レスポンシブデザインとは?基本的な仕組みと対応方法を解説
2019年12月9日
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更新日:2022年 06月 07日
【監修】株式会社ジオコード Web制作事業 責任者
高松 建太郎
色にはそれぞれ心理的に働きかけるイメージや効果があります。それらを知ることにより、より伝わり効果的なデザインをすることができます。
例えば、カイロのような体を温める製品はパッケージのメインカラーを赤系の色に、反対に体を冷やす冷却スプレーなどには青系の色を使っている物をよく見かけます。仮にカイロと冷却スプレーのパッケージのカラーが逆だった場合ユーザーは逆のイメージを持ち、戸惑ってしまいます。
ではなぜ戸惑ってしまうのでしょうか?
これは赤系の色には温かいイメージ、青系の色には冷たいイメージを持っているからです。これにより無意識のうちにパッケージを見た瞬間、温かい商品なのか冷たい商品なのかを判断しているのです。
このように色によって心理的に与えるイメージが全く違います。間違った伝わりかたをしないように適切な色を選ぶことが重要です。
ここでは代表的な11色について紹介していきます。
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赤は、情熱的でエネルギーを感じさせる色です。やる気がない時、エネルギーを補充したいときに惹かれる色でもあります。一方で警告色でもあり危険を訴えかける色です。
一見ネガティブに聞こえますが、視覚的に訴える力が一番強い色だと言われており、目立たせたい箇所にワンポイントとして使うと効果的です。
ピンクは、柔らかさや女性らしさ、味覚の甘さを感じさせる色で、女性に最も好まれる色の一つです。色にはプラスイメージ、マイナスイメージがありますがピンクはマイナスイメージが少ないという特徴があります。
また、赤と白が混ざった色のため赤と同じく目を引きやすい色です。
・かわいい
・甘い
・幸せ
・女性らしさ
・柔らかさ
・幸福感
・至福
・愛情
・ハート
・優しさ
・可憐
・恋
・子供っぽい
・いやらしさ
オレンジは、温もりを感じさせ親しみやすく年齢や性別に関係なく万人受けする色です。勇気を与えてくれる効果もあり、不安やプレッシャーを和らげてくれます。
さらに、オレンジには食欲を増進する効果もあり、飲食店の店内やWebデザインによく取り入れられています。
青は、クールさや神秘的、穏やかさを感じさせる色です。青を見るとセロトニン(幸せホルモン)を分泌させ、興奮を沈め人を落ち着かせる効果もあります。
また、青は平和の象徴の色となっており国際連合の旗のメインカラーとして使われています。
黄色は、明るく希望を感じさせ、活動的なイメージを与える色です。有彩色の中で一番明るく、視覚的に訴える力の強い色です。暗い中でも認識しやすく、注意を促す色のため標識などにも使われています。
また、精神的にストレスを抱えている時は黄色にイライラを感じるようなので注意が必要です。
緑は、自然を想像させ、安心感や癒しを与えてくれる色です。また、新鮮さをイメージさせることもでます。中間色のため様々な色と調和する事ができ使い勝手が良いです。
欧米では、死、毒などイメージさせる色でもあるので注意が必要です。
紫は、他の色以上に見る人によって受ける印象が変化する色です。高貴、上品なイメージや謎めいていて神秘的な印象を与えます。
一方で海外では不気味、下品などのイメージを持っている人が多いとされているので注意が必要です。
茶は、大地や木など自然を感じさせ落ち着いた印象を与えます。大人なイメージがあり、伝統や歴史を感じさせる効果もあります。
モダンやアンティークなデザインをしたい時に用いると効果的です。
白は、清潔感や純粋、高潔なイメージを与える色です。色の中で最も明るい色で、どんな色にも合わせる事ができます。
また、膨張色のため空間を広く感じさせる効果もあります。
灰色は上品で落ち着いた印象を与えます。様々な色に合わせる事ができる柔軟性の高い色です。メインではなくベースの色として使用すると全体が安定しやすいです。
シックなデザインにしたい時には一度使ってみると良いです。
黒は、威厳や重厚さ、高級感を与える色です。他の色と組み合わせやすく、白と反対色で収縮色なため、周りの色を引き締め際立たせる効果があります。
また、黒には不吉なイメージも多くあるので使い方には少し注意が必要です。
色から連想されるイメージで広く一般化しているものを、色の象徴性といいます。トイレで青と赤と言われると男子トイレと女子トイレを想像すると思います。この連想が色の象徴性です。
この、色の象徴性は単色だけではなく三色旗の色など複数の色を使った場合に起こる事もあります。
また、国や地域によっても連想するものに差がある場合があります。日本では赤いフルーツと言われるとリンゴを思い浮かべる人も多いと思います。しかし、国によっては青リンゴを想像する人が多いようです。
色の連想は、企業活動や商品戦略にも深く関わっています。企業理念や姿勢をイメージとして伝えるロゴマークなどにも、使われる色にも意味がある事が多いです。例えば、企業のロゴで赤は活動的なイメージを青は信頼感や堅実なイメージなどです。他にも、緑茶のパッケージはお茶の茶葉をイメージする緑、ブラックコーヒーは名前の通り黒い缶に入っている、などがあります。
色には、柔らかい印象を与える色と、硬い印象を与える色があります。その一番の要因はは明度です。明度が高い色ほど柔らかい印象を感じやすく、明度が低いほど硬い印象に感じやすくなります。
また、暖色系の方がやや柔らかく、寒色系の方がやや硬い印象になりやすいです。
しかし、最も明度の高い白は柔らか良い印象にはなりません。
色の重さにも明度が大きく関わっています。同じ大きさ、同じ重さのものでも色によって重量感がことなります。明度が高く明るい色は軽そうに見え、明度が低くて暗い色ほど重そうに見えます。
また、明度が同じなら色相や彩度が違っていても重量感はあまり変わりません。
一番軽いと感じる色は白で、一番重いと感じる色は黒です。
色には興奮感を与える色と、反対に気持ちを落ち着かせる色があります。これには色相と彩度が深く関わっています。暖色系で彩度が高い色ほど興奮感を与え、気持ちを昂らせます。反対に寒色系で彩度の低い色ほど沈静感を与え、気持ちを落ち着かせます。
色の中には、派手な印象の色と地味な印象の色があります。一般的に、彩度が高く鮮やかな色ほど派手になり、彩度が低いほど地味になります。暖色系の色でも彩度が低ければ地味な印象に、寒色系の色でも彩度が高くなれば派手な印象となります。
世の中の殆どの物には色があり私たちは色に囲まれて生活しています。
その色一つ一つが人の心を動かしていると考えると色選びの重要性を感じますね。
上記のことを踏まえるとデザインや物選びもより楽しくなります。
また「どうすればいいのか分からない」「自分で作成するのは難しい」など、Webサイト制作でお悩みの方はお気軽にご相談ください。