SEOで外せないYMYL解説 – 医療やお金に関するコンテンツは要注意!
2019年8月27日
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更新日:2024年 10月 22日 公開日:2024年 10月 08日
【監修】株式会社ジオコード SEO事業 責任者
栗原 勇一
SGEは、Google検索に生成AIを組み込んだ新しい機能です。現在はまだ試験運用段階ですが、これからはGoogle検索の主流になっていくと予想する声もあります。
SGEが主流となった場合は、Webマーケティングにも大きな影響が現れるでしょう。Webサイト運営者は、これまでの経験と知識を生かしつつ、SGEに沿ったWebマーケティング施策を立案しなければなりません。
本記事では、SGEの特徴や機能に関する基本的な知識の他、SGEの普及に応じて取るべき対策について解説します。SEOとも絡めて説明するので、SGEに向けた新たな施策を検討しているWebマーケティング担当者の方は、ぜひ参考にしてみてください。
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SGEとはSearch Generative Experienceの略で、生成AIを組み込むことにより、ユーザーの質問に対する回答を表示できるようになるGoogle検索の新機能です。2023年8月に日本での試験運用が開始され、2024年1月現在も続いています。試用運転のSGEは、Search Labsに登録したユーザーのみが、デスクトップのChromeブラウザとスマートフォンのGoogleアプリで利用可能です。
SGEでGoogle検索をすると、AIは質問に対する回答をしてくれるだけでなく、関連画像や情報源となるWebサイトを複数ピックアップしてくれます。従来のGoogle検索のように上位10サイトのみが表示されるのではなく、より複合的な情報をまとめて表示してくれる点が、SGEの魅力といえます。
※出典: Google Japan Blog.「生成 AI による検索体験 (SGE) のご紹介」
Googleが提供しているSGEと似たAIに、Bardがあります。Bardでもユーザーが入力した質問に対し、AIが回答を表示してくれます。
SGEとBardには「Googleが提供する生成AI」という共通点があるため、混同してしまう方も多いでしょう。しかし実際のところ、この2つは異なるものです。SGEはGoogle検索にAIが組み込まれているのに対し、Bardは検索エンジンから独立しています。またSGEは情報を検索することを目的として設計されているのに対し、BardはAIと会話することを前提に設計されています。したがって、SGEは検索エンジン、Bardはチャットボットとしての性格が強いです。
SGEの登場により「これまでのSEOに将来性はあるのか」と、疑問に思う人も多いかもしれません。SGEはまだ試験運用段階のため、明確な結論は出てないものの、立ち回り方次第ではSEOにも将来性はあると考えられます。
その理由の一つに、これまでに幾度となく行われてきた検索エンジンシステムの変更の際も、SEOは廃れずに残ってきたことが挙げられます。SGE時代となっても、Googleの検索では有益な回答が上位に表示される点は変わりません。したがって、SEOを意識しながらより専門性の高い情報を公開すれば、SGE上でもAIに優先的に取り上げてもらいやすくなると考えられます。
また、Googleの調査によると、SGEを利用したユーザーは、そのまま画面をスクロールして検索結果へアクセスできることを評価しているようです。検索しているユーザーの心情としては、検索キーワードについてできるだけ詳しく、信頼性の高い情報を探したいのでしょう。AIが生成した回答を参考にしつつも、上位に表示されたWebサイトを見に行く可能性が高いということは、SEOも引き続き重要となるはずです。
以上のことから、SGEが登場しても従来のSEOに将来性がないとまではいえず、むしろその必要性はますます高まる見込みがあるといえます。
※参考: Googleキーワード.「検索における生成 AI を世界中のより多くの人々に提供」
SGEの大きな特徴は、検索エンジンに生成AIが組み込まれている点にあります。SGEにはAIを生かした検索機能が登場しており、それぞれの機能について基本を押さえることが大切です。SGEの主な4つの機能について解説します。
SGEはGoogle検索に生成AIを組み込んでいるため、検索キーワードに対して最適な回答をAIが生成・表示してくれる点が特徴です。その生成結果や表示方法・項目は検索クエリによって変化します。
米国版のSGEで検索できるクエリは「Knowクエリ」「Doクエリ」「Goクエリ」「Buyクエリ」の4つですが、日本版SGEでは現状Knowクエリのみ対応しているようです。以下では各クエリについてどのようなクエリか、SGEではどのように回答が表示されるかを、例を挙げながら解説します。
Knowクエリとは、「know(~を知りたい)」が前面に出る検索のことです。例えば、「地上の動物で最も足が速いのは?」といったような検索です。
この検索キーワードに対し、SGEでは「チーターは地上で最も足が速い動物です」という書き出しの文章と関連画像が表示されます。また、右上には関連リンクも表示されます。
Knowクエリは他のクエリに比べて回答が簡潔であることが多いため、SGEの表示領域が狭いのが特徴です。
Doクエリとは、「Do(~をしたい)」が前面に出る検索のことです。例えば、「交通事故 弁護士 ニューヨーク」のような検索です。これは「交通事故を相談できる弁護士をニューヨークで探したい」という「Do」が前面に出ている検索に当たります。
SGE画面では、英語で上記の内容に当たるクエリを入力すると、同じく英語でニューヨークの交通事故案件を扱う弁護士のリストが表示され、右上に関連リンクが表示されます。
また、リストの下部に表示される「ニューヨークで弁護士に相談する際の費用は?」など質問の候補から、さらに回答を見ることも可能です。
Goクエリとは、「go(~に行きたい)」が前面に出る検索のことです。例えば、「ロサンゼルスで行くべき場所」のような検索です。これは「ロサンゼルスの観光名所に行きたい」という「go」が前面に出ている検索に当たります。
SGE画面では、英語で上記の内容に当たるクエリを入力すると、同じく英語でロサンゼルスの名所リストが画像と共に表示されます。同時にGoogleマップも表示されるので、ユーザーは一見するだけで各所の距離感をつかむことが可能です。
右上には、他のクエリと同じく関連リンクが表示されます。
Buyクエリとは、「buy(~を買いたい)」が前面に出る検索のことです。例えば、「サイクリングに最適なサングラスを教えて」のような検索です。この検索は「サイクリングに最適なサングラスがほしい」という意味なので「buy」が前面に出た検索に当たります。
SGE画面では、英語で上記の内容に当たるクエリを入力すると、同じく英語で「保護性」「耐久性」「デザイン性」といった項目別に、どのようなサングラスがサイクリングに適しているかが表示されます。Amazonの商品リンクもリストで表示されるので、気になる商品の商品ページに飛ぶことが可能です。
他のクエリと同様に右上には関連リンクが表示されます。
SGEでは、チャットのように会話形式でAIに質問を続けながら情報を検索できます。知りたい情報やより詳しい情報にたどり着くまで会話の続きのようなかたちで何度でも質問できるため、一から自分で調べる手間が省けます。
またSGEは、長文形式の検索にも対応できる点が特徴です。従来の検索エンジンでは長文での検索の精度が低く、詳しい情報を表示させるまでには、何度も検索を繰り返さなければなりませんでした。
その点SGEであれば、長文で検索キーワードを入れても生成AIが回答を表示してくれる他、次の質問につなげることが可能です。例えば「ニューヨークで交通事故案件が得意で料金も手ごろな弁護士に相談したい」と質問したい場合「ニューヨーク 交通事故 弁護士」と単語を分ける必要はなく、そのまま入力するだけで、精度の高い回答を得られます。
SGEでは広告と上位10サイトだけでなく、AIが生成した回答がトップに表示されます。また検索クエリに応じて、関連画像やマップなども表示されるようになります。
通常のGoogle検索でも、検索キーワードについての「強調スニペット」が表示されることがありますが、SGEでは回答や情報がより複合的にまとまった状態で提供されるのが特徴です。また、現状のGoogle検索で表示される「関連する質問を表示する機能」についても、SGEであればチャットのように会話形式で質問を進められるため、知りたい情報にたどり着きやすくなります。
SGEでは、生成AIがユーザーの検索履歴などからパーソナライズした広告を作成・掲載します。これにより、商品やサービスの販売促進につながることが予測されています。
また、Buyクエリにおける広告では、スナップショットの下部にその商品を購入できる店舗やレビューが表示されるなど、ユーザーの利便性向上につながる機能が実装される予定です。AIとのチャット中にも、ショッピング広告を直接組み込むテストも予定されています。
一方ユーザーとしては、SGEで表示される広告の安全性が心配となるかもしれません。この点、広告表示に当たっては、スポンサーラベルの挿入が予定されています。広告とオーガニック検索結果を区別しやすいようにすることで、広告の透明性が図られる予定です。
※参考: Google Japan Blog.「AI による新たな時代の Google 広告」
便利なSGEですが、注意点もあります。あらかじめ知っておかないと、慣れない人は戸惑うかもしれません。そこで、SGEで情報を検索する際に注意しておきたい点を2つ解説します。
SGEでは、検索キーワードによっては生成AIによる回答の表示がされず、初期状態で閉じられていることもあります。例えば「Google」のように広く知られているようなキーワードの場合などです。初期状態で閉じられている際は「AIによる概要を生成しますか?」との質問が表示され、「はい」をクリックするとそこで初めてSGE画面が広がります。
ただし、どのワードでこのような画面になるかの判断基準は、現在のところ不明のようです。
Knowクエリで、医療や安全など人の生活に大きく影響する領域(YMYL領域)について検索した場合、SGEでは注意書きが表示されます。
例えば特定の病気に対する治療法や、薬などの知識について検索した場合は、「これは情報提供のみを目的としており、医療上のアドバイスや診断を行うものではありません」といった注意書きが表示されるでしょう。
言い換えれば、こうした注意書きが表示されるかどうかで、GoogleがどういったワードをYMYL領域の検索クエリだと判断しているかが分かります。
先述の通りSGEは、2024年1月現在、デスクトップのChromeブラウザとスマートフォンのGoogleアプリで利用できます。そこで、以下ではSGEの使い方について、デバイスごとに説明します。SGEが表示されない場合の対処法や、注意点なども解説するので参考にしてみてください。
SGEは、Android、iPhone両方のGoogleアプリで登録・使用できます。手順は以下の通りです。
最初に、Googleアプリを最新版にアップデートしておきましょう。次にGoogleアプリを開き、Googleアカウントにログインしていることを確認します。続いてフラスコのイラストのアイコンをクリック。試験運用版が複数表示されるので、その中から「SGE」を見つけ、「有効化」をオンにします。
フラスコのアイコンが表示されない場合は、「Search Labsの提供状況」を確認するか、登録の条件を満たしているかを確認しましょう。
なおSearch Labsを使えるようになるためには、順番待ちリストへの登録が必要な場合があります。「順番待ちリストに登録」をクリックすれば、順番待ちリストへの登録は完了です。順番が来てSGEが使えるようになると、メールで通知を受け取るよう設定している場合はメールが届き、通知をオンにしている場合はGoogleアプリから直接通知が届きます。
SGEの有効化を「オン」にすると、利用規約への同意が求められます。よく読んで問題がなければ同意をクリックしましょう。試験運用版の「オン」「オフ」はいつでも切り替え可能です。気になる点がある場合は、フィードバックの送信もできます。
以上で、アプリでのSGEの設定は完了です。
パソコンでSGEを利用する場合は、GoogleのChromeブラウザを開き、Search Labsにアクセスします。この時、必ずGoogleアカウントにログインしていることを確認しましょう。
アクセスすると「SGEを有効にすると、検索時に表示されることがあります」と書かれた画面が出てくるので、そのままスイッチを「ON」にします。
あとはChrome内で、通常のGoogle検索のように検索キーワードを打ち込むだけです。検索する際、日本版は米国版に比べてまだSGEで対応できる検索キーワードが少ないのが現状です。したがって、日本版でSGEを試す際は、まずは簡単な検索キーワード(「アメリカの首都は?」「太陽が昇る方角は?」など)を入れて様子を見るとよいでしょう。
なお現時点では、Chrome以外のブラウザでSGEを利用することはできないため、注意が必要です。
Googleが提供するビジネス向けのクラウドサービス「Google Workspace」上では、今のところSGEを利用することはできません。Google WorkspaceでSearch Labsにアクセスしても「現在、お使いのアカウントではSearch Labsはご利用いただけません」と表示されるだけです。
SGE類似のサービスであるBardについて見ると、Bardもリリース当初はGoogle Workspace上では利用できませんでした。しかし、今ではGoogle Workspaceのアプリ設定にある「早期アクセスアプリ」をONにすることで利用可能になっています。
このことから、SGEもいずれはBardのように設定することで利用できるようになる可能性があります。
現在はまだ試験運用中のSGEですが、今後SGEが主流になればSEOにもさまざまな影響を及ぼすでしょう。
そこで、SGEがSEOに影響すると考えられる点について解説します。また、SEOとして何を対策すべきかについても説明します。
SGEが検索ツールとして当たり前に利用されるようになれば、Webサイトの評価基準にも変化が訪れる可能性があります。SGEの場合は生成AIによるまとまった回答がトップに表示されるため、ユーザーはWebサイトを訪れることなく、ゼロクリックリサーチで済ませる可能性があるためです。
表示されたWebサイトにユーザーが訪問する機会が減れば、Googleとしては、Webサイトを適切に評価することが困難になるでしょう。したがってGoogleは、従来のSEOの基準とは異なるかたちでWebサイトを評価するようになるかもしれません。
SGEが主流になった場合、Webサイトの評価基準が変わる可能性があるため、SGEに沿ったSEOが求められるでしょう。そこで、まずは生成AIへの対策が必要となります。
SGEでの回答は生成AIによって作成・表示されるため、自社のWebサイトが生成AIに選ばれ、リンクとして表示されるかが問題になるはずです。生成AIによって回答と共に自社サイトのリンクが表示されれば、Googleからの評価も高まるでしょう。またゼロクリックリサーチだけでは満足しないユーザーからの、訪問のチャンスも増えると考えられます。
SGEが主流になると、ユーザーの検索体験の変化が、Webサイトへの訪問回数や売上に影響する可能性があります。生成AIが表示した回答だけを見て情報収集を終わらせるユーザーが増えれば、その分、検索結果に表示されたWebサイトを一つずつ見ていくユーザーは減ると考えられるためです。
SGE導入後においても、Webサイトへの集客、新規顧客獲得を継続するためには、生成AIがトップに表示してくれるようなWebサイト作りが必要になるでしょう。生成AIがどのような回答をするか分析し、生成AIに評価されるWebサイトを作ることで、検索ユーザーの目にとまりやすくなり、訪問回数の維持・向上が期待できます。
SGEでは、ユーザーの口コミやレビュー、評価の重要性がさらに増すと予想されます。生成AIが回答を作成するに当たっては、ユーザーの口コミやレビューも重要な判断基準となると考えられるからです。
これまでも重要な判断基準の一つでしたが、SGE導入後はさらに口コミやレビュー対策を実施し、商品やサービスに対する高評価を増やす努力が必要となると考えられます。
SGEでは、ユーザーの検索体験の変化がもたらす影響に備えるために、検索以外の別のマーケティング施策も並行して進める必要があります。例えば、各種SNS(X、Instagram、TikTokなど)におけるWebマーケティングにも力を入れることで、検索流入以外からも多くのユーザーを取り込むことが可能です。SGEにより従来の検索における顧客獲得が多少減ったとしても、検索以外からの訪問回数を増やすことができていれば、売上の減少を防ぐことができます。
なお、こうしたマーケティング施策を同時並行で進めなければならないのは、従来のSEOでも同じです。SGE導入後も、これまで通りの多様なマーケティング施策を並行し、顧客獲得につなげましょう。
最後に、SGE導入後のSEOのポイントや、SGE対策で求められることを解説します。SGEでは検索流入が減少する恐れもあるため、リスクヘッジとして他のマーケティング施策も同時並行で進めていくことも大切です。Web広告など、集客やリード獲得に役立つその他の施策も紹介しますので、今後のマーケティングのご参考にしてください。
SGE導入後も、SEOを意識しながらユーザーニーズを満足させる良質なコンテンツ制作を続けることが大切です。SGEに組み込まれた生成AIは、専門性の高い良質な記事をピックアップして表示すると考えられるためです。自社サイトがトップに表示されれば、ユーザーの訪問回数の増加につながります。SGEにおいても、従来通り良質なコンテンツ制作が必要なことに変わりはありません。
またSGEの本格導入後に、自社サイトをこれまでよりもさらに評価してもらうためには、AIが作成した回答よりも詳細かつ分かりやすいコンテンツを作成することが大切です。AIの回答だけでは満足しないユーザーがいることを想定しながら、当該検索キーワードでユーザーは何を求めているのかを分析し、ユーザーが訪れたくなるようなWebサイトを作る必要があります。こうした対策は、従来のSEOと似ている部分も大きいです。
Webサイト運営を担当する方の中には、AIが組み込まれた新たなサービスが登場するに当たり、現状のSEO施策に不安を覚えている方も多いかもしれません。またSGEに備えて、これまでのSEOをさらにブラッシュアップしたいと考えている方もいるでしょう。
ジオコードでは、猛スピードで変わりゆくSEOの最新情報を常にキャッチし、日々サービスを進化させています。2005年の創業以来19年間にわたって培ってきたWebマーケティングの経験と知識を生かし、SGEにも素早い対応が可能です。これまでSEOを行ってきたWebサイトは4,625以上。SGEの特徴をいち早く分析し、各サイトにあったSEOをご提供します。
先述の通り、SGE対策ではSGEの特徴を踏まえつつ、SEOと同様の対策を講じることが大切です。SGE対策においても、良質で信頼できるコンテンツが求められることは今までと変わらないといえます。また同時に、要約しやすいことも求められるはずです。SGEでは生成AIが複合的な回答をトップに表示するため、内容をまとめやすいWebサイトが選ばれる可能性があります。
さらには情報の網羅性も求められるでしょう。とはいえどのWebサイトにも書かれているような情報を単に網羅しただけのコンテンツでは、他社をリードできません。そこで、そのWebサイトにしかないオリジナリティを含めることも求められます。
例えば「他のWebサイトより図解が見やすい・文章が読みやすい」「他のWebサイトには書かれていない情報を得られる」といったように、自社ならではの強みを生かしたコンテンツ作りが大切です。オリジナリティを追求することは、先に述べた「信頼性」の話にもつながります。
Web広告とは、SNSやメール、インターネット上の各メディアに掲載する広告を指します。Web広告のメリットは、ユーザーの属性や検索履歴などから趣味嗜好に合った広告を表示できる点です。ユーザーの興味を引く広告によって、Webサイトへの訪問率をアップさせられます。
Web広告の特徴は、広告の種類が豊富にあることです。マーケティングにおいては、目的やターゲット層に応じて適切な広告を選択することが求められます。
適切なWeb広告を選択するためには、まず、Webサイトの運用目的やターゲットを明確に設定することが必要です。商品やサービスに関するコンテンツを漠然としたイメージのまま作るのではなく、何のために運用するのか、どういった人に向けてアプローチしていくかを具体的に決めることが、ユーザーにリーチしやすいWeb広告につながります。目的とターゲットが明確に定まったら、Web広告の種類の選択、広告の目標値の設定、広告の作成などを行っていきましょう。
メールマーケティングとは、メルマガ配信などを通してユーザーを自社サイトへ誘導する手法です。
メールマーケティングのメリットは、ユーザーからの検索流入を待つのではなく、企業側から定期的にターゲットへ向けて情報発信できる点です。また、紙のダイレクトメールを郵送するより、低コストで実施できることも強みです。
メールマーケティングでは、メールを受け取った人だけの割引特典を送ったり、お得な情報を送ったりといった工夫をすることで、ユーザーの行動促進につながります。
メールを配信する際には、適度な送信間隔を心がけましょう。あまりにも頻繁に送信すると、迷惑メールやスパムメールと間違われ、かえってイメージダウンにつながります。また、送信するメールの内容は毎回同じ内容にするのではなく、都度最新の情報を送るようにしてください。ユーザーの興味を引き、行動促進につながりやすくなります。
SNSマーケティングとは、X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSに自社の公式アカウントを作成し、定期的に情報発信することで、Webサイトへの訪問や購買を誘導する手法です。
情報発信をすればすぐWebサイトへの訪問や商品の購買、サービスの利用につながりやすい点が、SNSマーケティングの魅力です。SNSのアカウントのフォロワーは、自社サイトの商品やサービスに興味や好意を持っている傾向にあるため、情報を受け取ってもらいやすく、行動も起こしてもらいやすいでしょう。
また情報が拡散されやすい点も、SNSマーケティングの利点です。フォロワーが自社の発信する情報を気に入れば、シェア機能を使って自分のフォロワーに広めてくれ、それを見たフォロワーがさらに別のフォロワーにシェアしてくれる可能性があります。シェアされればされるほど、情報は幅広いユーザーに拡散されていきます。
さらにSNSでは、アカウントを通して企業とユーザーが双方向の会話をできるので、ユーザーの声をダイレクトに拾いやすく、サービス向上につなげやすいといった特徴もあります。
YouTubeでは、自社サイトの商品やサービスに関する動画を投稿し、動画概要欄にURLを記載することで、ユーザーの訪問を促進できます。
動画の内容に興味を持ったユーザーは、すぐに詳細を知りたい、購入したいという気持ちになっています。概要欄にURLを記載し、そこから直接サイトにアクセスしてもらうことで、購入につながるかもしれません。
YouTubeでのマーケティングでは、動画の内容を充実させることはもちろん、概要欄の記載を工夫することも大切です。概要欄にWebサイトのトップページだけを記載するのではなく、商品やサービスごとに分けてURLを記載するなど、ユーザーが概要を把握しやすくなるように工夫しましょう。また期間限定割引など、Webサイトを訪れたことで得られるお得な情報も載せると、ユーザーの行動促進につながります。
YouTubeで新しい動画を作成した際は、他のSNSでも共有し、宣伝することもポイントです。それにより多数のユーザーに届けやすく、認知拡大が期待できます。
ホワイトペーパーとは、企業が自社サービスや特定の分野のノウハウについてまとめた資料です。Webサイトなどにホワイトペーパーを設置し、ダウンロードと引き換えにユーザーの情報を提供してもらうことで、見込み顧客の情報を獲得します。その性質から、ホワイトペーパーはBtoBマーケティングにおいて使われることが多いです。
ホワイトペーパーは、自社でしか作れない専門性とオリジナリティが重要です。企業が念入りに調査を行い、蓄積した情報やアンケート結果から資料を作成することで、ユーザーにダウンロードしてもらいやすくなります。またしっかりと調査した信頼性の高い資料を作れば、GoogleからのSEO上の評価も得やすくなります。
SGEは現時点ではまだ試験運用段階ですが、今後正式に導入されれば、Google検索のユーザー行動を変える可能性があります。したがって自社サイトの運営の際は、SGEの特徴を踏まえた対策が必要です。
SGE導入後の対策としては、生成AIが作成・表示する回答やリストに選ばれるようなコンテンツ作りが重要になってきます。ユーザーが検索するワードについて、具体的で分かりやすく、信頼性の高い情報を提供できるWebサイト作りを目指しましょう。つまり、SGE対策においても、これまで自社で培ってきたSEOのノウハウを生かすことが重要です。
SGE導入後のSEOに不安を感じているWeb担当の方や、自社のSEOが最適なのか分からないとお悩みの方は、ぜひジオコードへご相談ください。現状のSEO施策を根本から見直すためのセカンドオピニオンとして、それぞれのWebサイトに合った施策をご提案します。タグやキーワードの検索ボリューム解析や、競合サイトの状況も比較する「内部状況比較調査」などの他、自社サイトならではのオリジナリティ追求も可能です。詳しい内容を知りたい方は、まずは資料請求をご検討ください。