アンケート作成時にやってしまいがちな失敗とうまく作るコツ
2020年6月30日
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更新日:2023年 01月 04日
【監修】株式会社ジオコード SEO事業 責任者
栗原 勇一
皆さんは「UGC」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
生活の中で情報を得る際に、SNSなどを活用している方はご存知の方も多いと思います。
企業が商品やサービスをプロモーションする際には費用がかかります。商品やサービス、企業の規模によってさまざまですが、プロモーションにかける費用は極力減らしたいと考えるのはどの企業も同じはずです。
そんな中、最近注目されているのが「UGC」です。
「UGC」の意味やメリット、さらには活用するうえでの注意点などを説明していきます。
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目次
UGCとは「User Generated Contents」の略になります。
企業ではなく一般のユーザーによって作成されたコンテンツのことです。
具体的には、SNSの投稿や画像、さらにはブログなどの、ユーザー自らが情報を発信しているメディアにおいて作成されることが多いことが特徴となります。
これは、企業が作成した写真や文章よりも一般のユーザーの投稿の方が信憑性が高く、また、自分が商品を購入したときのことを想像しやすいというユーザー心理を捉えたプロモーションで、近年では、このUGCをビジネスに活用する企業が増加傾向にあり、注目度が高まっています。
上記のようにユーザーによって投稿されたり、その投稿された記事に対する感想やレビューなど全てが「UGC」となります。
皆さんが情報を得たり、発信したりと最近では身近な存在になってきています。
例えば、企業側がプロモーションを行う際にモデルやタレントを使って広告を出稿します。
その場合、確かに一見綺麗に見えますが、一般のユーザーはモデルやタレントのようにはいかないと考える人も少なくありません。
そんな人達は一般のユーザーが着ている洋服などの写真、画像を見て、自分が着た際のイメージを想像します。
そして、そのイメージを膨らますことで購買意欲が高まり、購入に繋がるケースが多くなります。
他にもソーシャルメディアなどで情報を検索するユーザーが増加したことにより、TwitterやInstagramでのフォロワーや拡散によって、多くの人に情報伝達されるようになったことで、
プロモーションをユーザー自らが行ってくれることもあります。
このような口コミに関しては、購買心理に大きく関わる結果に繋がりやすいため、近年、企業が行うプロモーションにおいて重要性が高まっています。
UGCを活用するうえで一番わかりやすい方法としては、SNSを利用して情報を発信してもらうということです。
例えば、Instagramを用いたSNSのキャンペーンがそのひとつになります。
具体例を挙げると、昨今日本ではスニーカーブームが再来していると言われており、レアスニーカーなどを販売する場合にInstagramのアカウントをフォローしてもらい、ハッシュタグを付けて投稿してもらうことでスニーカーの購入権利を得られるようにしているショップがあります。
このような工夫をすることも重要な要素であり、ユーザーに拡散をしてもらえるチャンスを広げているといえます。
さらに、どのような方法で購入権利を得られるかをわかりやすく伝えることで正確な情報を発信してもらえることにも繋がります。
このスニーカーの例だけではありませんが、UGCを活用することで、ユーザーがプロモーションを行ってくれるように誘導することができるようになります。
このように、ユーザーにSNSを利用して情報発信、拡散してもらう仕組みづくりを考えることがUGCの活用では重要になります。
UGCを活用することで以下の2点のメリットがあります。
商品の購入やサービスの導入を検討している新規ユーザーの場合、企業が行うプロモーションを参考にするよりも、既存ユーザーが実際に商品を使用して感じたことを書いている口コミやレビューの方が参考になることもあります。
例えば洋服の場合、モデルが着ている画像を見るよりも一般のユーザーが着ている画像を見たり、そのユーザーの商品に対する感想やコメントを見ることで自分がその洋服を購入して着たときのイメージをより鮮明にすることができます。
このように商品購入後の自分の姿をより具体的にイメージさせることで、企業側は新規ユーザーに商品やサービスを身近に感じてもらうことができるようになります。
例えば動画投稿サイトなどで、ユーザーが同じ企業の従来製品と新製品を比べて実際に使用した感想をアップしているケースがあります。
その際に企業側としては、想定していないようなよい情報が発信されることも少なくありません。
そういった情報を新たなプロモーション戦略に活かすこともできるようになります。
逆に「ここを改善して欲しい」などといった意見があれば、今後の商品開発の際の参考にもなりますので、ユーザーの意見を収集するという観点からみてもメリットがあります。
UGCを活用する際には以下の3点に注意する必要があります。
UGCはユーザーが独自に発信する情報となるため、必ずしも良い情報ばかりが発信される訳ではありません。
批判のコンテンツが発信された場合には、商品やサービスのプロモーションを行う上でマイナスに働いてしまうこともありので、企業としては早急に対応する必要があります。商品やサービスに関する情報に関しては、常にウォッチすることが重要です。
ユーザーの中には商品やサービスの情報を正しく理解しないまま、情報を発信してしまう人も存在します。
したがって企業側としては正しい情報が発信されるように、ユーザーが理解しやすいコンテンツを作成する必要があります。
さらに常にチェックを行い、間違った情報を発信したユーザーに対しては紳士的に対応することで正しい情報へ導くことができるようになります。
例えば、商品によっては写真をSNSにアップする、拡散することが著作権の侵害にあたる可能性があります。
また、ユーザーが投稿した写真に第三者が写っており、その投稿を企業側が拡散したとします。
この写りこんでいた当人から肖像権の侵害でクレームの連絡が来てしまうなど、訴訟に発展するケースもあります。
悪気なく行った施策であっても権利侵害によって訴訟などのトラブルに発展することもありますので、UGCを活用する場合に、企業側は権利侵害に十分に配慮する必要があります。
最近ではSNSなどの検索から商品やサービスの購入や利用を検討するユーザーが増えてきています。
実際に利用したことのあるユーザーの口コミやレビューなどは、新たに購入を検討しているユーザーに取っての情報源になります。
企業がUGCを活用するには、実際に商品やサービスを利用したユーザーに対して興味や関心を引くために何をすればよいか?また、ユーザーが作成したコンテンツを活かし、どのようにプロモーション活動を行っていけばよいか?という点に配慮することが重要になります。
近年ではSNSの利用者が急増していますので、今後のプロモーション活動には必要不可欠になってくるでしょう。
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