページが存在することが大原則ですが、回答(供給)の量や、ユーザーが該当コンテンツまで辿り着きやすいか?といった点も考慮されます。
Needs Met(需要との一致)の次は、Page Quality(品質の高さ・信頼性)です。
評価基準は5段階に分類されます。
この「品質」とはどういった基準で判定されるのでしょうか。
「品質」を判定する上で重要な指標が「E-E-A-T」と呼ばれる概念です。詳しくは後述しますが、ざっくりお伝えすると、
というものです。もともと「2~4」の3つとして「E-E-A-T」とされていましたが、2022年12月15日に検索品質評価ガイドラインが更新され、新たに「Experience(経験)」が追加されました。
これらの4つの指標をもとに、5段階の「品質」の評価をGoogleは行っています。(ただし、公表はしてくれません。)
情報が蔓延する現代社会において、検索ユーザーは探している情報に、1秒でも、いや、コンマ何秒かでも早く辿り着きたいと考えています。
「ユーザーの需要に合うか」「品質の高さ」の調整が行われた後に、最後に行われるのが「使いやすい」かどうかの指標です。
Googleが定める検索品質評価ガイドライン内では、下記2点に言及しています。
表示速度が遅ければ、待ちきれないユーザーは離脱します。使い勝手が悪ければ、検索結果に戻り再検索するか別のWebサイトを訪れるでしょう。(Webサイトオーナー側からすれば、Webサイトの存在目的を達成させることができません。)
そもそもGoogleは、
ユーザーは目的(悩み)を持って検索しているので、1秒でも早く「欲している情報(回答)」に辿り着いて満足してもらう
ことを前提に検索エンジンを運営しているため、「使いにくく」「目的達成できない」Webサイトをわざわざ上位表示するメリットがありません。
Needs Met(需要との一致)とPage Quality(品質の高さ・信頼性)が存在して初めてユーザーの悩みと検索エンジン提供の(需要と供給の)成立がされます。
表示速度も速いし見つけやすいけど、欲している情報がなかったり品質が低いWebサイトが上位表示していたらユーザーはストレスに感じます。
そのため、Usability(使いやすさ)も忘れずに対応する必要があります。
明言はしていませんが、直帰率や離脱率が高いページは評価が低くなるということにも発展することが想定できます。(※検索意図とユーザーの需要次第では、数値が高くても可)
この裏付けとして、Googleが公開している検索品質評価ガイドライン内にも以下のような記載があります。
Does your content leave readers feeling like they need to search again to get better information from other sources?
https://developers.google.com/search/blog/2022/08/helpful-content-update
あなたのコンテンツは、読者が他の情報源からより良い情報を得るためにもう一度検索する必要があると感じさせますか?
これは、「ユーザーが満足しなかった結果、再検索をするような使いやすさや内容ではないですよね?」ということです。
さらに言えば、CSSでの見た目やフォントサイズ、行間、ページ遷移の仕方などなど、細かいところも追求しないといけないという裏のメッセージであると当社は考えています。
スマホサイトの使いやすさをGoogleが評価!モバイルフレンドリーに対応しよう
GoogleがWebサイトを評価する軸をご紹介しましたが、これらは全て公開されています。
主なガイドラインは3つあり、どれも重要なので必ず目を通して理解しておきましょう。
順を追って見ていきましょう。
Google 検索の基本事項(旧ウェブマスター向けガイドライン)とは、Google検索にWebサイトを表示させたい全てのWebサイトオーナーに向けた入門ガイドラインです。
https://developers.google.com/search/docs/essentials?hl=ja
2022年10月にリニューアルされたガイドラインであり、この『Google 検索の基本事項(旧ウェブマスター向けガイドライン)』を読まずにSEO対策!というのは、取扱い説明書を読まずにゲームを始めるようなものです。
Google 検索の基本事項は、ウェブベースのコンテンツ(ウェブページ、画像、動画など、Google がウェブ上で見つけた一般公開されているコンテンツ)について、Google 検索結果に表示されるための適格性を満たし、上位に表示されるようにするための重要な要素です。
https://developers.google.com/search/docs/essentials?hl=ja
センスによっては上手くいくかもしれませんが、時間もかかるし遠回りになります。必ず読んで理解しましょう!
※余談ですが、Google 検索の基本事項(旧ウェブマスター向けガイドライン)は盲点なようで、知らずにWebサイトを運営している企業やブロガーも多いです。
ウェブマスター向けガイドラインよりもう少し具体的な内容を記載しているガイドラインが、検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド(以下、SEOスターターガイド)です。
https://developers.google.com/search/docs/beginner/seo-starter-guide?hl=ja
Google 検索を通じた収益化や宣伝を強化したいと考えているWebサイトオーナーが対象です。SEO の基礎知識や情報を学びたい人にとっては、最良の入門書でもあります。
ウェブマスター向けガイドライン同様に、知らなかったり勘違いしている部分がしっかりと明記されているので、こちらも必ず目を通して理解しましょう。
ここで、「検索順位1位になるための秘訣が掲載されているの?」と思ったあなたに残念なお知らせです。
SEOスターターガイドには、検索順位1位になる秘訣や裏技は残念ながら掲載されていません。
少し長いですが、20〜40分あれば理解しながら読むことができます。(※流し読みなら10分程度ですが、理解できるかは微妙なところです。)
当社が提供するSEOコンサルティングサービスは、このSEOスターターガイドに準拠した100項目以上のチェックシートによってSEO対策の支援をしています。
無料相談も受け付けているので、自社サイトの成果が思うように出ないという場合はぜひご連絡ください。
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3つ目は、検索品質評価ガイドラインです。
検索品質評価ガイドラインとは、Googleが採用した外部評価者が、検索結果の品質を評価するためのマニュアルです。
実は、このガイドラインは元々世の中に公開されていませんでしたが、度重なるリークによって世の中に公開されることとなりました。
検索結果に表示されるWebサイトが、「Googleのポリシーに従ってきちんと表示されているか」「粗悪なWebサイトが表示されていないか」を判断するガイドラインなので、記載されている内容を守ることはSEO対策の本質的な考えを知ることができます。
ちなみに、150ページを超えるPDFファイルで、日本語版は存在していないため、全てを理解するには少々骨が折れます。
そして、重要なことは外部評価者用のガイドラインというだけで、外部評価者の評価がそのまま検索順位に影響するわけではありません。
基本的な方針はそうそう変わらないものの、年に1〜2回は部分的に更新されています。
検索品質評価ガイドラインでは、GoogleがWebサイトを評価する3つの軸(評価基準)でも少し説明した、下記3点について触れています。
※Needs Met(需要との一致)は本記事ですでに説明しています。
E-E-A-Tは、前述した通りGoogleのコンテンツ評価の指標となる概念で、以下の4つの要素から成り立っています。
E-E-A-Tはこれらの頭文字を取った略語です。この4つの要素はそれぞれWeb上にあるコンテンツの品質を評価するにあたって、重要であるとGoogleも述べています。
E-E-A-Tの観点で高い評価を得ることは、ユーザーニーズを満たすことにつながり、検索結果の上位表示にも貢献してくれるはずです。
注意点としては、あくまでもランキング要素を決めるアルゴリズムの中の、1つの「評価指針」にしかすぎないということが挙げられます。
詳細は、E-E-A-Tとは?SEOで重要となる指標を理解して高品質コンテンツを目指そうも参考にしてください。
YMYLとは、人に関わるお金や健康、人生そのものに多大な影響を与える可能性のあるページを指す概念です。「 Your Money or Your Life 」の頭文字をとった略語で、直訳すると「あなたのお金もしくはあなたの人生(生活)」となります。
Web上には情報が無数に存在し、正しい情報もあれば、誤どのように構成されているかを示った情報も存在します。その誤った情報の影響で『人生にマイナスな影響を及ぼしてしまった』という悲劇も、十分に起こり得るでしょう。
そうした背景からGoogleは、YMYLに該当するページに関しては、特に厳しく取り締まるようになりました。
該当する主なページは以下の通りです。
●ニュースと時事問題
国際的なイベントやビジネス・政治・科学など重要なトピックに関するニュース(全てのニュースが対象ではなく、取り扱う内容による)
●政治や法律
市民生活を維持するために重要な情報
社会福祉や法的な問題などの情報
●金融情報
投資・税金・ローン・銀行のような金融に関する情報
特にオンラインで購入や送金ができるページ
●ショッピング
商品の調査・購入に関する情報(ECサイトも該当)
特にオンラインで購入できるページ
●健康と安全
医療問題、病院、薬、緊急事態に対応するための情報やアドバイス
●人々のグループ
グループに関する主張や情報、人種や宗教、年齢、性別、国籍、地位などでグループ化されたもの
●その他の該当情報
栄養・就職・住居情報など、生活に大きく影響を与える情報
具体的なキーワードを挙げると、
といったものが対象となります。
YMYLのサイト運営で気をつけることは、『ユーザーに品質の高い情報を伝える』ことです。
マイナス評価にならないためには、以下を意識するように心がけましょう。
ここまで読んで「あれ?」と思ったあなたは理解が深まっています。
そう、1つ前で説明している「E-E-A-T」に連動しています。
人に関わるお金や健康、人生そのものに多大な影響を与える可能性のあるページであればあるほど、「専門性」「権威性」「信頼性」が問われるからです。
重度の病気を患っている人に対して、ラーメン屋の店長が自身のブログで「この薬めっちゃ効くから、飲んどきや~!」と紹介していたとしましょう。
そのブログの熱狂的なファンが「そうなのか、飲んでみよう!」と思って薬を服用した結果、命を落としかねない副作用が起きてしまったらどうでしょうか。
命に関わる誤った情報が検索結果の上位に表示されれば、そのページを読んで行動に移したユーザーは悲惨な目にあいます。
そんな検索結果を表示しているGoogleには不満の声が届き、利用者が減ることになります。冒頭でも説明したように、Googleは広告主が支払う広告掲載料をもとに運営しています。
利用者が減った検索エンジンに、広告出稿をする企業(広告主)が減少すれば、最終的にGoogleへの収益が減少します。そうなるとGoogleは増収することができません。
ユーザーにとって粗悪な検索結果を生み出さないために、E-E-A-TやYMYLといった概念が重要です。
そして、Googleのアルゴリズムが合っているかどうかをチェックするのが外部評価者であり、外部評価者にとってのマニュアルが検索品質評価ガイドラインなのです。
詳しくは、SEOで外せないYMYL解説 – 医療やお金に関するコンテンツは要注意!を参考にしてください。
医療業界のSEO事例を確認したい方は「SEO成功事例5選」をご覧ください。
さて、ここまでGoogleが定める基本的なガイドラインについて説明しました。
世の中には抜け道を探す人もいるわけですが、当然定めたルールやガイドラインから逸脱した行為をしたWebサイトは、ペナルティ(罰則)を受ける可能性があります。
事前に「このような行為はしないでください」という項目が明記されています。
これらの項目に対して違反していないかどうかを、Googleは自動的に判別しています。しかしながら自動的に判定するといっても、完璧ではありません。
そのため、Googleの社員や外部評価者による手動チェックも実行されます。
ちなみに、手動チェックによるペナルティを通称:手動ペナルティと呼びます。(Googleがそう呼んでいるわけではありませんので、あくまでも俗称です。)
手動ペナルティを受けると検索順位が大幅に下落したり、最悪の場合はWebサイトが検索結果に表示されなくなります。
手動ペナルティを受けたらどうするの?
もうWebサイトは順位下落、もしくは表示されなくなったままなの?
まず手動ペナルティを受けても、キチンと反省文と再発防止策を提出すれば、ペナルティを解除してくれます。
手動ペナルティの通知は、Google Search Concole(使い方とかのページにリンク)にメッセージが届きます。
通知が届いたら、どういった理由で手動ペナルティになっているのかを確認した後、
を明記した反省文を提出します。
手動ペナルティになった原因を教えてくれる場合はまだ良いのですが、原因を教えてくれない場合は非常に大変です。
その場合、Googleが考えている手動ペナルティの原因を自分で探し出し、反省文を作らなければなりません。
この反省文が受理されれば、晴れてペナルティ解除となりますが、受理されない場合は正解に辿り着くまで再提出を繰り返します。
当然ながらその間は、Webサイトは上位表示されません。そのため、Googleが定めたルールは守るようにしましょう。
今では、手動ペナルティを受けるWebサイトはめっきり減りましたが、手動ペナルティ解除に悩む問い合わせもあります。
ちなみに、当社における手動ペナルティ解除率は今のところ100%です。もう一回言います、100%です。もし悩まれている方がいましたらご連絡ください。参考:
SEO対策は大きく2つに分類されます。内部対策と外部対策です。
SEOの専門業者であれば、当然SEOは内部対策から始めることを理解しているでしょう。検索エンジンで上位表示を目指すサイトは、まず内部対策とその仕組みをきちんと理解する必要があります。
内部対策とは、サイトのコンテンツに対して行う対策です。内部対策は主に3つに分類されます。
1.Googleがページを検出できるよう手助けすること
検索エンジンがコンテンツを見つけやすいようにするための施策です。
2.Googleがページを理解できるよう手助けすること
検索エンジンがコンテンツを理解しやすくするための施策です。
3.訪問者がページを利用しやすいよう手助けすること
ユーザーがページを訪問した際に正しく、簡単にコンテンツを閲覧できるようにする施策です。
※参考:ウェブマスター向けガイドライン
Googleのクローラーにとって、認識しやすく、理解しやすいWebサイトに改善することは、非常に重要です。この基本となる対策をおろそかにすると、サイト内のコンテンツがいかに優れていても、検索上位に表示させることが難しくなります。
SEOにおける外部対策は、主に外部リンクの獲得と、サイテーションの獲得のことを指します。
外部リンクの獲得は、検索順位の上位に表示させるための最も重要な施策の一つとして考えられます。しかし、外部リンクは自分たちでコントロールすることが難しく、SEO対策を行う上で最も難易度の高い施策の1つと言っても過言ではありません。
サイテーションの獲得とは「Web上で企業名、サイト名、電話番号などについて言及される行為のこと」です。
具体的には、GoogleやYahoo!など検索エンジンでの指名検索はもちろん、レビューサイトの口コミ、ブログ、note、Twitter、Facebook、Instagram、TikTokやYouTubeのタイトル・コメント欄など、あらゆるオンライン上のコンテンツで、「テキスト」で言及されることがサイテーションなのです。詳しくは後述します。
検索キーワードとは、人々がGoogleなどの検索エンジンで、検索ボックスに入力する言葉やフレーズのことで、その種類はさまざまです。
ユーザーが検索するキーワードを理解することはとても重要で、キーワードの種類は、検索回数の多さから下記の3つに分けられます。
また一般的に、検索意図には3つのタイプと4つのクエリがあると言われています。まずはユーザーの検索意図から理解していきましょう。
●案内型 (Navigational: ナビゲーショナル)
特定のWebサイトやWebページを見つけるための検索クエリ
●情報収集型 (Informational: インフォメーショナル)
何かを知りたい、疑問や悩みを解決したいという人が、情報を集めるためのクエリ
●取引型 (Transactional: トランザクショナル)
購入など、ユーザーが何かに対してアクションをするためのクエリ
※参考:GoogleのMatt Cutts(マット・カッツ)氏によるQDFの解説より
「案内型」クエリは、特定のWebサイトやWebページを見つけるための検索クエリです。
具体的には、以下のようなクエリのことを指します。
特定のWebサイトやWebページを探している時に使うクエリなので、Googleでは"Go"クエリと呼ぶこともあるようです。
「情報収集型」クエリは、特定のWebサイトを探しているわけでもなく、ネット注文をしようとしているわけでもなく、「ただ単に何かを知りたい、疑問や悩みを解決したい人が、情報を集めるためのクエリ」です。
具体的には、以下のようなクエリのことを指します。
ユーザーの目的は「知る」ことなので、Googleでは"Know"クエリと呼ぶこともあるようです。
「取引型」クエリには、申込みや購入など、ユーザーが何かに対してアクションをしたいという意図が含まれています。
具体的には、以下のようなクエリのことを指します。
「何かをする」という意図が含まれているので、Googleでは"Do(Buy)"クエリと呼ぶこともあるようです。
※参考:Four Moments Every Marketer Should Know – Think with Google
Google式に覚えるとすると、"Know-Go-Do-Buy"となります。
それぞれの意味は以下の通りです。
検索されている言葉から、検索意図を分析してコンテンツ設計ができないと、コンテンツマーケティングやオウンドメディアで求める成果を得ることはできません。
キーワードそのものが意図を表していることがよくあります。例えば、「SEO 秘訣」と検索した人は、SEOのヒントを求めていることが分かります。
しかし、キーワードによっては、ユーザーの検索意図が明白でないものもあるので、実際に検索してみて上位にランクインしているページを参考にするのがベストです。つまり、すでにランキングされているものから意図を推測するのです。
ここからは3種類のキーワードについて説明します。キーワードを理解することは、キーワード調査を実施する上で非常に重要です。
SEOキーワード選びの4つの注意点
検索クエリとは?検索クエリと検索キーワードの違いをご紹介
ビッグキーワードとは、検索ボリュームが非常に多く、競争の多い、1〜2語のキーワードのことです。以下は、ビッグキーワードの例です。
これらのキーワードは、幅広い話題やさまざまな業界の名前を表すものです。検索ユーザーは、より多くの情報を求めているときに、これらのキーワードで検索するでしょう。
SEO対策を考えている方の中には、検索ボリュームが多いから、ビッグキーワードをターゲットキーワードにするべきだと思う方もいるかもしれません。
しかし、これらのキーワードでランキングされている権威あるWebサイトと競争することは非常に難しく、あまりおすすめはできません。
むしろ、これらのキーワードを使って検索意図を深掘り、競合の少ない、より収益性の高いキーワードを見つけるべきです。
【SEO成功事例】ビックキーワード単体キーワードで1位を獲得(医療業界)
ミドルキーワードとは、ビッグキーワードよりも検索ボリュームが少ない、2〜3語の検索キーワードのことです。以下は、ミドルキーワードの例です。
このように、ミドルキーワードはビッグキーワードよりも少し具体的で、検索ボリュームも若干少なくなっています。しかし、それでもまだ競争は激しく、検索順位の上位を狙うことは難しいでしょう。
一方で、コンテンツの改善やサイトの権威性を高めることにより、関連性の高いミドルキーワードで上位表示させることも可能と考えられます。
ロングテールキーワードは、ユーザーが特定の情報を探す際に使用する具体的なキーワードです。検索ボリュームは少ない傾向にありますが、競合が少ないため上位表示させやすいキーワードと言えます。以下は、ロングテールキーワードの例です。
ロングテールキーワードは、検索ボリュームが少ないからと言って侮ってはいけません。
なぜなら、いくつかのロングテールキーワードでランクインすると、いくつかのミドルキーワードやビッグキーワードのコンテンツでカバーすることになり、Googleが関連する複数のキーワードで評価してくれる可能性が高まるからです。
そのため、特にドメイン評価が低いWebサイトは、ロングテールキーワードを優先して対策することを推奨します。
キーワードを選定する際は、専用のツールを使うことをおすすめします。調査ツールは世の中に何百もあるため、まったく役に立たないものから、手助けになるものまでさまざまです。
ここでは、キーワード選定の手助けになる便利なツールを5つ紹介します。
ラッコキーワードは、調べたいキーワードに対しての、サジェストキーワード・関連Q&A・共起語・上位サイトの見出しを一括で取得してくれるツールです。ユーザーの検索意図が分かるため、記事やWebサイトのコンテンツで集客したいと考えているのであれば、とても便利なツールでしょう。
参考:ラッコキーワード
Ubersuggestは、アメリカのデジタルマーケターであるニール・パテル氏が、開発・提供しているSEOツールです。
下記のような機能が用意されており、直感的に使える点が魅力です。
※使用できる回数や一部機能に制限はありますが、無料で利用可能です
有料プランに加入すると、サイト改善のアドバイスといったコンサルティング機能なども利用できるようになります。またChromeとMicrosoft edgeで使用可能な拡張機能も提供されており、こちらも無料で有益なデータを確認することができます。
参考:UberSuggest
キーワードプランナーとは、Google広告の配信に使うキーワードについて調査できるツールです。主に広告主向けのツールですが、SEO対策のキーワード選定にも十分に役立ちます。
キーワードプランナーでは、メインキーワードと関連するキーワードを見つけたり、検索ボリュームの確認をしたりすることが可能です。
Ahrefs(エイチレフス)は、世界で約60万人が導入しているSEO分析ツールです。自社サイトだけでなく、競合サイトの被リンク分析や、上位表示コンテンツ、想定流入キーワードなどを確認することができます。
Ahrefsには、以下のような機能が用意されています。
参考:Ahrefs
Semrush(セムラッシュ)は全世界1000万以上のユーザーが利用する、オールインワン競合分析ツールです。SEO、広告、SNS、コンテンツマーケティングなど、オンラインのさまざまな領域で競合サイトの調査・分析ができます。
Semrushには、以下のような機能が用意されています。
ちなみに、多くの人がSemrushを「エスイーエムラッシュ」と呼んでいますが、正確には「セムラッシュ」なので覚えておきましょう。
※参考:「Semrush」の読み方を教えてください|Semrush 日本
※参考:How Do You Say SEMrush? #SSJ2018
※参考:Semrush
SEOにおいて、内部対策を行うことはとても重要です。
内部対策を進めることで、GoogleにあなたのWebサイトの全てを伝え、ユーザーにどのような価値を提供しているかを、適切に伝えることができます。また、人間と検索エンジンのロボットの両方に対して、Webサイトを最適化する必要があります。
内部対策の方法は、大きく2つに分類されます。
それぞれの項目について、どのような対策をすればいいのか解説します。
検索エンジンに評価されやすいコンテンツとは、ユーザーの役に立つことを主目的としたコンテンツです。コンテンツの形式は、ブログ記事、製品ページや料金ページなど、さまざまなものがあります。
優れたコンテンツを持つWebサイトは、SEO対策の有無にかかわらず、素晴らしい成果を上げることができます。逆に、低品質なコンテンツを持つWebサイトは、SEO対策の有無にかかわらず、生き残ることはできません。
そして、良いコンテンツを持つWebサイトは、SEO対策によってさらなる成果を上げられる可能性があります。
では具体的に、どのようなものが良質なコンテンツとされるのでしょうか。良質なコンテンツには、次のような特徴があります。
網羅性とは、検索ユーザーが欲している情報を網羅できているかということです。
ユーザーの知りたい情報が、関連するトピックも含めて満遍なく掲載されているのが網羅性の高い状態です。すなわち、ユーザーがページに訪れた際に、検索ニーズが満たされ、さらに別のページを見に行く必要がないコンテンツが、網羅性の高い優良なコンテンツということになります。
網羅性を高めるには、検索意図を分析する必要があります。
ここでは、2つの分析方法をご紹介します。
●上位に表示されているページの共通点を探す
特に小見出しに注目することで、検索意図を把握できる可能性が高まります。
●上位に表示されているページで、共通のキーワードを探す
共通のキーワードは、サブトピックとして考えることができます。検索キーワードと直接マッチするキーワードではなかったとしても、非常に重要な可能性が高いです。
専門性とは 、特定のテーマにおける専門知識のことを指します。前述の通り、Googleが公式に提供してる検索品質評価ガイドラインの中で定義する「E-E-A-T」のE(Expertise)が、専門性に当たります。
その分野の専門家であることをアピールすればするほど、Googleは専門性の高いサイトとして評価してくれるでしょう。
専門家の基準ですが、書き手がその話題の専門家となるような人生経験を持っていれば、問題ないでしょう。例えば「がんになるとどんな感じか?」という質問には、医者よりもがん患者の方がうまく答えられるでしょう。
※参考:3.2 専門性・権威性・信頼性(E-E-A-T)|検索品質評価ガイドライン
権威性とは 、あなたのWebサイトがその業界内で認知されていることを指します。こちらも前述の通り、Googleが公式に提供してる検索品質評価ガイドラインの中で定義する「E-E-A-T」のA(Authoritativeness)が、権威性に当たります。
もしあなたが業界の専門家として認識され、人々があなたに質問するようなら、権威ある人物であると認められていると言ってよいかもしれません。
サイトの権威性を高める手法の一つとして、被リンクを集めることが有効です。
被リンクとは、他の外部サイトから、自社サイトのリンクが貼られていることを指しますが、被リンクを集めることは簡単なことではありません。
なぜなら、自分のサイトに第三者のサイトへのリンクを貼ると、ユーザーが自分のサイトから離れてしまう可能性があるため、運営者にとっては、よほど良いサイトでない限り他のサイトのリンクを貼るメリットがほとんどないからです。
言い換えれば、他のサイトへのリンクはそのサイトに対する「投票」のようなもので、投票するということは、リンク先のページが、特定のトピックに関するウェブ上の最高の情報元の一つであるということを認めていると考えることができます。
そうすると原理的には、投票数が多ければ多いほど(関連性も高いことが前提ですが)、検索エンジンはより良い、より権威のあるサイトだと判断し、そのサイトを上位に表示するはずです。
※参考:3.2 専門性・権威性・信頼性(E-E-A-T)|検索品質評価ガイドライン
信頼性とは 、あなたが著者として他者に与える信頼のことです。こちらも前述の通り、Googleが公式に提供してる検索品質評価ガイドラインの中で定義する「E-E-A-T」のT(Trust)が、専門性に当たります。
Webサイトに掲載されているコンテンツを誰が作成しているのか明らかにすることです。例えば、著者情報やWebサイトを運営している企業の情報を載せておくことで、信頼性を高められるでしょう。
また、公開している情報の鮮度も信頼性には大きく影響します。古い情報は役に立たないケースがあるため、信頼性は高まりにくい傾向です。
独自性とは 、オリジナルコンテンツ(記事、テキスト、画像、動画、プレゼンテーション、インフォグラフィック、コメントなど)のことを指します。
コンテンツを作成する際に、上位表示されているページばかりを参考にすると、模倣的なコンテンツになってしまいます。このようなコンテンツは、競合サイトと差別化することができず、オリジナルで有用な情報を提供することができません。
独自性の高いコンテンツを作成するには、以下のような手法があります。
Web上で、最も被リンクの多い記事を見ると、そのほとんどが研究記事であることが分かります。これは、被リンクを獲得するためにも、独自の調査がいかに効果的であるかを示しています。
テクニカルSEOとは、検索エンジンでのページ順位を上げるために、Webサイトの技術的な側面を改善することです。Webサイトの表示をより速く、クロールしやすく、検索エンジンにとってより分かりやすいものにすることが、テクニカルSEOではとても重要です。
ではなぜ、技術的に最適化する必要があるのでしょうか?
Googleはユーザーの検索に対して、可能な限り最適な結果を表示したいと考えています。そのため、GoogleのロボットがWebページをクロールし、さまざまな要因で評価して順位を決めます。
例えば、ページの読み込みの速さなど、ユーザー体験に基づく指標も存在します。また、検索エンジンのロボットがページの内容を把握しやすくするための指標もあります。
つまり、技術的にサイトを改善することで、検索エンジンがあなたのサイトをクロールして理解するのを助けることができるのです。うまくいけばより高い順位で表示されるかもしれません。
逆にサイト上で重大な技術的ミスを犯せば、それが損害となることもあります。例えば、robots.txtに誤って末尾のスラッシュを追加してしまい、検索エンジンのクロールを完全にブロックしてしまうこともありえます。
ここでは、技術的に最適化されたWebサイトの特徴について、簡単に説明します。
各ページには、検索エンジンとユーザーの両方がそのページの内容を理解できるような、個別化されたタイトルを付ける必要があります。
「SEO」というタイトルのページよりも、「初心者のためのSEOのコツ」というタイトルのページの方がだれに対し、何を伝えたいページかタイトルだけで把握することができます。
注意すべき点としては、具体的に訴求したいがゆえに長すぎるタイトルはおすすめできません。理由としては、長すぎると要点が絞られていないためユーザーに伝わりにくくなってしまったり、検索結果にタイトルタグは30文字前後でしか表示されないためです。
より具体的な事例は以下ページで紹介しているので気になる方はご覧ください。
SEOを考慮したtitleタグのベストプラクティス(最適解)を考えてみた
※参考:各ページに固有の正確なタイトルを付ける – SEO スターター ガイド: 基本 | Google 検索セントラル
ページの説明文は、検索エンジンの検索結果ページ(SERPS)に表示されます。ページの内容が説明されており、各ページで個別化されている必要があります。
なお、Googleはサイト運営者が指定したメタディスクリプションを常に表示するわけではなく、検索者にとってより有用と思われる場合は、ページ内のテキストから自動記述されたものを使用することが多いようです。
descriptionとは?SEOを意識した設定と文字数を解説します
※参考:メタ ディスクリプション タグを使用する – SEO スターター ガイド: 基本 | Google 検索セントラル
ページには、適切な見出しが必要です。見出し<h1>や小見出し<h2>、<h3>を設定することでコンテンツの階層構造が分かりやすくなります。
<h1>タグは、各ページに1つだけ設定することをおすすめします。
その他の見出し<h2>、<h3>タグに関しては、以下のようなことを念頭に置いておく必要があります。
h1タグ(hタグ)とは?SEOに効果的な設定方法を解説します
※参考:見出しタグを使用して重要なテキストを強調する – SEO スターター ガイド: 基本 | Google 検索セントラル
Webサイト内の他ページへのリンクは、SEOのために非常に重要です。
検索エンジンのロボットは、リンクのあるページを見つけると、そのページも見に行くので、ページの存在を検索エンジンに伝えることができるのです。
また内部リンクは、ユーザーの滞在時間を長くするための効果的な方法でもあります。
※参考:リンクを上手に使う – SEO スターター ガイド: 基本 | Google 検索セントラル
サイト構造とは、Webサイト上の全てのページがどのように構成されているかを示すものです。
一般的に、サイトの構造は「ツリー構造」であることが望ましいとされています。言い換えれば、サイトの全てのページが、互いに数本のリンクで結ばれている必要があります。
ツリー構造にしておくことは、Googleなどの検索エンジンがサイトのページをクロールしやすくなります。また階層構造も整理されていることが望まれます。
一方でキレイなツリー構造になっていないWebサイトでは、適切な評価を得られなくなってしまいます。また、インデックスの問題を特定し、修正することも難しくなります。
内部対策とは異なり、外部対策と言われるSEO対策もあります。
外部対策とは、自社サイト以外のWebサイトやSNSに対する働きかけによって、被リンク(外部リンク)やサイテーション(企業名や商品名などへの言及)を獲得する施策のことを指します。被リンクやサイテーションを獲得することによって、サイト全体の品質評価(権威性・信頼性)が向上=検索順位の向上を狙うことができ、上位表示に欠かせない施策の一つです。
サイテーションに関しては、検索順位に影響しているといったGoogleからの明確なアナウンスはありませんが、少なからずSEO効果があると当社では考えています。
では、なぜ被リンクやサイテーションの獲得が、サイト全体の品質評価向上につながるのでしょうか。
それは、Googleが外部からのリンクやサイテーションを「推薦状」や「投票」のように認識しているためです。
さまざまなサイトで引用され、言及されているサイトは、それだけ多くのユーザーから関心を得ていることになります。
繰り返しますが、被リンクやサイテーションという「人気投票数」が多ければ多いほど、『権威性・信頼性のあるサイト=多くのユーザーにとって役に立つ、高品質な検索結果に貢献してくれるWebサイト』とGoogleは判断していると考えることができます。では、被リンクやサイテーションはどのように獲得すればよいのでしょうか。
上位表示に必須?被リンク(バックリンク)の調べ方とSEOへの影響
被リンクとは、第三者のWebサイトから自社サイトに遷移するリンクのことを言います。
自社サイト内のページ同士のリンクが内部リンクと表現されるのに対して、自社の外からのリンクであることから外部リンクと言われることもあります。
実際にリンクを設置してもらえるかどうかは、他サイトの運営者次第です。
では、どのように被リンクを獲得すればよいのでしょうか。
具体的には、自然に被リンクを獲得する方法と人為的に被リンクを獲得する方法の2つがあります。
自然に被リンクを獲得する方法は、サイトの運営者が自発的に引用したいと思える良質なコンテンツを作ることです。
例えば、「綿密な調査に基づく分析結果をまとめた記事」や「条件を入力すると価格比較やシミュレーションができるコンテンツ」といった、「ユーザーが役に立つと感じる記事やコンテンツ」を作ることで、被リンクを獲得するのが一般的です。
ユーザーが役に立つと感じれば自然とリンクが集まり、ユーザーやGoogleにとって、「権威があり、信頼できるサイト」と認識してくれるようになるでしょう。
人為的と言うと少し聞こえが悪いかもしれませんが、人為的に被リンクを獲得する方法とは、要するに他のサイトの運営者に直接連絡をして被リンクをもらえないか交渉する方法のことです。
例えば、自社と取引先の間で協同のキャンペーンや調査、研究活動などを行った際に、取引先のお知らせページに自社サイトへのリンクを設置してもらえるように連絡を取ってみたり、自社の新事業などを各Webメディアに宣伝してもらう際に、当該記事にリンクを設置してもらえるよう依頼してみたりすることなどが挙げられます。
サイテーションとは、オンライン上における企業名、サイト名、商品名、ブランド名、住所、電話番号への言及のことを言います。
より簡単に言い換えれば、「Web上で話題にされること」とも言えるでしょう。
被リンクとは異なり、サイテーションはテキストによる記載を指します。レビューサイトやSNSなどで取り上げられる状況をイメージしてみるとわかりやすいでしょう。
被リンクの獲得方法と同様に、自社について言及をしてもらえるかどうかはWebサイトやSNSの運営者や利用者次第です。
そのため、自社についてポジティブに取り上げてもらえるような行動をすることが、主なサイテーションの獲得方法と言えます。
具体的には、良質な記事やコンテンツを作ること、自社の商品やサービスの品質を高めること、あるいはオフライン広告も含めた広告媒体に出稿することなどが挙げられます。
被リンクの獲得方法と同様に、SNSでシェアしてもらえたり、話題にしてもらえるような良質な記事やコンテンツを作ることで、サイテーションを獲得することが可能です。
例えば、アンケート調査に基づく国内の旅行先ランキングやおすすめの旅行先が分かるフローチャートなど、参考になる一次情報が掲載された記事や便利なコンテンツを作ることなどが挙げられます。
今までにSNSで記事をシェアしたり、内容だけでなく企業名や商品名を引用したりしたことがある方は、どんな記事を話題にしたのかを思い出してみると、サイテーションを獲得しやすいコンテンツをイメージしやすいでしょう。
サイテーションを獲得する上で、自社の商品やサービスの品質を高めることも重要です。
自社の商品・サービスの品質が高ければ高いほど、自社名や商品名が、利用者のポジティブな感想と一緒にレビューサイトやSNSに投稿される=サイテーションを獲得できる可能性が高まるでしょう。
一方、レビューサイトやSNSに投稿されている不満点がいつまでも解消されずにいる場合、ネガティブなサイテーションが増えていくことが予想されます。
ネガティブなサイテーションを減らし、ポジティブなサイテーションを増やすためには、レビューサイトやSNSの動向を確認し、地道に商品・サービスの改善に取り組んでいくことが重要です。
自社の商品・サービスの品質が高まり、結果として企業の評判が高まれば、自然とポジティブなサイテーションも増えていくことでしょう。
広告媒体への出稿もサイテーションを獲得する方法の一つです。
オンライン、オフラインを問わず、さまざまなメディアに出稿することで、広告を見たSNSユーザーやサイト運営者による、企業名や商品名への言及が増えることが期待できます。
特に大きな効果を期待できるのはテレビCMを放送することです。
一度に多くの人に広告を見てもらえるため、話題に上りやすく、認知度の向上とサイテーションの獲得に大きく貢献してくれます。
SEOの効果測定にはさまざまな方法があり、一概にコレと決まっているわけではありませんが、当社では下記の3点を、基本的なSEO対策の効果測定指標として捉えています。
売上や問い合わせ数の改善を最終目的としているのであれば、コンバージョン数(※)を指標にするべきと考える方もいるでしょう。
コンバージョン数とは、Webサイトを訪れたユーザーが、購入・申し込み・問い合わせ・資料請求・会員登録などにつながる行動をした際に計測される数のことを言います。日本語では「成約率」と呼ばれます。
しかし、コンバージョン数には、SEO以外のWebマーケティングの効果や、オフラインマーケティングの効果が含まれることもあるため、コンバージョン数を指標としてSEOの効果を計測するのは難しいと言えます。
SEOをWeb集客方法の1つとして考えるのであれば、
といった項目が、SEOの効果測定の対象だと考えています。
では、効果測定の指標である「掲載順位」「クリック率」「アクセス数」の測定方法について順に解説していきます。
掲載順位はSEO対策の効果を測定する上で、本質的な指標と言えるでしょう。
多くのSEO対策が、この掲載順位を向上させるために行われます。
現在の順位より上位表示することができれば、ユーザーの目に留まる可能性が高まるので、より多くクリックしてもらえる=集客できる可能性が高まります。
代表的な掲載順位の測定方法は、Google Search Consoleを利用する方法が挙げられます。
Google Seach Consoleとは、登録したサイトの「インデックス状況」「掲載順位」「クリック率」などを確認できるツールです。
参考:Search Console の概要 – Search Console ヘルプ
Google Search Consoleにサイトを登録すると下記のような画面で掲載順位を確認することが可能です。
SEO効果を測定する際は、まずはGoogle Search ConsoleにWebサイトを登録し、施策を実施した前後で順位の変動を確認するとよいでしょう。
注意点としては、SEO対策の効果が表れるまでには4 カ月から長い場合で1年ほどかかるとも言われているため、長い目で見て平均掲載順位が改善されているかどうかを確認することが重要です。
サーチコンソール(Search Console)の基本を解説!登録から使い方まで教えます!
クリック率とは、検索結果画面上に自社サイトが表示された回数のうち、どれくらいの割合でクリックされたかを示します。
クリック率は、「クリック数(B)÷表示回数(A)×100」で算出します。
例)
URLの表示回数:1,000(A)
URLのクリック数:100(B)
↓
クリック率=10%(100÷1,000×100)
Click Through Rate、あるいはCTRと呼ばれることもあります。
クリック率を改善することで、検索結果に表示された際にクリックされる回数を増やす=集客数を増やすことが可能です。
代表的な測定方法は、掲載順位と同様にGoogle Search Consoleを利用する方法です。
下記画面の赤枠部分で各キーワードごとのクリック率を確認することができます。
掲載順位が上位に位置していても、クリックをされなければサイトに訪問されることもないため、掲載順位と並び重要な指標と言えるでしょう。
アクセス数とは、サイトに訪問があった回数のことを示し、セッション数と呼ばれることもあります。アクセス数は、Web集客効果を測定する指標です。
掲載順位やクリック率の改善は、多くの場合、このアクセス数を改善することが目的で行われます。
代表的な測定方法は、Google Analytics(※)のセッション数を確認する方法です。
※Google Analyticsとは、ユーザーがWebサイトやアプリを訪問した際のさまざまな行動データを計測することが可能な分析ツールです。
参考:Google アナリティクスの仕組み – アナリティクス ヘルプ
Google Analyticsでは下記画面の赤枠部分で、各ページごとのセッション数を確認することが可能です。
掲載順位やクリック率が改善し、結果としてアクセス数が向上していれば、SEO対策は概ね成功していると考えてよいでしょう。
ここからは、「SEO」全般に関するよくある質問を列挙します。
まずは、どのキーワードで上位表示を狙うのかを決めることから始めましょう。
自社のサービスやエリアに関わるキーワードを選定し、そのキーワードに対して、どのページがどの順位を獲得しているのかを調査します。
どのページ(または新規で作成するページ)でどのキーワードを狙うのかが決まったら、内部対策や外部対策を通して、優先順位の高いSEO対策から実施していきましょう。
当社では、下記の3つのGoogle公式の資料を一読することを推奨しています。(※検索品質評価ガイドラインは英語版のみです。)
参考:ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン) | Google 検索セントラル | ドキュメント | Google Developers
参考:SEO スターター ガイド: 基本 | Google 検索セントラル | ドキュメント | Google Developers
参考:検索品質評価ガイドライン
以上、プロが教えるSEOの徹底ガイドでした。
SEOはWeb集客施策の一つの手法ですが、施策内容は多岐にわたります。広告費に頼らずに集客できる「魅力のマーケティング手法がSEO」ではあるものの、目的を明確に定め、キーワード調査、サイト構造の最適化、コンテンツの最適化など施策の優先順位を整理し計画的に実行していくことが求められます。
結果がでるまで半年~1年と長いスパンになるものの、長期的な視点からSEO施策は非常にコスパがいい対策であり、企業ブランディングや新たな潜在層の獲得などメリットが大きい点が特徴です。
ジオコードは19年以上、SEOサービスを提供し続けている老舗Webマーケティング会社です。
これまでSEO施策を行なってきたWebサイトは4,625以上、数々のアルゴリズムアップデートを乗り越えてきた、確かな技術と実績があります。SEO成功事例5選として実績も紹介しているのでぜひご覧ください。
当社のSEO対策コンサルティングは、CVを増やすことを目的としたサービスです。
順位や検索エンジンへの最適化だけを目的にせず、キーワードの検索上位表示を過程として、アクセスの最適化・サイト上のCV増加を目標に置いた戦略で、コンサルティングを実施していきます。
また、SEOコンサルティングによって、具体的な実施施策まで落とし込まれた修正・改善内容は当たり前ですがサイトに反映させることが必要不可欠です。ジオコードでは、サイトへの修正作業の代行を別プランで用意しているため、提案施策をサイトへ反映させるための進行管理も実施していきます。
SEO対策でお困りの方は、そのお悩み、ぜひ一度ジオコードへご相談ください!
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