ペンギンアップデートとは?基本から対策まで解説します
2019年8月20日
東証スタンダード上場企業のジオコードが運営!
SEOがまるっと解るWebマガジン
更新日:2022年 11月 16日
【監修】株式会社ジオコード SEO事業 責任者
栗原 勇一
サジェストとは簡単に言ってしまえば「予測変換」のようなもので、ページ作成時や記事作成時にキーワードを選定する際、参考になるものです。
サジェストはWeb関連の用語では基本的なものですが、今一度、概要や仕組み、活用方法を確認していきましょう。
また、SEOについて動画で学びたい!という方のために、動画セミナーをご用意しています。
あわせてご覧ください。
▼人気の動画はこちら
目次
Googleサジェスト(現名称はGoogleオートコンプリート)とは、検索した際、よく一緒に検索される、関連性の高いキーワードも同時に表示される仕組みのことを指します。 例えば「新宿」と入力すると「新宿観光」や「新宿 カフェ」などが候補として表示されます。
この時表示されるキーワードを、サジェストキーワードと呼びます。
「サジェスト」という言葉は、提案する、連想させる、といった意味を持っています。
ただ検索を助けてくれるだけでなく、ユーザーがどんなことに興味や関心をもっているかも教えてくれる、とても便利な機能といえます。
サジェストは現在、GoogleやYahoo!といった検索エンジン、及びYouTubeやAmazonなどの動画・ネットショッピングサイトなどにも採用されている機能です。
サジェストとよく似た機能で、「オートコンプリート」というものがあります。
サジェストは検索キーワードを含む、よく検索される候補を自動で表示させる機能です。
オートコンプリートもパッと見は同じ機能に見えますが、こちらは過去に自分が入力したキーワードを記憶し、再入力の手間を省く機能です。
サジェストが検索場所や頻度、検索ボリュームから自動で生成されるのに対し、オートコンプリートは自身の検索履歴から候補を表示させる機能になります。
ですがGoogleでは自動で候補を表示する機能を「Googleオートコンプリート(旧Googleサジェスト)といいます。
名称が紛らわしくて、こんがらがりそうですね……。
ここでは「Googleオートコンプリートの仕組み」について解説します。
前述のサジェスト×オートコンプリートのような機能と認識いただければと思います。
サジェスト(オートコンプリート)機能により検索窓に検索候補のキーワードが表示される仕組みを、Googleは以下のように説明しています。
Google では、人気度や類似性などの要因に基づいて検索候補を表示します。検索候補を選択すると、そのキーワードを使用して検索が行われます。”
引用:Google検索ヘルプ
“検索候補は、人間の関与なしにアルゴリズムによって自動生成されます。このアルゴリズムは次のような特性を備えています。
・他のユーザーが過去にそのキーワードを検索した頻度など、複数の要因に基づいています。
・ウェブ上のさまざまな情報を反映するように設計されています。多くの人気トピックに関連する予測が表示される場合があります。”
このことから、Googleのルール(アルゴリズム)により生成されていることがわかります。
Googleは、サジェストキーワードを生成する際に備える特性として、下記のような要素があると挙げています。
検索ボリュームとは、対象のキーワードが検索された回数です。
多くのユーザーに検索されるキーワードは、それだけニーズの高い情報と判断されます。
検索エンジンを利用するユーザーの使用言語や住んでいる居住地によっても、サジェストキーワードは変化します。
日本に居住している人が日本語で検索した場合、表示されるサジェストが英語であったり、検索した場所から遠い地域のものが表示される可能性は低くなります。
※例えば、東京で「ラーメン」と検索窓に入力した場合、「ラーメン 新宿」「ラーメン 池袋」などのサジェストが表示され、「ラーメン 北海道」などのサジェストは通常表示されないはずです。
Googleはその時入力したキーワードだけでなく、以前に検索したキーワードもまた、ユーザーが求めている情報であると判断しています。
そのため、以前検索したキーワードもサジェストに表示されやすくなるのです。
これがいわゆるオートコンプリートです。
メリットは大きく分けて下記2点です。
・アクセスの増加
・ブランディングの強化
それぞれ説明しますね。
サジェストに表示されるキーワードはニーズにマッチしていて、クリックされやすい傾向にあります。
「サジェストのクリック先」で上位表示できていればアクセス増を見込めます。
みたいな活用法が考えられますね。
自社の社名やサービス、または、コンテンツやブログ記事に含まれるキーワードがサジェストされれば、クリック率の上昇につながるプラスの要素だと判断できます。
例えば「フットサルシューズ」と検索すると「フットサルシューズ ナイキ」や「フットサルシューズ ミズノ」といったメーカーを含むサジェストが表示されます。
これは一目瞭然、大きなアドバンテージになりますね!
ですが、サジェストがかえってマイナスの影響を与えてしまう場合もあります。
例えば会社名で検索した時、サジェストに「ブラック」と表示されたら…
考えるだけで怖いですよね。
次のセクションでネガティブな影響に対する対処法を解説いたします。
もし、ネガティブなキーワードがサジェストに表示されるようになってしまった場合、そのキーワードをサジェスト上から削除したいと考えますよね?
サジェストから削除されるケースは、基本的に以下の2つだと言われています。
・Googleが対象のキーワードを削除対象として認識し、削除する
・Google側に削除申請を行い削除してもらう
基本的にサジェストされるキーワードはGoogleのアルゴリズムによるものなので、容易に削除できるというわけではありません。
ただし、プライバシーの侵害や名誉棄損などの権利侵害にあった場合は、Googleサジェストにおける削除理由になりますので、削除申請を行いましょう。
サジェスト削除申請ページはこちら
https://support.google.com/legal/contact/lr_legalother?product=searchfeature
サジェストキーワードは検索すれば確認できますが、その場合、ユーザーの趣向などが結果に反映されてしまう上に、時間も手間もかかります。
そこでこの項目では、手軽にサジェストキーワードを抽出して収集することができるツールをご紹介します。
「サジェストキーワード一括DLツール」は、表示されたサジェストキーワードをCSV形式でダウンロードできます。
Googleのほかにも、Yahoo!やAmazon、Youtubeのサジェストキーワードも取得することが可能です。
KOUHO.JPは、検索したサジェストキーワードのリストをコピーすることができます。
また、Amazonや楽天、はてな連想語、Twitter共起語など、様々なサイトのサジェストキーワード抽出が可能となっています。
URL: https://kouho.jp/
goodkeywordは、サジェストキーワードをまとめてテキストエディタなどに貼り付けることができるツールです。
また、検索時のトレンドのデータも確認できるので、対象となるキーワードのニーズを知ることができます。
OMUSUBI(おむすび)は、サジェストキーワードを表示するとともに、対象のキーワードをマインドマップで表示してくれます。
また、一番検索が多いサジェストキーワードは色付きで表示されるので、視覚的にわかりやすいです。
URL: http://omusubisuggest.appspot.com/
サジェストはユーザーのニーズを知ることができ、それに関連したキーワードの情報を得ることができる便利な機能です。
ニーズのあるキーワードを知ることは、サイトのコンテンツやブログ記事などを制作する際に重要な要素となります。
対策したいキーワードや作成したいコンテンツに困ったら、サジェストを調査方法の一つに採用してみてください。
もちろんサジェストに基づいたコンテンツの作成や対策がすべてではありません。
上位表示されているサイトの分析や自社の強みの訴求など、サイトを成功させるには様々な観点からの改善が必要です。
とは言えゴールは同じで、ユーザー第一のコンテンツを作ることです。
それの助けとなるように、是非サジェストを活用してみてくださいね。
またWebマーケティングにおいて、「対応方法が分からない」「自分でやるのは難しい」とお悩みの方には、 コンサルティングも実装も可能なジオコードにご相談ください。
以下から当社のサービス資料もダウンロードいただけます。